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公開番号
2025011375
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113435
出願日
2023-07-11
発明の名称
エレベーターのかご制御装置
出願人
三菱電機ビルソリューションズ株式会社
代理人
弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類
B66B
3/00 20060101AFI20250117BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】素子の温度を精度良く推定することのできるエレベーターのかご制御装置を提供する。
【解決手段】本開示に係るエレベーターのかご制御装置は、電源投入後、所定の運転を継続した時の時間と対象素子の温度上昇との関係を示す第1の時間対温度上昇データと、電源投入後、休止モードを継続した時の時間と対象素子の温度上昇との関係を示す第2の時間対温度上昇データと、所定の運転を継続後、休止モードを継続した時の時間と対象素子の温度下降との関係を示す第1の時間対温度下降データと、を記憶したデータ記憶部と、運転と休止の時間に応じて、第1の時間対温度上昇データ、第2の時間対温度上昇データ及び第1の時間対温度下降データを、温度を基準にして連結することにより温度上昇値を推定する温度推定部と、推定された温度上昇値に温度測定部で測定された周囲温度を加算した値を対象素子の温度として算出する制御部と、を備えたものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
所定時間エレベーターが利用されないと、かごの扉を閉じた状態でかご内の照明及びファンを停止させる休止モードを備えたエレベーターのかご制御装置において、
電源投入後、所定の運転を継続した時の時間と対象素子の温度上昇との関係を示す第1の時間対温度上昇データと、
電源投入後、休止モードを継続した時の時間と前記対象素子の温度上昇との関係を示す第2の時間対温度上昇データと、
所定の運転を継続後、休止モードを継続した時の時間と前記対象素子の温度下降との関係を示す第1の時間対温度下降データと、
を記憶したデータ記憶部と、
運転と休止の時間に応じて、前記データ記憶部に記憶された前記第1の時間対温度上昇データ、前記第2の時間対温度上昇データ及び前記第1の時間対温度下降データを、温度を基準にして連結することにより温度上昇値を推定する温度推定部と、
装置の周囲温度を測定する温度測定部と、
前記温度推定部で推定された温度上昇値に前記温度測定部で測定された周囲温度を加算した値を前記対象素子の温度として算出する制御部と、
を備えたエレベーターのかご制御装置。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記対象素子の温度が基準値を超えた場合に休止モードに移行する請求項1に記載のエレベーターのかご制御装置。
【請求項3】
前記データ記憶部は、所定の運転を継続後、主電源がOFFしている時の時間と前記対象素子の温度下降との関係を示す第2の時間対温度下降データをさらに記憶しており、
前記主電源がOFFした時に、既設の停電制御回路を利用することにより主電源OFF期間を計測し、
前記温度推定部は、主電源の復帰時に、前記主電源OFF期間と、前記第2の時間対温度下降データとを用いて前記対象素子の温度を補正する請求項1または請求項2に記載のエレベーターのかご制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、算出された前記対象素子の温度と動作時間に基づいて当該対象素子の残寿命を予測する請求項1または請求項2に記載のエレベーターのかご制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、エレベーターのかご制御装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の電解コンデンサーの残寿命の予測算出としては、特開2010-038671号公報にあるように、製品内で最も寿命の短い電解コンデンサーの近傍に温度センサーを設け、所定のサンプリング区間毎の電解コンデンサー近傍温度および温度補正により、製品の残寿命を予測算出する構成が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-038671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の電解コンデンサーの残寿命の予測算出では、最も寿命が短い電解コンデンサーを特定する必要があるが、エレベーターのかご制御装置では、複数の電源回路などの熱源があり、運転モードやオプション仕様などによっては、各回路の発熱量が異なり、最も寿命が短い素子を特定することは困難であるといった問題点があった。
【0005】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされた。本開示の目的は、素子の温度を精度良く推定することのできるエレベーターのかご制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るエレベーターのかご制御装置は、所定時間エレベーターが利用されないと、かごの扉を閉じた状態でかご内の照明及びファンを停止させる休止モードを備えたエレベーターのかご制御装置において、電源投入後、所定の運転を継続した時の時間と対象素子の温度上昇との関係を示す第1の時間対温度上昇データと、電源投入後、休止モードを継続した時の時間と対象素子の温度上昇との関係を示す第2の時間対温度上昇データと、所定の運転を継続後、休止モードを継続した時の時間と対象素子の温度下降との関係を示す第1の時間対温度下降データと、を記憶したデータ記憶部と、運転と休止の時間に応じて、データ記憶部に記憶された第1の時間対温度上昇データ、第2の時間対温度上昇データ及び第1の時間対温度下降データを、温度を基準にして連結することにより温度上昇値を推定する温度推定部と、装置の周囲温度を測定する温度測定部と、温度推定部で推定された温度上昇値に温度測定部で測定された周囲温度を加算した値を対象素子の温度として算出する制御部と、を備えたものである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、素子の温度を精度良く推定することのできるエレベーターのかご制御装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係るエレベーターのかご制御装置を示す図である。
通常運転モード時の温度上昇を示す熱モデル式のグラフである。
休止運転モード時の温度上昇を示す熱モデル式のグラフである。
休止運転モード時の温度下降を示す熱モデル式のグラフである。
実施の形態1における温度上昇値の推定例を示す図である。
主電源がOFF時の温度下降を示す熱モデル式のグラフである。
実施の形態2における温度上昇値の推定例を示す図である。
実施の形態1における演算装置の機能を実現する構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、説明を簡略化または省略する。以下に示す実施の形態に示した構成は、本開示に係る技術的思想の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本開示に記載の複数の技術的思想を組み合わせることも可能である。また、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略または変更することも可能である。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るエレベーターのかご制御装置を示す図である。図1に示すように、実施の形態1に係るエレベーターのかご制御装置は、インバーター素子1と、インバーター素子1に接続されたドアモータ2と、第一電解コンデンサー3と、第二電解コンデンサー4と、第三電解コンデンサー5と、各素子の温度を推定算出する演算装置6と、遠隔装置7と、ドア制御用の第一制御電源8と、第一制御電源8に接続される負荷α9と、ドア以外の機器を制御するための第二制御電源10と、第二制御電源10に接続される負荷β11と、バッテリーから生成される第三制御電源12と、停電灯14と、停電時に停電灯14を点灯させたるための停電灯制御回路13と、各素子の温度を記憶させる記憶装置15とを備える。記憶装置15は、第三制御電源12より電源供給される。
(【0011】以降は省略されています)
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