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公開番号
2025010632
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-22
出願番号
2024190302,2023122114
出願日
2024-10-30,2023-07-27
発明の名称
お墓の納骨室の施工方法
出願人
株式会社保科石材店
代理人
個人
主分類
E04H
13/00 20060101AFI20250115BHJP(建築物)
要約
【課題】納骨室の底部を構成する土台板と、納骨室の側壁を構成する石製の側壁板とを備えるお墓の納骨室の施工方法において、少なくとも土台板と側壁板とからなる納骨室部を工場で組み立てた後、墓地に搬送して、クレーンを用いて墓地に設置する場合であっても、納骨室部の底部の破損を防止しつつ、クレーンで納骨室部を吊り上げる前の作業を簡素化することが可能となるお墓の納骨室の施工方法を提供する。
【解決手段】このお墓の納骨室の施工方法は、少なくとも土台板9と側壁板10~12とからなる納骨室部25を工場で組み立てる組立工程と、納骨室部25を墓地まで搬送する搬送工程と、クレーンを用いて墓地に納骨室部25を設置する設置工程とを備え、設置工程では、土台板9の下側にベルトBを通した後、クレーンが、土台板9の下側に一部が配置されるベルトBを用いて納骨室部25を吊り上げて運ぶ。土台板9は、平板状の1枚の石で形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
平板状の1枚の石で形成されお墓の納骨室の底部を構成する土台板と、前記土台板の上面に固定され前記納骨室の側壁を構成する石製の側壁板と、前記納骨室の上部を構成するとともに上側に石碑が載置される石製の天板とを備えるお墓の納骨室の施工方法であって、
少なくとも前記土台板と前記側壁板とからなる納骨室部を工場で組み立てる組立工程と、前記納骨室部を墓地まで搬送する搬送工程と、クレーンを用いて前記墓地に前記納骨室部を設置する設置工程とを備え、
前記設置工程では、前記土台板の下側にベルト、ロープまたはワイヤーを通した後、前記クレーンが、前記土台板の下側に一部が配置される前記ベルト、前記ロープまたは前記ワイヤーを用いて前記納骨室部を吊り上げて運ぶことを特徴とするお墓の納骨室の施工方法。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記土台板の中央部には、1辺の長さが12cm以上となる長方形状または正方形状の貫通穴が形成されていることを特徴とする請求項1記載のお墓の納骨室の施工方法。
【請求項3】
前記土台板の底面には、前記土台板の下側に前記ベルト、前記ロープまたは前記ワイヤーを通すための凹部または凸部が形成され、
前記凹部は、前記土台板の底面から上側に向かって窪むとともに前記土台板の水平方向の端面から端面まで通じ、
前記凸部は、前記土台板の底面から下側に突出していることを特徴とする請求項1または2記載のお墓の納骨室の施工方法。
【請求項4】
前記土台板の底面には、少なくとも2個の直線状の前記凹部が形成されているか、または、上下方向から見たときに前記土台板の中心を挟むように配置される一対の前記凸部が少なくとも2組形成されていることを特徴とする請求項3記載のお墓の納骨室の施工方法。
【請求項5】
前記搬送工程では、前記納骨室部と前記天板とを分離した状態で搬送し、
前記納骨室部および前記天板のいずれか一方には、前記納骨室部に対して水平方向で前記天板を位置決めするための複数の位置決め穴が形成され、
前記搬送工程が行われるときの前記納骨室部および前記天板のいずれか他方には、複数の前記位置決め穴のそれぞれに挿入される位置決めピンを有する複数の位置決め部材が固定され、
前記お墓の納骨室の施工方法は、前記組立工程の後に、複数の前記位置決め穴のそれぞれに前記位置決めピンのそれぞれを挿入するとともに前記納骨室部および前記天板のいずれか他方に前記位置決め部材を固定するための接着剤を複数の前記位置決め部材に塗布した状態で前記納骨室部に前記天板を載置して前記納骨室部および前記天板のいずれか他方に前記位置決め部材を固定する位置決め部材固定工程と、前記位置決め部材固定工程の後に、前記納骨室部と前記天板とを分離する天板取外し工程と、前記設置工程の後に、前記納骨室部と別体になっている前記天板を前記納骨室部に固定する天板固定工程とを備え、
前記搬送工程は、前記天板取外し工程の後に行われ、
前記天板固定工程では、複数の前記位置決め穴のそれぞれに複数の前記位置決めピンのそれぞれを挿入して前記納骨室部に対して前記天板を位置決めすることを特徴とする請求項1または2記載のお墓の納骨室の施工方法。
【請求項6】
前記位置決め穴は、円錐状または円錐台状に形成され、
前記位置決めピンは、円錐状または円錐台状に形成されていることを特徴とする請求項5記載のお墓の納骨室の施工方法。
【請求項7】
前記位置決め部材は、前記位置決めピンの基端が固定される平板状のピン固定板を備え、
前記ピン固定板の外形は、前記位置決めピンの外径よりも大きくなっており、
前記位置決めピンは、前記ピン固定板の一方の面から突出し、
前記位置決め部材固定工程では、前記ピン固定板の他方の面に前記接着剤を塗布することを特徴とする請求項5記載のお墓の納骨室の施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、お墓の納骨室の施工方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、工場で組み立てられた後に墓地に運搬されて設置される納骨堂部が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の納骨堂部は、クレーンを使って墓地に設置される。この納骨堂部は、コンクリート座板と、コンクリート座板に立設される石製の玉垣と、コンクリート座板に立設される石製の4本の角柱と、角柱の間に配置される石製の腰壁とを備えている。コンクリート座板は、納骨堂部の底部を構成している。
【0003】
また、従来、墓本体の下側に設置される納骨室が知られている(たとえば、特許文献2参照)。特許文献2の納骨室では、納骨室の中に明かりを取り入れるための開口部が納骨室の側壁に形成されている。開口部は、納骨室の側壁を貫通している。開口部には、ガラスブロックが嵌め込まれている。ガラスブロックの厚さは、納骨室の側壁の厚さよりも薄くなっている。ガラスブロックは、ガラス専用弾性シーリングによって開口部に固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-126937号公報
特開2002-106209号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の納骨堂部は、石製の玉垣、角柱および腰壁等を備えており、納骨堂部の重量は重くなっている。一方で、特許文献1に記載の納骨堂部では、コンクリート製のコンクリート座板が納骨堂部の底部を構成している。そのため、特許文献1に記載の納骨堂部を墓地で設置するときに、たとえば、コンクリート座板の下側にベルトを通した後、コンクリート座板の下側に一部が配置されるベルトによって納骨堂部を吊り上げて運ぶと、納骨堂部の重さでコンクリート座板が破損するおそれがある。
【0006】
特許文献1に記載の納骨堂部において、コンクリート座板の破損を防止するためには、納骨堂部を墓地で設置するときに、たとえば、玉垣等の一部をクランプする吊金具を用いて納骨堂部を吊り上げて運べば良い。しかしながら、この場合には、納骨堂部を吊り上げる前に、玉垣等の一部を吊金具によってクランプする作業が必要になるため、納骨堂部を吊り上げる前の作業が煩雑になる。
【0007】
そこで、本発明の課題は、納骨室の底部を構成する土台板と、土台板の上面に固定され納骨室の側壁を構成する石製の側壁板と、納骨室の上部を構成するとともに上側に石碑が載置される石製の天板とを備えるお墓の納骨室の施工方法において、少なくとも土台板と側壁板とからなる納骨室部を工場で組み立てた後、墓地に搬送して、クレーンを用いて墓地に設置する場合であっても、納骨室部の底部の破損を防止しつつ、クレーンで納骨室部を吊り上げる前の作業を簡素化することが可能となるお墓の納骨室の施工方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するため、本発明のお墓の納骨室の施工方法は、平板状の1枚の石で形成されお墓の納骨室の底部を構成する土台板と、土台板の上面に固定され納骨室の側壁を構成する石製の側壁板と、納骨室の上部を構成するとともに上側に石碑が載置される石製の天板とを備えるお墓の納骨室の施工方法であって、少なくとも土台板と側壁板とからなる納骨室部を工場で組み立てる組立工程と、納骨室部を墓地まで搬送する搬送工程と、クレーンを用いて墓地に納骨室部を設置する設置工程とを備え、設置工程では、土台板の下側にベルト、ロープまたはワイヤーを通した後、クレーンが、土台板の下側に一部が配置されるベルト、ロープまたはワイヤーを用いて納骨室部を吊り上げて運ぶことを特徴とする。
【0009】
本発明のお墓の納骨室の施工方法では、設置工程において、平板状の1枚の石で形成されていて強度が高くなっている土台板の下側にベルト、ロープまたはワイヤーを通した後、クレーンが、土台板の底面の下側に一部が配置されるベルト、ロープまたはワイヤーによって納骨室部を吊り上げて運んでいる。そのため、本発明では、少なくとも土台板と側壁板とからなる納骨室部を墓地で設置するときに、土台板の下側に一部が配置されるベルト等を用いて重量の重い納骨室部をクレーンで吊り上げて運んでも、納骨室部の底部を構成する土台板の破損を防止することが可能になる。
【0010】
すなわち、本発明では、納骨室部を墓地で設置するときに、たとえば、側壁板の一部をクランプする吊金具を使用しなくても、土台板の破損を防止しつつ、納骨室部を吊り上げて運ぶことが可能になる。したがって、本発明の施工方法でお墓の納骨室を施工すれば、納骨室部を工場で組み立てた後、墓地に搬送して、クレーンを用いて墓地に設置する場合であっても、納骨室部の底部の破損を防止しつつ、クレーンで納骨室部を吊り上げる前の作業を簡素化することが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)
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