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公開番号
2025010711
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023112848
出願日
2023-07-10
発明の名称
蓄電モジュール
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
50/204 20210101AFI20250116BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】各区画にそれぞれ収容された複数の電極体を効率よく冷却する。
【解決手段】本開示に基づく蓄電モジュール1において、ケース200は、ケース本体210と、少なくとも1つの隔壁部220とを有している。ケース本体210は、複数の電極体100を取り囲んでいる。隔壁部220は、互いに隣り合う複数の電極体100同士の間に位置してケース本体210の収容空間Sを区画している。ケース本体210の収容空間Sには、隔壁部220によって、第1区画S1および隔壁部220を介して第1区画S1と隣り合う第2区画S2が形成されている。ケース200には、第2区画S2を介さずに第1区画S1に面している部分の内部において延在する第1冷却路500と、第1区画S1を介さずに第2区画S2に面している部分の内部において延在する第2冷却路600とが、形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に並ぶ複数の電極体と、
前記複数の電極体を収容する、ケースとを備え、
前記ケースは、
前記複数の電極体を取り囲むケース本体と、
互いに隣り合う前記複数の電極体同士の間に位置して前記ケース本体の収容空間を区画する、少なくとも1つの隔壁部とを有し、
前記ケース本体の前記収容空間には、前記隔壁部によって、第1区画および前記隔壁部を介して前記第1区画と隣り合う第2区画が形成されており、
前記ケースには、前記第2区画を介さずに前記第1区画に面している部分の内部において延在する第1冷却路と、前記第1区画を介さずに前記第2区画に面している部分の内部において延在する第2冷却路とが、形成されている、蓄電モジュール。
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
前記第1冷却路および前記第2冷却路が、前記ケース本体に設けられている、請求項1に記載の蓄電モジュール。
【請求項3】
前記第1冷却路および前記第2冷却路が、前記第1区画と前記第2区画とを区画する前記隔壁部の内部において一体的に形成されている、請求項1に記載の蓄電モジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電モジュールに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開2019-106372号公報)に開示された電池ケースの収容部は、下部壁と複数(たとえば3つ、4つ、またはそれ以上)の側壁が一体化して内部に空間を形成し、下部壁に対向する開放面を有し、空間内に1つ以上(たとえば2つ、3つ、4つ、5つ、またはそれ以上)の隔壁が提供される。これにより、収容部は、空間内に配置される1つ以上の隔壁によって分離される複数の電池区画部を含む。それぞれの電池区画部には、電極組立体をそれぞれ収容できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-106372号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された電池ケースにおいては、一の区画内において電極体から発生した熱が、隔壁を介して、他の区画に容易に伝わる。
【0005】
本開示は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、各区画にそれぞれ収容された複数の電極体を効率よく冷却できる、蓄電モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に基づく蓄電モジュールは、複数の電極体と、ケースとを備えている。複数の電極体は、第1方向に並んでいる。ケースは、複数の電極体を収容している。ケースは、ケース本体と、少なくとも1つの隔壁部とを有している。ケース本体は、複数の電極体を取り囲んでいる。隔壁部は、互いに隣り合う複数の電極体同士の間に位置してケース本体の収容空間を区画している。ケース本体の収容空間には、隔壁部によって、第1区画および隔壁部を介して第1区画と隣り合う第2区画が形成されている。ケースには、第2区画を介さずに第1区画に面している部分の内部において延在する第1冷却路と、第1区画を介さずに第2区画に面している部分の内部において延在する第2冷却路とが、形成されている。
【0007】
上記の構成によれば、第1区画および第2区画の各区画にそれぞれ収容された複数の電極体を、第1冷却路および第2冷却路により、効率よく冷却することができる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、各区画にそれぞれ収容された複数の電極体を効率よく冷却できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態1に係る蓄電モジュールを示す斜視図である。
実施形態1に係る蓄電モジュールを部分的に分解した分解斜視図である。
図1の蓄電モジュールをIII-III線矢印方向に見た断面図である。
図1の蓄電モジュールをIV-IV線矢印方向に見た断面図である。
図1の蓄電モジュールにおける電極体をV-V線矢印方向に見た断面図である。
実施形態2に係る蓄電モジュールを部分的に分解した分解斜視図である。
図6の蓄電モジュールをVII-VII線矢印方向に見た断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の各実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(【0011】以降は省略されています)
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