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公開番号2025011287
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2024182458,2022572310
出願日2024-10-18,2021-05-27
発明の名称船舶デュアル燃料エンジンのガス供給ポンプ
出願人ヒョンデ ヘビー インダストリーズ カンパニー リミテッド
代理人個人,個人
主分類F02M 59/28 20060101AFI20250116BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】シリンダの独立駆動が可能な船舶デュアル燃料エンジンのガス供給ポンプに関する。
【解決手段】ガス供給ポンプは、回転駆動が可能なカムシャフト、カムシャフトの長手方向に沿って一定の間隔を空けて備えられ、カムシャフトの中心から偏心した形を有する複数のカムノーズ、それぞれのカムノーズに密着して備えられるカムローラ、カムローラの一方側に隣り合って備えられるドライブ軸及びピストン及びピストンの直線往復運動に伴い液化ガスを加圧して吐出する液化ガス圧縮装置を含んでなり、カムシャフトの回転時に、カムノーズがピストンの圧縮方向に移動するとピストンが圧縮され、カムノーズがピストンの圧縮解除方向に移動するとピストンの圧縮が解除され、カムローラはカムノーズから選択的に離隔可能であり、カムローラとカムノーズとの離隔時にカムノーズの回転駆動力はピストンに伝達されない。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回転駆動が可能なカムシャフト;
前記カムシャフトの長手方向に沿って一定の間隔を空けて備えられ、カムシャフトの中心から偏心した形を有する複数のカムノーズ;及び
前記複数のカムノーズのそれぞれに対応してそれぞれが備えられ、ガス供給ポンプの駆動時に液化ガスを吐出する液化ガス吐出用の複数のシリンダユニット;を含んでなり、
前記複数のシリンダユニットのそれぞれは、
対応するカムノーズに密着して備えられるカムローラ;
前記カムローラの一方側に隣り合って備えられるドライブ軸及びピストン;
前記ピストンが内部空間を直線往復運動するシリンダ;及び
前記ピストンの直線往復運動に伴い液化ガスを加圧して吐出する液化ガス圧縮装置;を含み、前記カムシャフトの回転に伴い前記対応するカムノーズが回転移動して前記ピストンの直線往復運動が引き起され、;さらに
カムシャフトの回転時に、前記カムローラを前記対応するカムノーズから離隔させ、前記対応するカムノーズの回転駆動力が前記ピストンに伝達されない、カムローラとカムノーズの間の離隔状態を保持する離隔機構を含み、
前記複数のシリンダユニットは、第1シリンダユニットと第2シリンダユニットを有し、前記ガス供給ポンプの駆動時において、前記第1シリンダユニットの駆動と前記第2シリンダユニットの前記離隔機構による非駆動の並行制御が可能であることを特徴とする船舶デュアル燃料エンジンのガス供給ポンプ。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記複数のシリンダユニットのそれぞれは、
1つのカムシャフトにドライブ軸が直交する方向に並んで配列され、カムシャフトのカムノーズとドライブ軸との間にカムローラが備えられることを特徴とする請求項1に記載の船舶デュアル燃料エンジンのガス供給ポンプ。
【請求項3】
カムノーズの回転中心はカムシャフトの回転中心と同一であり、カムノーズの半径はカムシャフトの半径より小さく、カムシャフトの回転時にカムノーズに密着したカムローラは一定の距離内で直線往復運動することを特徴とする請求項1に記載の船舶デュアル燃料エンジンのガス供給ポンプ。
【請求項4】
カムシャフトの回転によってカムノーズが垂直方向を基準に90度の角度に位置したときにカムローラはピストンにより液化ガスが圧縮される方向に移動し、カムシャフトの回転によってカムノーズが270度の角度に位置したときにカムローラはピストンにより液化ガスが圧縮解除される方向に移動することを特徴とする請求項1に記載の船舶デュアル燃料エンジンのガス供給ポンプ。
【請求項5】
前記複数のシリンダユニットのそれぞれは、
カムローラ及びドライブ軸を一体型で連結する一体型連結部材がさらに備えられ、
前記一体型連結部材の一端側にカムローラが収められ、他方側にドライブ軸が装着され、ドライブ軸を囲う形で備えられる圧縮バネが一体型連結部材の内側に固定され、
カムシャフトの回転時にカムノーズに密着したカムローラ及びドライブ軸と一体型連結部材が共に直線往復運動することを特徴とする請求項1に記載の船舶デュアル燃料エンジンのガス供給ポンプ。
【請求項6】
前記複数のシリンダユニットのそれぞれは、
ドライブ軸とピストンとが結合される部位で、
ドライブ軸の一端側に一定の空間を提供する第1収め部と第2収め部が備えられ、第1収め部はドライブ軸の内側方向に位置し、第2収め部はドライブ軸の外側方向に向けて備えられ、
前記第1収め部に慣性モーメント緩衝部材が備えられ、慣性モーメント緩衝部材の露出した一方の面はピストンと密着することを特徴とする請求項1に記載の船舶デュアル燃料エンジンのガス供給ポンプ。
【請求項7】
第2収め部の直径は第1収め部の直径より大きく、第1収め部の直径はピストンの直径に対応し、
第2収め部とピストンとの間の空間にはストッパが嵌め込まれ、前記ストッパはピストン及び第2収め部の内径に密着して備えられてピストンが回転することを防止することを特徴とする請求項6に記載の船舶デュアル燃料エンジンのガス供給ポンプ。
【請求項8】
ドライブ軸とピストンとの結合部位に当該結合部位を保護するためのクランプが備えられることを特徴とする請求項6に記載の船舶デュアル燃料エンジンのガス供給ポンプ。
【請求項9】
前記液化ガス圧縮装置は、
圧縮対象液化ガスを吸入バルブに供給する液化ガス供給流路と、
液化ガス供給流路から液化ガスを吸入し、ピストンの圧力が加えられると吸入された液化ガスを吐出バルブ側に供給する吸入バルブと、
吸入バルブから供給された液化ガスを加圧状態で吐出する吐出バルブを含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の船舶デュアル燃料エンジンのガス供給ポンプ。
【請求項10】
液化ガス供給流路の一端はガス供給ポンプの一方側に備えられた液化ガス供給口に連結され、他端は吸入バルブの一方側に備えられた液化ガス吸入口に連結され、
圧縮対象である液化ガスは、液化ガス供給口及び液化ガス供給流路を通って液化ガス吸入口を介して吸入バルブの内部空間に供給されることを特徴とする請求項9に記載の船舶デュアル燃料エンジンのガス供給ポンプ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、船舶デュアル燃料エンジンのガス供給ポンプに係り、より詳しくは、シリン
ダの独立駆動が可能な船舶デュアル燃料エンジンのガス供給ポンプに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
船舶に採用されるデュアル燃料エンジン(dual fuel engine)は天然
ガスや重油を燃料として利用する。FGSS(fuel gas supply sys
tem)はデュアル燃料エンジンに液化ガスを供給する装置である。したがって、高圧ガ
ス噴射方式のデュアル燃料エンジンでは、高圧のガス供給のためのFGSS用高圧ポンプ
が必須として備えられる必要がある。
【0003】
例えば、韓国公開特許第2018-0093403号公報に記載されているようなFG
SS用高圧ポンプは、一般に、1つのクランク軸に複数のシリンダが備えられ、それぞれ
のシリンダに装着されたコンロッド及びピストンがシリンダ内で往復運動して高圧燃料を
圧縮・吐出する方式で駆動される。しかし、このような方式の高圧ポンプの場合、コンロ
ッド及びピストンがクランク軸と構造的に連結されており、シリンダに装着されたコンロ
ッド及びピストンの動作を選択的に制御することができない。そのため、高圧ポンプの故
障や点検に備えるためには、余分の高圧ポンプの設置が余儀なくされる。
【0004】
このように、駆動のための高圧ポンプ以外に余分の高圧ポンプがFGSSに設置される
必要があるため、2台の高圧ポンプを設置するための空間を確保しなければならないだけ
でなく、2台の高圧ポンプの設置に伴い追加的なコストが発生する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前記したような問題点を解決するためになされたものであって、シリンダの
独立駆動が可能な船舶デュアル燃料エンジンのガス供給ポンプを提供することにその目的
がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するための本発明に係る船舶デュアル燃料エンジンのガス供給ポンプは
、回転駆動が可能なカムシャフト、カムシャフトの長手方向に沿って一定の間隔を空けて
備えられ、カムシャフトの中心から偏心した形を有する複数のカムノーズ、それぞれのカ
ムノーズに密着して備えられるカムローラ、カムローラの一方側に隣り合って備えられる
ドライブ軸及びピストン、及びピストンの直線往復運動に伴い液化ガスを加圧して吐出す
る液化ガス圧縮装置、を含んでなり、カムシャフトの回転時に、カムノーズがピストンの
圧縮方向に移動するとピストンが圧縮され、カムノーズがピストンの圧縮解除方向に移動
するとピストンの圧縮が解除され、前記カムローラはカムノーズから選択的に離隔可能で
あり、カムローラとカムノーズとの離隔時にカムノーズの回転駆動力はピストンに伝達さ
れないことを特徴とする。
【0007】
1つのカムシャフトに複数のドライブ軸が直交する方向に並んで配列され、カムシャフ
トのカムノーズとドライブ軸との間にカムローラが備えられる。
【0008】
カムノーズの回転中心はカムシャフトの回転中心と同一であり、カムノーズの半径はカ
ムシャフトの半径より小さく、カムノーズの回転半径はカムシャフトの回転半径に対応し
、カムシャフトの回転時にカムノーズに密着したカムローラは一定の距離内で直線往復運
動する。
【0009】
カムシャフトの回転によってカムノーズが垂直方向を基準に90度の角度に位置したと
きにカムローラはピストンの圧縮方向に移動し、カムシャフトの回転によってカムノーズ
が270度の角度に位置したときにカムローラはピストンの圧縮解除方向に移動する。
【0010】
カムローラ及びドライブ軸を一体型で連結する一体型連結部材がさらに備えられ、前記
一体型連結部材の一端側にカムローラが収められ、他方側にドライブ軸が装着され、ドラ
イブ軸を囲う形で備えられる圧縮バネが一体型連結部材の内側に固定され、カムシャフト
の回転時にカムノーズに密着したカムローラ及びドライブ軸と一体型連結部材が共に直線
往復運動する。
(【0011】以降は省略されています)

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