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公開番号2025010829
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023113079
出願日2023-07-10
発明の名称歯車装置
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類F16H 1/06 20060101AFI20250116BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】電食を抑制する歯車装置を提供する。
【解決手段】歯車装置1は、鉄道車両に搭載されて、電動機から伝達される回転力を車軸に伝達する。歯車装置1は、大歯車12と、絶縁性の第1絶縁部材13と、を備える。大歯車12には、車軸が挿通される貫通孔12aが形成される。大歯車12は、電動機から回転力を伝達されると車軸と一体に回転する。第1絶縁部材13は、大歯車12の貫通孔12aの壁面12bに設けられ、大歯車12と車軸とを電気的に絶縁させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
鉄道車両に搭載されて、電動機から伝達される回転力を車軸に伝達する歯車装置であって、
前記車軸が挿通される貫通孔が形成され、前記電動機から回転力を伝達されると前記車軸と一体に回転する大歯車と、
前記大歯車の前記貫通孔の壁面に設けられ、前記大歯車と前記車軸とを電気的に絶縁させる絶縁性の第1絶縁部材と、
を備える歯車装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記貫通孔は、貫通方向における一端の径が前記貫通方向における他端の径より大きいテーパ形状を有する、
請求項1に記載の歯車装置。
【請求項3】
前記第1絶縁部材は、前記貫通孔の前記壁面に形成されるセラミックコーティング層である、
請求項1または2に記載の歯車装置。
【請求項4】
前記大歯車を前記貫通孔の貫通方向に挟んで前記車軸を回転可能に支持する一対の軸受と、
前記軸受と前記大歯車との間に設けられる絶縁性の複数の第2絶縁部材と、
をさらに備える請求項1または2に記載の歯車装置。
【請求項5】
前記大歯車を前記貫通孔の貫通方向に挟んで前記車軸を回転可能に支持する一対の軸受と、
前記軸受と前記大歯車との間に設けられる絶縁性の複数の第2絶縁部材と、
をさらに備える請求項3に記載の歯車装置。
【請求項6】
前記第2絶縁部材は、前記大歯車の前記軸受に向く面に設けられるセラミックコーティング層である、
請求項4に記載の歯車装置。
【請求項7】
前記第2絶縁部材は、前記大歯車の前記軸受に向く面に設けられるセラミックコーティング層である、
請求項5に記載の歯車装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、歯車装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
鉄道車両には、電源から供給される電力を電動機に供給するための電力に変換する電力変換装置と、電力変換装置から供給される電力で駆動されて回転する電動機と、電動機から伝達される回転力を車軸に伝達する歯車装置が設けられる。歯車装置によって、車軸に電動機の回転力が伝達されることで、鉄道車両が走行することが可能となる。
【0003】
この種の歯車装置の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示される歯車装置は、駆動源の出力軸に連結される小歯車と、車軸に嵌合し、小歯車と噛み合う大歯車と、車軸を回転可能に支持する軸受と、を備える。大歯車には、小歯車と比べて大きいトルクがかかる。車軸が大歯車から抜け落ちることを防止するために、車軸は大歯車に圧入嵌合される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-146071号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
鉄道車両には、上記装置に加えて、電力変換装置から流れ出る電流を、車軸および車輪を介してレールに流すことで、電力変換装置を接地する接地装置が設けられる。電力変換装置から流れ出る電流が接地装置を介さずに歯車装置を通ってレールに流れると、歯車装置の電食が生じ、歯車装置が損傷することがある。
【0006】
本開示は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、電食を抑制する歯車装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本開示の歯車装置は、鉄道車両に搭載されて、電動機から伝達される回転力を車軸に伝達する歯車装置であって、大歯車と、絶縁性の第1絶縁部材と、を備える。大歯車は、車軸が挿通される貫通孔が形成され、電動機から回転力を伝達されると車軸と一体に回転する。第1絶縁部材は、大歯車の貫通孔の壁面に設けられ、大歯車と車軸とを電気的に絶縁させる。
【発明の効果】
【0008】
本開示の歯車装置は、大歯車に形成され、車軸が挿通される貫通孔の壁面に設けられる絶縁性の第1絶縁部材を備える。第1絶縁部材が設けられることで、車軸と大歯車とが電気的に絶縁されるため、電力変換装置から流れ出る電流が歯車装置を通ることが抑制され、電食が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る歯車装置が取り付けられた台車の上面図
実施の形態1に係る歯車装置の図1におけるII-II線での矢視断面図
実施の形態1に係る歯車装置の図2におけるIII-III線での矢視側面図
実施の形態1に係る大歯車の断面図
実施の形態2に係る歯車装置の断面図
実施の形態2に係る大歯車の断面図
実施の形態3に係る歯車装置の断面図
実施の形態に係る歯車装置の変形例の断面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施の形態に係る歯車装置について図面を参照して詳細に説明する。なお図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。
(【0011】以降は省略されています)

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