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公開番号2025011221
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2024177698,2023191214
出願日2024-10-10,2019-11-29
発明の名称ビデオ符号化及び復号のための方法、装置及びコンピュータプログラム
出願人テンセント・アメリカ・エルエルシー
代理人弁理士法人ITOH
主分類H04N 19/11 20140101AFI20250116BHJP(電気通信技術)
要約【課題】フレーム内ブロックコピーモードも用いたビデオ符号化/復号のための方法及び装置を提供する。
【解決手段】受信回路及び処理回路を含むビデオ復号化のための装置において、処理回路は、符号化されたビデオビットストリームから現在符号化中の現在のブロックの予測情報を符号化する。予測情報はフレーム内ブロックコピーモードを指示し、現在のブロックと同じピクチャ内の参照ブロックを指すブロックベクトルを決定する。参照ブロックは、符号化領域に制限され、再構築されたサンプルは参照サンプルメモリにおいてバッファリングされる。符号化領域は、符号化ツリーユニット(CTU)の複数の事前定義領域の一つである。そして、処理回路は、参照サンプルメモリから検索された参照ブロックの再構築されたサンプルに基づいて少なくとも現在のブロックのサンプルを再構築する。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
デコーダが実行する、ビデオを復号する方法であって、
符号化されたビデオビットストリームから現在の符号化領域中の現在のブロックの予測情報を復号するステップであって、前記予測情報はフレーム内ブロックコピーモードを示す、ステップと、
前記現在のブロックと同じピクチャにおける参照ブロックを指し示すブロックベクトルを決定するステップであって、前記参照ブロックは、参照サンプルメモリにおいてバッファリングされた再構築されたサンプルを有する符号化領域内に制限され、前記符号化領域は符号化ツリーユニット(CTU)の複数の事前定義領域の一つである、ステップと、
前記参照サンプルメモリから取得した、前記参照ブロックの前記再構築されたサンプルに基づいて、前記現在のブロックの少なくとも1つのサンプルを再構築する、ステップと、を含む方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本出願は、2019年11月29日にて提出された「METHOD AND APPARATUS FOR VIDEO CODING」であるアメリカ特許出願16/699,235号の優先権を要求し、上記の出願は、2018年11月30日にて提出された「CONSTRAINTS ON REFERENCE BLOCK LOCATIONS FOR INTRA BLOCK COPY」であるアメリカ仮出願第62/774,148号、2019年1月9日にて提出された「INTRA PICTURE BLOCK COMPENSATION BUFFER REUSE WITH NON SQUARE BLOCK PARTITIONS」であるアメリカ仮出願第62/790,454号の優先権を要求し、その全ての内容は参照により援用される。
続きを表示(約 2,400 文字)【0002】
本開示の内容は、一般的にビデオ符号化に関する実施形態を記載する。
【背景技術】
【0003】
本明細書で提供される背景記載は、本開示の内容の背景を総体的に体現することを目的とする。該背景技術部分に記載の作業程度から見れば、現在署名の発明者の作業、及び提出の際に別に従来技術の記載として限定されていない態様について、明確且つ暗黙的に本開示の内容に対する従来技術として認められない。
【0004】
動き補償を有するフレーム間予測を使用してビデオの符号化と復号化を実行することができる。非圧縮のデジタルビデオは一連のピクチャを含み得、各ピクチャは空間次元、例えば、1920×1080の輝度サンプルと関連するクロミナンスサンプルを有する。該一連のピクチャは、例えば、1秒あたり60のピクチャ又は60Hzの固定又は可変のピクチャレート(非正式にはフレームレートとも呼ばれる)を有してもよい。非圧縮のビデオには、高いビットレート要件を有する。例えば、サンプルあたりの8ビットの1080p60 4:2:0ビデオ(60Hzフレームレートでの1920×1080の輝度サンプル解像度)は、1.5Gbit/sに近い帯域幅が必要である。このような1時間のビデオは、600GBを超えるストレージスペースが必要である。
【0005】
ビデオ符号化及び復号化は、圧縮により、ビデオ信号入力における冗長を減少させることを1つの目的とする。圧縮は、以上に言及された帯域幅又は記憶空間に対する要件を減少させることに寄与し、ある状況で、2つ又はより多いオーダーを減少させる。可逆圧縮、非可逆圧縮、及びその組み合わせを利用できる。可逆圧縮は、圧縮された元の信号から元の信号の正確なコピーを再構築できる技術を指す。非可逆圧縮を利用する場合、再構築された信号は元の信号と異なる可能性もあるが、元の信号と再構築された信号との間の歪みは十分に小さいから、再構築された信号は予期の応用に役立つ。ビデオの場合、非可逆圧縮は大幅に応用される。許容の歪み量はアプリケーションに依存し、例えば、テレビ配分アプリケーションのユーザーより、消費者ストリーミング媒体プリケーションのユーザーが高い歪みを許容する。達する圧縮比は、許可/許容可能な歪みが高いほど、圧縮比が高くなることを反映する。
【0006】
ビデオ符号器と復号器は、例えば、動き補償、変換、量子化、エントロピー符号化などを含む幾つかの幅広いカテゴリの技術を利用し得る。
【0007】
ビデオコーデック技術には、フレーム内符号化〔イントラ符号化〕と呼ばれる技術が含まれる。フレーム内符号化では、サンプル値は、以前に再構築された参照ピクチャからのサンプル又は他のデータを参照せずに表現される。一部のビデオコーデックでは、ピクチャは空間的にサンプルブロックに細分される。全てのサンプルブロックをフレーム内モード〔イントラ・モード〕で符号化する場合、そのピクチャはフレーム内ピクチャ〔イントラ・ピクチャ〕であってもよい。フレーム内ピクチャとその派生物(例えば、独立した復号器リフレッシュピクチャ)は、復号器の状態をリセットできるため、符号化されたビデオビットストリームとビデオセッションにおける第1ピクチャ、又は静止ピクチャとして使用し得る。フレーム内ブロック〔イントラ・ブロック〕のサンプルを変換にかけ、エントロピー符号化の前に変換係数を量子化してもよい。フレーム内予測〔イントラ予測〕は、変換前ドメインにおけるサンプル値を最小化する技術であり得る。ある場合には、変換後のDC値が小さいほど、且つAC係数が小さいほど、所定の量子化ステップサイズでエントロピー符号化後のブロックを表すために必要なビットが少なくなる。
【0008】
例えば、MPEG-2代符号化技術から知られている従来のフレーム内符号化は、フレーム内予測を使用しない。しかしながら、新しいビデオ圧縮技術は、例えば、空間的に隣接し且つ復号化順序で先行するデータブロックの符号化/復号化の間に取得したメタデータ及び/又は周囲のサンプルデータを利用する技術を含む。このような技術は、「フレーム内予測」技術と呼ばれる。少なくともある場合では、フレーム内予測は、再構築中の現在のピクチャからの参照データのみを使用し、参照ピクチャからの参照データを使用しない。
【0009】
フレーム内予測には様々な形式がある。所定のビデオ符号化技術に一つよりも多いこのような技術を使用できる場合、使用の技術はフレーム内予測モードで符号化できる。幾つかの場合に、モードはサブモード及び/又はパラメータを有してもよく、サブモード及び/又はパラメータは個別に符号化されるか、モード・コードワード〔符号語〕に含まれてもよい。所定のモード/サブモード/パラメータの組み合わせにどのコードワードを使用するかは、フレーム内予測により符号化効率のゲインに影響を与える可能性があり、コードワードをビットストリームに変換するためのエントロピー符号化技術も符号化効率のゲインに影響を与える可能性がある。
【0010】
フレーム内予測のあるモードはH.264から導入され、H.265で洗練され、さらに、共同の探査モデル(JEM)、多用途ビデオ符号化(VVC)、ベンチマークセット(BMS)などの新しい符号化技術で洗練される。既に利用可能なサンプルに属する隣接するサンプル値を使用して予測値ブロックを形成してもよい。隣接するサンプルのサンプル値は、方向に従って予測値ブロックにコピーされる。使用の方向の参照は、ビットストリームで符号化されるか、それ自体が予測されてもよい。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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