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公開番号
2025011314
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2024185850,2020563291
出願日
2024-10-22,2019-12-24
発明の名称
熱可塑性樹脂組成物及びそれを用いた光学部材
出願人
三菱瓦斯化学株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
101/00 20060101AFI20250116BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】可視光をカットし、かつ赤外光透過性を有する熱可塑性樹脂組成物を提供する。
【解決手段】熱可塑性樹脂と、色材とを含む、熱可塑性樹脂組成物であって、波長894nmにおける屈折率が1.60以上であり、厚さが1mmの場合の前記熱可塑性樹脂組成物において、波長380nm~630nmにおける透過率の最大値が0%超1.00%以下であり、かつ、波長840nm~940nmにおける平均透過率が80%以上である、熱可塑性樹脂組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
熱可塑性樹脂と、
色材
とを含む、熱可塑性樹脂組成物であって、
波長894nmにおける屈折率が1.60以上であり、
厚さが1mmの場合の前記熱可塑性樹脂組成物において、波長380nm~630nmにおける透過率の最大値が0%超1.00%以下であり、かつ、波長840nm~940nmにおける平均透過率が80%以上である、
熱可塑性樹脂組成物。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記熱可塑性樹脂は、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、及びポリエステルカーボネート樹脂からなる群より選択される樹脂を含む、請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。
【請求項3】
前記熱可塑性樹脂は、モノマーとして、下記一般式(I)、一般式(II)、及び一般式(III)で表される化合物からなる群より選択されるジオール化合物を含む、請求項2に記載の熱可塑性樹脂組成物。
TIFF
2025011314000020.tif
53
170
(一般式(I)中、
R
1
~R
4
は、それぞれ独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、炭素数1~6のアルキル基、または、酸素原子、窒素原子及びイオウ原子から選択されるヘテロ環原子を含んでいてもよい炭素数6~20のアリール基、炭素数2~6のアルケニル基、炭素数1~6のアルコキシ基、又は炭素数7~17のアラルキル基を表し、
p、q、rおよびsは、それぞれ独立して0~4の整数を表し、
Rは、
TIFF
2025011314000021.tif
24
165
であり、
ここでiは0~10の整数を表し、iiは1~10の整数を表し、iiiは1~10の整数を表す。)
TIFF
2025011314000022.tif
48
164
(一般式(II)中、
R
6
及びR
7
はR
1
~R
4
と同義であり、
n及びmは、0~5の整数を表し、
Yは炭素数1~5のアルキレン基を表し、
n1及びn2は、各々独立に、0~10の整数を表す。)
TIFF
2025011314000023.tif
47
164
(一般式(III)中、
R
8
及びR
9
はR
1
~R
4
と同義であり、
a及びbは、0~4の整数を表し、
Yは炭素数1~5のアルキレン基を表し、
n1及びn2は、各々独立に、0~10の整数を表す。)
【請求項4】
前記色材が、緑色顔料、赤色顔料、黄色顔料、及び紫色顔料のうち少なくとも1種を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の熱可塑性樹脂組成物。
【請求項5】
前記色材が、アントラキノン系顔料、ペリノン系顔料、メチン系顔料、イソインドリン系顔料、フタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料、アゾ系顔料、及びレーキ顔料のうち少なくとも1種を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の熱可塑性樹脂組成物。
【請求項6】
厚さが1mmの場合の前記熱可塑性樹脂組成物において、波長380nm~630nmにおける透過率の最大値が0%超0.8%以下である、請求項1~5のいずれか1項に記載の熱可塑性樹脂組成物。
【請求項7】
厚さが1mmの場合の前記熱可塑性樹脂組成物において、波長380nm~630nmにおける透過率の最大値が0%超0.5%以下である、請求項1~6のいずれか1項に記載の熱可塑性樹脂組成物。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載の熱可塑性樹脂組成物を含む、光学レンズ。
【請求項9】
請求項1~7のいずれか1項に記載の熱可塑性樹脂組成物を含む、赤外線カメラ用レンズ。
【請求項10】
請求項1~7のいずれか1項に記載の熱可塑性樹脂組成物を含む、生体認証カメラ用レンズ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱可塑性樹脂組成物、より詳細には、高屈折材を含む熱可塑性樹脂組成物、及び当該熱可塑性樹脂組成物を用いた光学レンズに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
赤外線カメラや赤外線センサーは、物体の温度変化に伴い物体から放射される赤外線を赤外線量の変化として可視化するためのものであり、可視光線などで検出する場合と比較して、暗所での動作安定性を有する。赤外線カメラや赤外線センサーは、医療分野における診断、建築物や電気設備などの劣化を発見するための非破壊検査、安全保障分野における暗視カメラ、金融機関ATMや空港などにおける生体認証カメラなどの個人認証などに広く用いられている。
【0003】
一般に、赤外線カメラや赤外線センサーは、赤外線を検出する装置として、シリコン半導体などの半導体を搭載している。しかしながら、このような半導体は、赤外線のみならず可視光線も検出する。したがって、赤外線カメラ/センサー用レンズに用いる材料には、赤外線を検出し、かつ可視光線をカットするという特性が求められる。
【0004】
従来、カメラ、フィルム一体型カメラ、ビデオカメラ等の各種カメラの光学系に使用される光学素子の材料として、光学ガラスあるいは光学用樹脂が使用されてきた。このうち、赤外線を検出し、かつ可視光線をカットする光学用樹脂として、ビスフェノールA-ポリカーボネート等による可視光線カット材料が知られており、赤外線透過フィルターなどに用いられている(特許文献1~3)。
【0005】
しかしながら、高屈折材を含む熱可塑性樹脂組成物、及び当該熱可塑性樹脂組成物を用いた光学レンズは知られていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開昭55-62410号公報
国際公開2015/056734号公報
特公昭62-53801号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
可視光をカットし、かつ赤外光透過性を有する材料として、高屈折材を含む熱可塑性樹脂組成物、及び当該樹脂組成物を用いた光学レンズの開発が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、可視光をカットし、かつ赤外光透過性を有する光学レンズ用材料として、熱可塑性樹脂と色材とを含む熱可塑性樹脂組成物を開発し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明は、下記の実施形態を含む。
【0010】
(1)熱可塑性樹脂と、色材とを含む、熱可塑性樹脂組成物であって、
波長894nmにおける屈折率が1.60以上であり、
厚さが1mmの場合の前記熱可塑性樹脂組成物において、波長380nm~630nmにおける透過率の最大値が0%超1.00%以下であり、かつ、波長840nm~940nmにおける平均透過率が80%以上である、
熱可塑性樹脂組成物。
(【0011】以降は省略されています)
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