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公開番号2025011594
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023113792
出願日2023-07-11
発明の名称誤り率測定装置及び誤り率測定方法
出願人アンリツ株式会社
代理人弁理士法人有我国際特許事務所
主分類H04L 1/00 20060101AFI20250117BHJP(電気通信技術)
要約【課題】入力信号の誤り率測定の測定条件に関する設定を行うための設定画面を表示し、設定画面に入力された測定条件に応じて、所望の目標信頼性レベルを得られる測定時間の算出結果を表示することができる誤り率測定装置及び誤り率測定方法を提供する。
【解決手段】誤り率測定装置は、DUTからの入力信号の誤り率の測定条件に関する設定を行うための設定画面50を表示する表示部と、設定画面50に入力された測定条件に基づいて測定時間を算出する処理部と、を備え、設定画面50は、目標信頼性レベルを入力するための目標信頼性レベル入力部60と、伝送速度を入力するための伝送速度入力部52,59と、目標誤り率を入力するための目標誤り率入力部53a,53bと、測定時間中の想定エラー数を入力するための想定エラー数入力部54と、測定時間を表示する測定時間表示部58a,58bと、を含む。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
被測定物(200)からの入力信号の誤り率を測定する誤り率測定装置(1)であって、
前記誤り率の測定条件に関する設定を行うための設定画面(50)を表示する表示部(42)と、
前記入力信号の測定時間を算出する処理部(30)と、を備え、
前記設定画面は、
目標信頼性レベルを入力するための目標信頼性レベル入力部(60)と、
前記入力信号の伝送速度を入力するための伝送速度入力部(52,59)と、
前記入力信号の目標誤り率を入力するための目標誤り率入力部(53a,53b)と、
前記入力信号の前記測定時間中の想定エラー数を入力するための想定エラー数入力部(54)と、
前記入力信号の前記測定時間を表示する測定時間表示部(58a,58b)と、を含み、
前記処理部は、前記設定画面に入力された、前記目標信頼性レベル、前記伝送速度、前記目標誤り率、及び前記想定エラー数に基づいて、前記目標信頼性レベルを与える前記測定時間を算出することを特徴とする誤り率測定装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記処理部により算出された前記測定時間にわたって前記入力信号の誤り率を算出する誤り率算出部(25)を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の誤り率測定装置。
【請求項3】
前記伝送速度入力部は、
前記誤り率の測定単位を入力するための測定単位入力部(52)と、
前記入力信号のボーレートを入力するためのボーレート入力部(59)と、を含み、
前記処理部は、前記ボーレートを前記測定単位に応じた前記伝送速度に変換する伝送速度変換部(37)を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の誤り率測定装置。
【請求項4】
前記測定単位は、ビット、シンボル、フリット、又はコードワードのいずれかであることを特徴とする請求項3に記載の誤り率測定装置。
【請求項5】
被測定物(200)からの入力信号の誤り率を測定する誤り率測定方法であって、
前記誤り率の測定条件に関する設定を行うための設定画面(50)を表示部(42)に表示する設定画面表示ステップ(S11)と、
目標信頼性レベル、前記入力信号の伝送速度、前記入力信号の目標誤り率、及び前記入力信号の測定時間中の想定エラー数を前記設定画面に入力する入力ステップ(S12)と、
前記設定画面に入力された、前記目標信頼性レベル、前記伝送速度、前記目標誤り率、及び前記想定エラー数に基づいて、前記目標信頼性レベルを与える前記測定時間を算出する処理ステップ(S14)と、
前記処理ステップにより算出された前記測定時間を表示する測定時間表示ステップ(S15)と、を含み、
前記設定画面は、
前記目標信頼性レベルを入力するための目標信頼性レベル入力部(60)と、
前記伝送速度を入力するための伝送速度入力部(52,59)と、
前記目標誤り率を入力するための目標誤り率入力部(53a,53b)と、
前記想定エラー数を入力するための想定エラー数入力部(54)と、
前記測定時間を表示する測定時間表示部(58a,58b)と、を含むことを特徴とする誤り率測定方法。
【請求項6】
前記測定時間表示ステップにより表示された前記測定時間にわたって前記入力信号の誤り率を算出する誤り率算出ステップ(S17)を更に含むことを特徴とする請求項5に記載の誤り率測定方法。
【請求項7】
前記伝送速度入力部は、
前記誤り率の測定単位を入力するための測定単位入力部(52)と、
前記入力信号のボーレートを入力するためのボーレート入力部(59)と、を含み、
前記処理ステップは、前記ボーレートを前記測定単位に応じた前記伝送速度に変換する伝送速度変換ステップ(S13)を含むことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載された誤り率測定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被測定物から入力される信号の誤り率を測定する誤り率測定装置及び誤り率測定方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
以前から誤り率測定装置(Bit Error Rate Tester:BERT)において誤り率(エラーレート)の測定が行われている(例えば、特許文献1~3参照)。誤り率の測定は、被測定物である各種の通信機器の性能を評価する際の非常に重要な解析手段となっている。
【0003】
実際のシステムで発生するエラーのほとんどはランダムノイズによるものであり、ランダムな時間でエラーが発生する。また、Decision Feedback Equalizer(DFE)を使用しているシステムでは、ランダムなエラーがバーストエラーとなる可能性がある。
【0004】
このため、通常ビット誤り率(Bit Error Rate:BER)の信頼性の評価は、下記の式(1)で定義される信頼性レベル(Confidence Level)を用いて、E≧1の条件で行われる。ここで、式(1)の信頼性レベルCLは、目標とするBER(目標BER)よりもシステムの真のBERが小さくなる確率を示す。
【0005】
TIFF
2025011594000002.tif
18
162
【0006】
なお、式(1)において、
N:ビットレート[bit/s]×測定時間[s](測定ビット数)
BER

:目標BER
E:想定エラー数
である。
【0007】
事前定義された目標BERに対して、所望の信頼性レベルCLを実現するために必要な測定時間は、所望の信頼性レベルCLやビットレートによって異なる。例えば、エラーフリー測定時にE=0とするときはBER

とCLが与えられれば式(1)をNについて解くのは簡単だが、E≧1のとき式(1)をNについて解くことは数学的にとても難しく現実的ではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第6818056号公報
特開2007-155457号公報
特表2017-538367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
つまり、特許文献1~3に開示されたような従来の誤り率測定装置は、想定エラー数Eが1以上のとき、要求される信頼性レベルを実現するために、測定時間をどの程度の長さにする必要があるのかを自動的に評価することができなかった。
【0010】
実際には、ユーザが設定する測定時間のステップは1秒若しくは0.1秒ステップであり、数学的に厳密的に測定時間を求める必要性はない。例えば、ビットレート=32Gbit/s、BER

=1E-10、E=2のとき、測定時間に対する信頼性レベルCLは、図9のグラフに示すようになる。例えばCL=95%のときの測定時間はおおよそ1.967秒程度だが、現実的には2秒(CL=95.36%)の精度で十分である。
(【0011】以降は省略されています)

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