TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025010786
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023112999
出願日
2023-07-10
発明の名称
MnZn系フェライト、及びMnZn系フェライトの製造方法
出願人
株式会社トーキン
代理人
個人
主分類
C04B
35/38 20060101AFI20250116BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】高温環境下においても最大磁束密度Bmの特性が良好なMnZn系フェライトを提供すること。
【解決手段】本発明の一態様にかかるMnZn系フェライトは、Fe
2
O
3
とZnOとMnOを主成分として含有し、前記主成分100mol%中、Fe
2
O
3
が56.0~59.0mol%、ZnOが2.5~7.0mol%、残部がMnOであり、前記主成分100質量%に対し、副成分として、SiO
2
を0.010~0.050質量%、CaOを0.020~0.060質量%、Co
2
O
3
を0.150~0.350質量%含有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
Fe
2
O
3
とZnOとMnOを主成分として含有し、
前記主成分100mol%中、Fe
2
O
3
が56.0~59.0mol%、ZnOが2.5~7.0mol%、残部がMnOであり、
前記主成分100質量%に対し、副成分として、SiO
2
を0.010~0.050質量%、CaOを0.020~0.060質量%、Co
2
O
3
を0.150~0.350質量%含有する、
MnZn系フェライト。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
副成分として、更にZrOを0.010~0.100質量%含有する、請求項1に記載のMnZn系フェライト。
【請求項3】
100℃における最大磁束密度Bmが450mT以上である、請求項1または2に記載のMnZn系フェライト。
【請求項4】
焼結密度が4.9g/cm
3
以上である、請求項1または2に記載のMnZn系フェライト。
【請求項5】
100℃、1MHz、50mTにおける単位体積磁心損失(Pcv)が250mW/cm
3
以下である、請求項1または2に記載のMnZn系フェライト。
【請求項6】
25℃における透磁率μが450以上である、請求項1または2に記載のMnZn系フェライト。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載のMnZn系フェライトの製造方法であって、
焼結後に、主成分100mol%中、Fe
2
O
3
が56.0~59.0mol%、ZnOが2.5~7.0mol%、残部がMnOとなるように、各主成分を含む原料を混合する工程と、
前記主成分100質量%に対し、焼結後にSiO
2
が0.010~0.050質量%、CaOが0.020~0.060質量%、Co
2
O
3
が0.150~0.350質量%含有するように、各副成分を含む原料を添加する工程と、
得られた混合粉末を、D90粒子径が1.2μm以下の解砕粉末となるまで解砕する工程と、を有する、
MnZn系フェライトの製造方法。
【請求項8】
更に、解砕粉末を成形して、1150~1250℃で熱処理する工程を有する、請求項7に記載のMnZn系フェライトの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、MnZn系フェライト、及びMnZn系フェライトの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
MnZn系フェライトは、高透磁率、高磁束密度、小さな磁場に対しても磁化しやすいなどの特性を有し、通信機器用途や電源用途などに広く用いられている。MnZn系フェライトは、用途に応じた特性が得られるよう種々の検討がなされている。
【0003】
特許文献1には、300~500kHzの高周波数において広い温度範囲で磁心損失が低く、且つ高温環境下での磁心損失の経時変化が小さいMnZn系フェライト焼結体として、特定量のFe
2
O
3
、ZnO、及びMnOからなる主成分と、特定量のSiO
2
、CaCO
3
、Co
3
O
4
、ZrO
2
、及びTa
2
O
5
からなる副成分とを含有し、平均結晶粒径が3μm以上8μm未満であり、焼結体密度が4.65g/cm
3
以上のMnZn系フェライト焼結体が開示されている。
【0004】
特許文献2には、1MHz以上の高い周波数でも広い温度範囲及び動作磁束密度で低電力損失であるMnZn系フェライトとして、主成分としてFe、Mn及びZn、第一の副成分としてCo、Ca及びSi、第二の副成分としてVa族元素を特定量含有し、3.2μm未満の平均結晶粒径及び1Ω・m以上の体積抵抗率を有する低損失MnZn系フェライトが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2018/181242号
国際公開第2006/054749号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、MnZn系フェライトは様々な環境で用いられており、例えば高温環境下で使用される場合も多くなってきている。また、高周波低損失フェライトを用いた製品において直流重畳特性を改善するために、最大磁束密度Bmの特性が良好なフェライトが必要とされている。このため、高温環境下においても最大磁束密度Bmの特性が良好なフェライトが必要とされている。
【0007】
上記課題に鑑み本発明の目的は、高温環境下においても最大磁束密度Bmの特性が良好なMnZn系フェライト、及びMnZn系フェライトの製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様にかかるMnZn系フェライトは、Fe
2
O
3
とZnOとMnOを主成分として含有し、前記主成分100mol%中、Fe
2
O
3
が56.0~59.0mol%、ZnOが2.5~7.0mol%、残部がMnOであり、前記主成分100質量%に対し、副成分として、SiO
2
を0.010~0.050質量%、CaOを0.020~0.060質量%、Co
2
O
3
を0.150~0.350質量%含有する。
【0009】
上述のMnZn系フェライトは、副成分として、更にZrOを0.010~0.100質量%含有してもよい。
【0010】
上述のMnZn系フェライトは、100℃における最大磁束密度Bmが450mT以上であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
エム・エーライフマテリアルズ株式会社
電磁波吸収不織布、電磁波吸収不織布含有物品及び吸音材
10日前
株式会社トクヤマ
水硬性組成物
3か月前
株式会社トクヤマ
セメント系固化材
3か月前
花王株式会社
水硬性組成物
14日前
花王株式会社
水硬性組成物
14日前
太平洋マテリアル株式会社
吹付モルタル
3か月前
個人
高物性セラミックス体とその製造法
11日前
サンノプコ株式会社
焼成用スラリー
2か月前
株式会社大木工藝
活性炭成形体の製造方法
3か月前
三井住友建設株式会社
水硬性化合物
14日前
タイハクマテリアルズ株式会社
化粧仕上塗材
2か月前
花王株式会社
セメント系用粉塵低減剤
11日前
東ソー株式会社
ジルコニア焼結体及びその製造方法
14日前
東京窯業株式会社
蓄熱体の製造方法及び蓄熱体
1か月前
株式会社MARUWA
窒化アルミニウム焼結体
26日前
花王株式会社
水硬性組成物用プレミックス
13日前
日本発條株式会社
接合体
3か月前
五洋建設株式会社
炭素貯留人工石・ブロック
13日前
日本発條株式会社
接合体
3か月前
TDK株式会社
電子部品
3か月前
デンカ株式会社
防錆剤及び防錆処理方法
10日前
ノリタケ株式会社
グリーンシートおよび造粒粉
3か月前
日本製紙株式会社
剥離防止剤
14日前
太平洋マテリアル株式会社
無機質結合材および無機繊維組成物
3か月前
TOTO株式会社
基材と釉薬層とを備えた部材の表面処理方法
10日前
株式会社Polyuse
造形物の製造方法
2か月前
東ソー株式会社
フッ素含有イットリウム焼結体及びその製造方法
2か月前
信越化学工業株式会社
炭化金属被覆炭素材料
2か月前
株式会社ワールドラボ
酸化物セラミックス及びその製造方法
25日前
東京窯業株式会社
低熱膨張ブロック
3か月前
日本特殊陶業株式会社
接合体、および、静電チャック
3か月前
個人
改質フライアッシュ
2か月前
個人
陶器、磁器、ガラスまたはファインセラミックスの焼成物
2か月前
株式会社タンガロイ
立方晶窒化硼素焼結体
25日前
大成建設株式会社
水硬性組成物
2か月前
積水化学工業株式会社
硬化体
1か月前
続きを見る
他の特許を見る