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公開番号
2025011985
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114477
出願日
2023-07-12
発明の名称
ブレーキ監視装置、ブレーキ監視システムおよびブレーキ監視プログラム
出願人
ナブテスコ株式会社
代理人
個人
主分類
B60T
17/22 20060101AFI20250117BHJP(車両一般)
要約
【課題】ブレーキ機構の動作回数を精度よくカウントする技術を提供する。
【解決手段】ブレーキ監視装置100は、ブレーキ指令取得部102と、ブレーキ圧取得部104と、判定部108と、カウント部110とを備える。ブレーキ指令取得部102は、ブレーキ機構の制動状態およびブレーキ機構の緩解状態のうちの一方を指令するブレーキ指令を取得する。ブレーキ圧取得部104は、ブレーキ指令に応じて制御される流体圧制御弁14と、流体の圧力に応じて動作するブレーキ機構と、の間の流路におけるブレーキ圧を取得する。判定部108は、制動指令を取得し、かつ、取得されたブレーキ圧が所定の閾値以上である場合に、制動状態であると判定する。判定部108は、緩解指令を取得し、かつ、取得されたブレーキ圧が閾値未満である場合に、緩解状態であると判定する。カウント部110は、判定結果に基づき、ブレーキ機構の動作回数をカウントする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両を制動させるブレーキ機構の制動状態および前記ブレーキ機構の緩解状態のうちの一方を指令するブレーキ指令を取得するブレーキ指令取得部と、
前記ブレーキ指令に応じて制御される流体圧制御弁と、流体の圧力に応じて動作するブレーキ機構と、の間の流路における流体の圧力であるブレーキ圧を取得するブレーキ圧取得部と、
前記制動状態を指令する前記ブレーキ指令である制動指令を取得し、かつ、取得された前記ブレーキ圧が所定の閾値以上である場合に、前記制動状態であると判定し、前記緩解状態を指令する前記ブレーキ指令である緩解指令を取得し、かつ、取得された前記ブレーキ圧が前記閾値未満である場合に、前記緩解状態であると判定する判定部と、
前記判定部による判定結果に基づき、前記ブレーキ機構の動作回数をカウントするカウント部と、
を備えるブレーキ監視装置。
続きを表示(約 2,600 文字)
【請求項2】
前記ブレーキ圧取得部は、前記流体圧制御弁と前記ブレーキ機構との間の流路に設けられる滑走制御弁であって、前記車両が前記ブレーキ機構により制動されている間に車輪の滑走が生じた際に前記流体を排出して前記ブレーキ圧を低下させることで前記滑走の解消を行う前記滑走制御弁と、前記ブレーキ機構と、の間の流路における流体の圧力を、前記ブレーキ圧として取得する、
請求項1に記載のブレーキ監視装置。
【請求項3】
車輪の滑走検知情報を取得する滑走検知情報取得部をさらに備え、
前記判定部は、前記緩解指令を取得しておらず、かつ、前記滑走検知情報を取得し、かつ、前記ブレーキ圧が前記閾値未満である場合に、前記緩解状態であると判定する、
請求項2に記載のブレーキ監視装置。
【請求項4】
前記滑走制御弁は、前記流体の前記ブレーキ機構への供給を制御する供給弁と、前記流体の排出を制御する排出弁とを含み、
前記判定部は、前記滑走検知情報取得部が前記滑走検知情報を取得し、かつ、取得した前記ブレーキ圧の時間変化が所定値未満の増減であれば保持状態と判定し、前記滑走検知情報取得部が前記滑走検知情報を取得し、かつ、取得した前記ブレーキ圧の時間変化が前記所定値以上の減少であれば排出状態と判定し、前記滑走検知情報取得部が前記滑走検知情報を取得しない場合には供給状態と判定し、
前記カウント部は、前記判定部による前記保持状態と前記供給状態と前記排出状態との判定結果に基づいて、前記供給弁の動作回数と、前記排出弁の動作回数と、をさらにカウントする、
請求項3に記載のブレーキ監視装置。
【請求項5】
取得された前記ブレーキ圧に関する情報と、カウントされた前記ブレーキ機構の前記動作回数とを対応付けた第1情報を生成する第1生成部をさらに備える、
請求項1から4のいずれか一項に記載のブレーキ監視装置。
【請求項6】
前記制動状態の継続時間と、カウントされた前記ブレーキ機構の動作回数とを対応付けた第2情報を生成する第2生成部をさらに備える、
請求項1から4のいずれか一項に記載のブレーキ監視装置。
【請求項7】
前記ブレーキ機構は、前記ブレーキ圧を有する流体が供給されて作動するブレーキシリンダと、前記流体圧制御弁を介さずに前記流路とは異なる流路から供給された流体の圧力で作動するばねブレーキシリンダとを有し、
前記ばねブレーキシリンダを作動させて前記車両を駐車させる駐車制動指令と、前記ばねブレーキシリンダを緩める駐車緩解指令と、を含む駐車ブレーキ指令を取得する駐車ブレーキ指令取得部と、
前記ばねブレーキシリンダに供給される流体の圧力である駐車ブレーキ圧を取得する駐車ブレーキ圧取得部と、をさらに備え、
前記判定部は、前記駐車制動指令を取得し、かつ、取得された前記駐車ブレーキ圧が所定の第2閾値未満である場合に、前記制動状態であると判定し、前記駐車緩解指令を取得し、かつ、取得された前記駐車ブレーキ圧が前記第2閾値以上である場合に、前記緩解状態であると判定する、
請求項1から4のいずれか一項に記載のブレーキ監視装置。
【請求項8】
ブレーキ監視装置と、ブレーキ機構と、記憶装置と、を含むブレーキ監視システムであって、
前記ブレーキ監視装置は、
車両を制動させるブレーキ機構の制動状態および前記ブレーキ機構の緩解状態のうちの一方を指令するブレーキ指令を取得するブレーキ指令取得部と、
前記ブレーキ指令に応じて制御される流体圧制御弁と、流体の圧力に応じて動作するブレーキ機構と、の間の流路における流体の圧力であるブレーキ圧を取得するブレーキ圧取得部と、
前記制動状態を指令する前記ブレーキ指令である制動指令を取得し、かつ、取得された前記ブレーキ圧が所定の閾値以上である場合に、前記制動状態であると判定し、前記緩解状態を指令する前記ブレーキ指令である緩解指令を取得し、かつ、取得された前記ブレーキ圧が前記閾値未満である場合に、前記緩解状態であると判定する判定部と、
前記判定部による判定結果に基づき、前記ブレーキ機構の動作回数をカウントするカウント部と、を備え、
前記車両は複数の車輪を有し、
前記ブレーキ機構は、前記ブレーキ機構の識別情報と、前記複数の車輪のうちの前記ブレーキ機構が設置された車輪を示す第1設置位置情報とを記憶するICタグを有し、
前記記憶装置は、前記ブレーキ機構の識別情報と、前記ブレーキ機構が現在設置されている車輪を示す第2設置位置情報と、を対応づけて記憶し、
前記ブレーキ監視装置は、前記ICタグに記憶された情報と、前記記憶装置に記憶された情報と、を取得する情報取得部をさらに備え、
前記判定部は、前記第1設置位置情報と前記第2設置位置情報とが一致するか否かを判定し、
前記カウント部は、前記判定部が前記第1設置位置情報と前記第2設置位置情報とが一致しないと判定した場合、以後の前記ブレーキ機構の動作回数を以前の前記ブレーキ機構の動作回数とは別にカウントする、
ブレーキ監視システム。
【請求項9】
車両を制動させるブレーキ機構の制動状態および前記ブレーキ機構の緩解状態の一方を指令するブレーキ指令を取得するステップと、
前記ブレーキ指令に応じて制御される流体圧制御弁と、流体の圧力に応じて動作するブレーキ機構と、の間の流路における流体の圧力であるブレーキ圧を取得するステップと、
前記制動状態を指令する前記ブレーキ指令である制動指令を取得し、かつ、取得された前記ブレーキ圧が所定の閾値以上である場合に、前記制動状態であると判定し、前記緩解状態を指令する前記ブレーキ指令である緩解指令を取得し、かつ、取得された前記ブレーキ圧が前記閾値未満である場合に、前記緩解状態であると判定するステップと、
前記判定するステップにおける判定結果に基づき、前記ブレーキ機構の動作回数をカウントするステップと、
をコンピュータに実行させるためのブレーキ監視プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブレーキ監視装置、ブレーキ監視システムおよびブレーキ監視プログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
鉄道車両や自動車などの車両を制動させるブレーキ機構は、消耗状態に応じてメンテナンスや交換の時期を管理することが求められる。従来、ブレーキ機構の消耗状態の判断には、使用年数を用いることが一般的であった。また、例えば、特許文献1には、空気ブレーキ装置の稼動回数、稼動時のブレーキ力変更回数、動作時間、摩擦ブレーキ力と車両速度の時間積分値等の稼動履歴をブレーキ稼動履歴記録部に記録して、稼動ブレーキ装置決定部はブレーキ稼動履歴記録部を参照することにより稼動実績の少ない空気ブレーキ装置を優先して稼動させるように車両を決定する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-035933号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ブレーキ機構の消耗状態の判断に使用年数を用いる場合、ブレーキ機構の使用状況によっては消耗状態に差が出てしまう。ブレーキ機構の動作回数をカウントすることで、ブレーキの消耗状態を判断することも考えられるが、特許文献1に記載の技術では、ブレーキ機構の動作回数をどのようにカウントするか開示されていない。
【0005】
上記課題を鑑みて、本発明の目的は、ブレーキ機構の動作回数を精度よくカウントする技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様のブレーキ監視装置は、車両を制動させるブレーキ機構の制動状態および前記ブレーキ機構の緩解状態のうちの一方を指令するブレーキ指令を取得するブレーキ指令取得部と、前記ブレーキ指令に応じて制御される流体圧制御弁と流体の圧力に応じて動作するブレーキ機構との間の流路における流体の圧力であるブレーキ圧を取得するブレーキ圧取得部と、前記制動状態を指令する前記ブレーキ指令である制動指令を取得し、かつ、取得された前記ブレーキ圧が所定の閾値以上である場合に、前記制動状態であると判定し、前記緩解状態を指令する前記ブレーキ指令である緩解指令を取得し、かつ、取得された前記ブレーキ圧が前記閾値未満である場合に、前記緩解状態であると判定する判定部と、前記判定部による判定結果に基づき、前記ブレーキ機構の動作回数をカウントするカウント部と、を備える。
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のある態様のブレーキ監視システムは、ブレーキ監視装置と、ブレーキ機構と、記憶装置と、を含むブレーキ監視システムであって、前記ブレーキ監視装置は、車両を制動させるブレーキ機構の制動状態および前記ブレーキ機構の緩解状態のうちの一方を指令するブレーキ指令を取得するブレーキ指令取得部と、前記ブレーキ指令に応じて制御される流体圧制御弁と、流体の圧力に応じて動作するブレーキ機構と、の間の流路における流体の圧力であるブレーキ圧を取得するブレーキ圧取得部と、前記制動状態を指令する前記ブレーキ指令である制動指令を取得し、かつ、取得された前記ブレーキ圧が所定の閾値以上である場合に、前記制動状態であると判定し、前記緩解状態を指令する前記ブレーキ指令である緩解指令を取得し、かつ、取得された前記ブレーキ圧が前記閾値未満である場合に、前記緩解状態であると判定する判定部と、前記判定部による判定結果に基づき、前記ブレーキ機構の動作回数をカウントするカウント部と、を備え、前記車両は複数の車輪を有し、前記ブレーキ機構は、前記ブレーキ機構の識別情報と、前記複数の車輪のうちの前記ブレーキ機構が設置された車輪を示す第1設置位置情報とを記憶するICタグを有し、前記記憶装置は、前記ブレーキ機構の識別情報と、前記ブレーキ機構が現在設置されている車輪を示す第2設置位置情報と、を対応づけて記憶し、前記ブレーキ監視装置は、前記ICタグに記憶された情報と、前記記憶装置に記憶された情報と、を取得する情報取得部をさらに備え、前記判定部は、前記第1設置位置情報と前記第2設置位置情報とが一致するか否かを判定し、前記カウント部は、前記判定部が前記第1設置位置情報と前記第2設置位置情報とが一致しないと判定した場合、以後の前記ブレーキ機構の動作回数を以前の前記ブレーキ機構の動作回数とは別にカウントする。
【0008】
本発明のある態様のブレーキ監視プログラムは、車両を制動させるブレーキ機構の制動状態および前記ブレーキ機構の緩解状態の一方を指令するブレーキ指令を取得するステップと、前記ブレーキ指令に応じて制御される流体圧制御弁と、流体の圧力に応じて動作するブレーキ機構と、の間の流路における流体の圧力であるブレーキ圧を取得するステップと、前記制動状態を指令する前記ブレーキ指令である制動指令を取得し、かつ、取得された前記ブレーキ圧が所定の閾値以上である場合に、前記制動状態であると判定し、前記緩解状態を指令する前記ブレーキ指令である緩解指令を取得し、かつ、取得された前記ブレーキ圧が前記閾値未満である場合に、前記緩解状態であると判定するステップと、前記判定するステップにおける判定結果に基づき、前記ブレーキ機構の動作回数をカウントするステップと、をコンピュータに実行させるためのブレーキ監視プログラムである。
【0009】
なお、以上の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、プログラム、プログラムを記録した一時的なまたは一時的でない記憶媒体、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ブレーキ機構の動作回数を精度よくカウントする技術を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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