TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025010873
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023113153
出願日
2023-07-10
発明の名称
情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
出願人
アズビル株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
F24F
11/46 20180101AFI20250116BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】ユーザの快適性を確保しつつ、エネルギー消費を考慮して室内温度設定値を自動的に運用する。
【解決手段】実施形態に係る情報処理装置100は、センサデータと、温冷感に関する情報とを取得する取得部121と、取得部121によって取得された温冷感に関する情報に基づいて、室内温度の設定値候補を算出する算出部123と、算出部123によって算出された設定値候補ごとに、取得部121によって取得されたセンサデータを用いて、算出部123によって算出された設定値候補を室内温度設定値として空調制御を行った場合における室内環境および消費エネルギーを推定する推定部124と、推定部124によって推定された室内環境と、消費エネルギーと、取得部によって取得された温冷感に関する情報に含まれる温冷感の許容域とに基づいて、室内温度の設定値候補を選択する選択部126とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
センサデータと、温冷感に関する情報とを取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記温冷感に関する情報に基づいて、室内温度の設定値候補を算出する算出部と、
前記算出部によって算出された前記設定値候補ごとに、前記取得部によって取得されたセンサデータを用いて、前記算出部によって算出された前記設定値候補を室内温度設定値として空調制御を行った場合における室内環境および消費エネルギーを推定する推定部と、
前記推定部によって推定された前記室内環境と、前記消費エネルギーと、前記取得部によって取得された前記温冷感に関する情報に含まれる温冷感の許容域とに基づいて、室内温度の設定値候補を選択する選択部と
を有することを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記算出部は、前記取得部によって取得された前記温冷感に関する情報に含まれる温冷感の許容域に対応する温度を室内温度の設定値候補として算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記取得部によって取得された前記温冷感に関する情報に含まれる温冷感の最適値から室内温度の最適値を計算する計算部をさらに有し、
前記算出部は、前記計算部によって計算された前記室内温度の最適値に、所定値を加算または減算して室内温度の設定値候補を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記推定部は、
前記算出部によって算出された前記設定値候補のうち中央値に最も近い設定値候補を対象として推定を行い、前記推定を行った設定値候補よりも値の大きいまたは値の小さい設定値候補を推定対象から除外する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記選択部は、
前記推定部によって推定された前記室内環境に対応する温冷感が、前記取得部によって取得された前記温冷感に関する情報に含まれる温冷感の許容域にある場合、前記温冷感の許容域に対応する設定値候補の内、消費エネルギーが最小の設定値候補を選択する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記選択部は、
前記推定部によって推定された前記室内環境に対応する温冷感が、前記取得部によって取得された前記温冷感に関する情報に含まれる温冷感の許容域にない場合、前記計算部によって計算された室内温度の最適値に最も近い設定値候補を選択する
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記算出部によって算出された前記設定値候補と前記推定部によって推定された室内環境とが一致するか否かを判定する判定部
をさらに有し、
前記推定部は、前記判定部によって一致しないと判定された設定値候補よりも値の大きいまたは値の小さい設定値候補を推定対象から除外する
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項8】
情報処理装置が実行する方法であって、
センサデータと、温冷感に関する情報とを取得する取得工程と、
前記取得工程によって取得された前記温冷感に関する情報に基づいて、室内温度の設定値候補を算出する算出工程と、
前記算出工程によって算出された前記設定値候補ごとに、前記取得工程によって取得されたセンサデータを用いて、前記算出工程によって算出された前記設定値候補を室内温度設定値として空調制御を行った場合における室内環境および消費エネルギーを推定する推定工程と、
前記推定工程によって推定された前記室内環境と、前記消費エネルギーと、前記取得工程によって取得された前記温冷感に関する情報に含まれる温冷感の許容域とに基づいて、室内温度の設定値候補を選択する選択工程と
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項9】
センサデータと、温冷感に関する情報とを取得する取得ステップと、
前記取得ステップによって取得された前記温冷感に関する情報に基づいて、室内温度の設定値候補を算出する算出ステップと、
前記算出ステップによって算出された前記設定値候補ごとに、前記取得ステップによって取得されたセンサデータを用いて、前記算出ステップによって算出された前記設定値候補を室内温度設定値として空調制御を行った場合における室内環境および消費エネルギーを推定する推定ステップと、
前記推定ステップによって推定された前記室内環境と、前記消費エネルギーと、前記取得ステップによって取得された前記温冷感に関する情報に含まれる温冷感の許容域とに基づいて、室内温度の設定値候補を選択する選択ステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、空調機の設定値を自動で変更する技術が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-004480号公報
特開2013-029272号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術では、ユーザの快適性を確保しつつ、エネルギー消費を考慮して室内温度設定値を自動的に運用することができない場合があった。例えば、従来技術では、環境や空調機等の制約下、実現不可能な設定値が設定され、空調機の運転効率の低下により消費エネルギーが増加する場合があった。また、設定された値が、実際にはユーザにとって快適でない場合も少なくない。また、ユーザが快適でないと感じるたびに、自身で温度設定を行う必要がありユーザ負担はいまだ大きい。本発明が解決しようとする課題としては、上述した問題が例として挙げられる。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザの快適性を確保しつつ、エネルギー消費を考慮して室内温度設定値を自動的に運用する情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、センサデータと、温冷感に関する情報とを取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記温冷感に関する情報に基づいて、室内温度の設定値候補を算出する算出部と、前記算出部によって算出された前記設定値候補ごとに、前記取得部によって取得されたセンサデータを用いて、前記算出部によって算出された前記設定値候補を室内温度設定値として空調制御を行った場合における室内環境および消費エネルギーを推定する推定部と、前記推定部によって推定された前記室内環境と、前記消費エネルギーと、前記取得部によって取得された前記温冷感に関する情報に含まれる温冷感の許容域とに基づいて、室内温度の設定値候補を選択する選択部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ユーザの快適性を確保しつつ、エネルギー消費を考慮して室内温度設定値を自動的に運用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示す図である。
図2は、実施形態に係る推定部による処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図3は、実施形態に係る情報処理装置が行う処理を説明する図である。
図4は、実施形態に係る選択部が行う処理の一例を示す図である。
図5は、実施形態に係る選択部が行う処理の一例を示す図である。
図6は、実施形態に係る実現不可能な設定値の一例を示す図である。
図7は、実施形態に係る情報処理装置による処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図8は、情報処理プログラムを実行するコンピュータの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示しており、重複する説明は適宜省略する。また、記号Aに対して“A^{^}”と記載する場合、「“A”の直上に“^”が記された記号」と同等であるとする。
【0010】
[はじめに]
従来、オフィスビル等における空調は室内温度を一定にするよう制御されている。例えば、空調機は、オフィスに滞在するユーザや管理者等に決められた設定温度に従って運転している。しかしながら、従来技術では、ユーザの快適性を確保しつつ、エネルギー消費を考慮して室内温度設定値を自動的に運用することができない場合があった。例えば、従来技術では、環境や空調機等の制約下、実温度と設定温度の乖離等の要因により設定温度を実現できない場合がある。このような実現不可能な設定値が設定されると、空調機の運転効率が低下し、かえって消費エネルギーが増加する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
即湯器
1か月前
株式会社コロナ
加湿器
2か月前
株式会社コロナ
給湯装置
1か月前
株式会社コロナ
空調装置
1か月前
株式会社コロナ
空調装置
18日前
株式会社コロナ
加湿装置
2か月前
株式会社コロナ
加湿装置
24日前
株式会社コロナ
暖房装置
2か月前
株式会社コロナ
空調装置
1か月前
株式会社コロナ
加湿装置
1か月前
株式会社コロナ
給湯装置
2か月前
株式会社コロナ
暖房装置
2か月前
株式会社コロナ
空気調和機
2か月前
株式会社コロナ
風呂給湯装置
1か月前
株式会社パロマ
給湯器
1か月前
個人
ソーラークッカー
1か月前
株式会社パロマ
給湯器
1か月前
株式会社ヒューテック
屋内装置
1か月前
3ms株式会社
風調整具
1か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
1か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
17日前
ダイニチ工業株式会社
暖房装置
3日前
ダイニチ工業株式会社
暖房装置
3日前
ダイニチ工業株式会社
空調装置
1か月前
ダイダン株式会社
ブース
1か月前
株式会社ATJ
空調ダクト
1か月前
株式会社千石
燃焼機
1か月前
株式会社ノーリツ
給湯装置
1か月前
株式会社スノーピーク
燃焼装置
1か月前
三菱電機株式会社
自動制御装置
2か月前
株式会社ノーリツ
風呂給湯装置
1か月前
株式会社山善
オーブントースタ
1か月前
三菱電機株式会社
空気処理装置
24日前
富士工業株式会社
厨房システム
17日前
個人
電子レンジ用フードカバー
2か月前
株式会社ノーリツ
風呂給湯装置
2か月前
続きを見る
他の特許を見る