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公開番号2025010930
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023113244
出願日2023-07-10
発明の名称画像形成装置と情報処理装置とそれらの制御方法、及びプリンタドライバと記憶媒体
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250116BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】パンチ済みシートを用いてシート同士を圧着する場合、通常のシートの場合と同様に圧着パターンを形成すると、パンチ部分にも圧着パターンが形成されてトナーが載るため中間転写ベルトや二次転写ベルトが汚れる。
【解決手段】熱圧着によりシート同士の接着が可能な圧着部を搭載可能な画像形成装置であって、前記圧着部が前記画像形成装置に搭載されているかどうか検知する。そして受信した印刷データにシート同士を圧着する設定がなされているかどうか判定し、前記圧着部が搭載されていると検知し、且つシート同士を圧着する設定がなされていると判定すると前記印刷データの印刷設定に基づいて、前記シート同士を圧着するための圧着パターンを生成し、印刷データに基づく画像データと前記圧着パターンとに基づいてシートに画像を形成する。
【選択図】 図10
特許請求の範囲【請求項1】
熱圧着によりシート同士の接着が可能な圧着部を搭載可能な画像形成装置であって、
前記圧着部が前記画像形成装置に搭載されているかどうか検知する検知手段と、
受信した印刷データにシート同士を圧着する設定がなされているかどうか判定する判定手段と、
前記検知手段が前記圧着部が搭載されていると検知し、且つ前記判定手段がシート同士を圧着する設定がなされていると判定すると前記印刷データの印刷設定に基づいて、前記シート同士を圧着するための圧着パターンを生成する生成手段と、
前記印刷データに基づく画像データと前記圧着パターンとに基づいてシートに画像を形成する形成手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記圧着パターンは、前記熱圧着によりシートの接着を可能にする第一記録剤により形成される像のパターンであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記圧着パターンは、前記印刷設定がパンチ穴の設定を含む場合、前記パンチ穴の上下、左右、或いは前記パンチ穴の周辺に形成されるパターンを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記シートのサイズ、前記パンチ穴が配置される前記シートの辺、及び前記パンチ穴の設定に対応する前記圧着パターンの形状を関連付けて記憶する記憶手段を、更に有し、
前記生成手段は、前記印刷設定に基づいて前記記憶手段を参照して前記圧着パターンを生成することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記形成手段は、前記熱圧着によりシートの接着を可能にする第一記録剤により前記圧着パターンを形成し、前記第一記録剤よりシートの接着能力が低い第二記録剤を用いて前記画像データに基づく画像を形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記形成手段により画像が形成されるシートがパンチ済のシートかどうか判定する手段を、更に有し、
前記画像が形成されるシートがパンチ済のシートである場合、前記生成手段は、前記パンチ済のシートのパンチタイプに応じて前記圧着パターンを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
熱圧着によりシート同士の接着が可能な圧着部を搭載可能な画像形成装置に印刷データを送信して印刷させる情報処理装置であって、
前記圧着部が前記画像形成装置に搭載されているかどうか判定する手段と、
前記印刷データの印刷設定を行う設定手段と、を有し、
前記圧着部が前記画像形成装置に搭載されている場合、前記設定手段は、前記印刷設定でシート同士の接着が設定されていると、前記印刷データの印刷に使用するシートとしてパンチ済のシートが選択できないようにすることを特徴とする情報処理装置。
【請求項8】
前記設定手段は前記印刷設定を行う印刷設定画面を表示し、前記圧着部が前記画像形成装置に搭載されている場合、前記印刷設定画面でシート同士の接着が選択されていると、印刷に使用するシートとしてパンチ済のシートを選択する項目をグレーアウトして選択できないようにすることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
熱圧着によりシート同士の接着が可能な圧着部を接続可能な画像形成装置に印刷データを送信して印刷させる情報処理装置であって、
前記圧着部が前記画像形成装置に搭載されているかどうか判定する手段と、
前記印刷データの印刷設定を行う設定手段と、を有し、
前記圧着部が前記画像形成装置に搭載されている場合、前記設定手段は、前記印刷データの印刷に使用するシートとしてパンチ済のシートが設定されていると、印刷されたシートの後処理として前記シート同士の接着が選択できないようにすることを特徴とする情報処理装置。
【請求項10】
前記設定手段は前記印刷設定を行う印刷設定画面を表示し、前記圧着部が前記画像形成装置に搭載されている場合、前記印刷設定画面で、印刷に使用するシートとしてパンチ済のシートが選択されていると、シート同士の接着を選択する項目をグレーアウトして選択できないようにすることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置と情報処理装置とそれらの制御方法、及びプリンタドライバと記憶媒体に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
印刷で使用されるシートの種類として、最初からパンチがされているパンチ済み用紙と、パンチがされていない普通紙がある。パンチ済み用紙に印刷を行う場合、パンチ部分に描画されると転写時にパンチ部分にもトナーが載ることになる。特許文献1には、パンチ部分にトナーが載らないようにパンチ部分の形状を認識し、そのパンチ部分にはトナーが載らないようにマスク処理を行って印刷する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-173110号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
シート同士を圧着する際、シートの接着させたい部分に接着用のトナーを載せ、そのトナーを溶融させることにより、そのトナーの接着力でシート同士を圧着する。このようなシート同士の圧着において、通常のシートを使用する場合は、シートの接着させたい部分に、接着用のトナーを用いて圧着するための帯状の圧着パターンを形成する。
【0005】
一方、パンチ済みシートを用いてシート同士を圧着する場合、通常のシートの場合と同様に圧着パターンを形成すると、パンチ部分にも圧着パターンが形成されてトナーが載るため中間転写ベルトや二次転写ベルトが汚れる。このためクリーニングの回数を多くする必要が生じ作業効率が低下するおそれがある。
【0006】
またパンチ部分など含まない通常のシートを用いて印刷する際、シート同士の圧着設定がされ、且つ、パンチ設定がされていると、圧着パターンによりパンチ穴の近傍にもトナーが付着する。このため、圧着部で圧着パターンに熱を加えたときに、パンチ穴の部分を介して溶融したトナーが漏れることによりシート同士を圧着する圧着部が汚れるおそれがある。
【0007】
本発明の目的は、上記従来技術の課題の少なくとも一つを解決することにある。
【0008】
本発明の目的は、例えば、シートがパンチ穴を含むか、或いは印刷されたシートがパンチ処理される印刷設定がなされている場合に、そのパンチ穴から記録剤が漏れることによるシートや装置の部品の汚れを防止する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る画像形成装置は以下のような構成を備える。即ち、
熱圧着によりシート同士の接着が可能な圧着部を搭載可能な画像形成装置であって、
前記圧着部が前記画像形成装置に搭載されているかどうか検知する検知手段と、
受信した印刷データにシート同士を圧着する設定がなされているかどうか判定する判定手段と、
前記検知手段が前記圧着部が搭載されていると検知し、且つ前記判定手段がシート同士を圧着する設定がなされていると判定すると前記印刷データの印刷設定に基づいて、前記シート同士を圧着するための圧着パターンを生成する生成手段と、
前記印刷データに基づく画像データと前記圧着パターンとに基づいてシートに画像を形成する形成手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、例えば、シートがパンチ穴を含むか、或いは印刷されたシートがパンチ処理される印刷設定がなされている場合に、そのパンチ穴から記録剤が漏れることによるシートや装置の部品の汚れを防止することができるという効果がある。
(【0011】以降は省略されています)

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