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公開番号2025010718
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023112855
出願日2023-07-10
発明の名称回路装置及び表示システム
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G09G 3/36 20060101AFI20250116BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】色補正後の画像データの値が大きくなってしまうなどの問題を防止できる回路装置等の提供。
【解決手段】複数の光源素子と表示パネル110とを含む表示装置100を制御する回路装置10は、画像データから、複数の光源素子の各光源素子が発光する輝度を示す光源輝度情報を決定する光源輝度決定回路30と、光源輝度情報に基づいて、表示パネル110の対象画素が複数の光源素子により照明される輝度を示す照明輝度情報を演算する照明輝度演算回路40と、照明輝度情報に対して、入力輝度の変化に対する出力輝度の変化量が低輝度領域の方が高輝度領域よりも大きい輝度変換処理を行い、輝度変換処理された照明輝度情報に基づいて対象画素の画像データの色補正を行う色補正回路50を含む。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の光源素子と表示パネルとを含む表示装置を制御する回路装置であって、
画像データから、前記複数の光源素子の各光源素子が発光する輝度を示す光源輝度情報を決定する光源輝度決定回路と、
前記光源輝度情報に基づいて、前記表示パネルの対象画素が前記複数の光源素子により照明される輝度を示す照明輝度情報を演算する照明輝度演算回路と、
前記照明輝度情報に対して、入力輝度の変化に対する出力輝度の変化量が低輝度領域の方が高輝度領域よりも大きい輝度変換処理を行い、前記輝度変換処理された前記照明輝度情報に基づいて前記対象画素の前記画像データの色補正を行う色補正回路と、
を含むことを特徴とする回路装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
請求項1に記載された回路装置において、
前記輝度変換処理は、ガンマ値が1より小さいガンマ補正であることを特徴とする回路装置。
【請求項3】
請求項1に記載された回路装置において、
前記色補正回路は、
前記輝度変換処理された前記照明輝度情報の逆数を求め、前記逆数と前記対象画素の前記画像データとの乗算処理を行うことで、前記色補正を行うことを特徴とする回路装置。
【請求項4】
請求項1に記載された回路装置において、
前記色補正回路は、
前記対象画素の前記画像データを、前記輝度変換処理された前記照明輝度情報により除算処理することで、前記色補正を行うことを特徴とする回路装置。
【請求項5】
請求項1に記載された回路装置において、
輝度変換処理用のルックアップテーブルを記憶する記憶部を含み、
前記照明輝度演算回路は、
前記輝度変換処理用のルックアップテーブルを参照することで、前記照明輝度情報に対して前記輝度変換処理を行うことを特徴とする回路装置。
【請求項6】
請求項1に記載された回路装置において、
前記各光源素子が各画素を照らすときの前記各光源素子と前記各画素との距離に対する光の減衰率分布を示す減衰率分布情報を記憶する記憶部を含み、
前記照明輝度演算回路は、
前記対象画素と前記各光源素子との距離情報と、前記減衰率分布情報とに基づいて、前記照明輝度情報を演算することを特徴とする回路装置。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか一項に記載された回路装置と、
前記表示装置と、
を含むことを特徴とする表示システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回路装置及び表示システム等に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ローカルディミングを行う画像表示装置が開示されている。特許文献1では、輝度分布算出部が算出した輝度分布に基づいて、画像データ補正部が入力画像データを補正して、補正後画像データを生成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-9170号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ローカルディミングにおける画像データの補正である色補正は、画像データを照明輝度情報の輝度により除算することなどにより実現できる。しかしながら、照明輝度情報の輝度が低いと、画像データの値が過度に高い値になってしまうなどの問題が発生して、表示品質が悪化することが判明した。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様は、複数の光源素子と表示パネルとを含む表示装置を制御する回路装置であって、画像データから、前記複数の光源素子の各光源素子が発光する輝度を示す光源輝度情報を決定する光源輝度決定回路と、前記光源輝度情報に基づいて、前記表示パネルの対象画素が前記複数の光源素子により照明される輝度を示す照明輝度情報を演算する照明輝度演算回路と、前記照明輝度情報に対して、入力輝度の変化に対する出力輝度の変化量が低輝度領域の方が高輝度領域よりも大きい輝度変換処理を行い、前記輝度変換処理された前記照明輝度情報に基づいて前記対象画素の前記画像データの色補正を行う色補正回路と、を含む回路装置に関係する。
【0006】
本開示の他の態様は、上記に記載された回路装置と、前記表示装置と、を含む表示システムに関係する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態の回路装置、表示システムの構成例。
本実施形態の回路装置、表示システムの詳細な構成例。
バックライト、表示パネルの構成例。
光源素子及び表示エリアの説明図。
調光処理の処理例を説明するフローチャート。
色補正の説明図。
照明輝度等のデータの一例。
輝度変換処理の変換特性の一例。
色補正の第1の演算例。
色補正の第2の演算例。
照明輝度演算の処理例を説明するフローチャート。
周辺光源素子の例。
ルックアップテーブルの例。
減衰率分布の例。
表示システムの一例であるヘッドアップディスプレイの構成例。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の好適な実施形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが必須構成要件であるとは限らない。
【0009】
1.回路装置、表示システム
図1に本実施形態の回路装置10及び回路装置10を含む表示システム5の構成例を示す。回路装置10は、光源輝度決定回路30、照明輝度演算回路40、色補正回路50を含む。また回路装置10は光源制御回路60を含むことができる。表示システム5は、回路装置10と表示装置100を含む。また表示システム5は処理装置200を含むことができる。
【0010】
表示装置100は画像データに基づいて画像の表示を行う。表示装置100は、例えばユーザーの視界に虚像を表示するヘッドアップディスプレイ、メーターパネルのディスプレイであるクラスターディスプレイ、センターインフォメーションディスプレイ、又は電子ミラーなどの車載表示機器である。或いは表示装置100は、HMDと呼ばれる頭部装着型表示装置、テレビジョン装置、又は情報処理装置のディスプレイなどであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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