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公開番号2025010379
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024192827,2022143044
出願日2024-11-01,2022-09-08
発明の名称カテーテルアセンブリ
出願人ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー,BECTON, DICKINSON AND COMPANY
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類A61M 25/06 20060101AFI20250109BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】クリップが針保護を提供するがカテーテルハブを針シールドに連結しないカテーテルアセンブリを提供する。
【解決手段】カテーテルアセンブリであって、カテーテルと、遠位端を有し、前記カテーテル内に配置される針と、前記針が貫通している前記カテーテルを有するカテーテルハブであって、前記カテーテルハブは、前記カテーテルを通る流体の流れを選択的に許容またはブロックするバルブと、前記バルブを作動させるために第1の位置と第2の位置との間を移動するバルブアクチュエータと、を含むカテーテルハブと、カテーテルハブと係合および係合解除するように構成された外側部材と、前記外側部材に配置された針保護部材であって、前記バルブアクチュエータが前記第2の位置にあるときに前記針の遠位先端を囲む針保護部材と、を備えるカテーテルアセンブリ。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
カテーテルアセンブリであって、
カテーテルと、
遠位端を有し、前記カテーテル内に配置される針と、
そこを貫通する前記針を有する前記カテーテルに接続されたカテーテルハブであって、前記カテーテルハブは、
前記カテーテルを通る流体の流れを選択的に許容またはブロックするバルブと、
前記バルブを作動させるために第1の位置と第2の位置との間を移動するバルブアクチュエータと、を含むカテーテルハブと、
カテーテルハブと係合および係合解除するように構成された外側部材と、
前記外側部材に配置された針保護部材であって、前記バルブアクチュエータが前記第2の位置にあるときに前記針の遠位先端を囲む針保護部材と、
を備えるカテーテルアセンブリ。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記バルブアクチュエータが、中央流路と、フラッシングを促進するために前記バルブアクチュエータの中央に配置された1つ以上の外部溝または1つ以上の側部開口とを含む、請求項1に記載のカテーテルアセンブリ。
【請求項3】
前記外部溝は、前記バルブアクチュエータの遠位端から前記バルブアクチュエータの近位端に隣接する位置まで長手方向に延びている、請求項2に記載のカテーテルアセンブリ。
【請求項4】
前記バルブアクチュエータを前記第2の位置から前記第1の位置に戻す戻し部材をさらに備える、請求項1に記載のカテーテルアセンブリ。
【請求項5】
前記戻し部材はコイルバネからなり、前記バネは前記戻しの間、前記バルブと接触していることを特徴とする、請求項4に記載のカテーテルアセンブリ。
【請求項6】
前記コイルバネは、前記バルブアクチュエータが前記カテーテルハブ内に保持され、前記カテーテルハブの内壁に接触しないように前記バルブアクチュエータを支持する、請求項5に記載のカテーテルアセンブリ。
【請求項7】
前記外側部材は、前記針が前記第1の位置にあるとき、前記カテーテルハブと係合する、請求項1に記載のカテーテルアセンブリ。
【請求項8】
内側部材は、前記外側部材内に配置される、請求項1に記載のカテーテルアセンブリ。
【請求項9】
前記針保護部材は、前記内側部材内に配置される、請求項8に記載のカテーテルアセンブリ。
【請求項10】
前記内側部材は、対向部材を含み、前記対向部材は、前記針が前記第1の位置にあるとき、前記カテーテルハブ内に配置される、請求項8に記載のカテーテルアセンブリ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、2014年4月18日出願の米国仮特許出願第61/981223号、2014年4月18日出願の米国仮特許出願第61/981312号、および、2014年11月10日出願の米国仮特許出願第62/077760の35 U.S.C.§119(e)に基づく利益を主張する。これら出願のそれぞれは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
分野
本発明の様々な例示的実施形態はカテーテルに関する。
続きを表示(約 5,900 文字)【背景技術】
【0002】
カテーテルを患者の血管系内に適切に配置するためにカテーテルアセンブリが使用されている。いったん所定の位置で、例えば、静脈内カテーテルなどのカテーテルを、生理食塩水、医薬化合物、および/または、栄養組成物を含む流体をそのような治療を必要とする患者に注入するために使用することができる。カテーテルは、さらに、循環系からの流体の除去および患者の血管系内の状態のモニタを可能にする。
【発明の概要】
【0003】
クリップが針保護を提供するがカテーテルハブを針シールドに連結しないカテーテルアセンブリを提供することが本発明の一態様である。代わりに、カテーテルアセンブリは、外側針部材、内側針部材、および、該内側針部材内に配置されたクリップを内蔵する。外側部材は、内側部材における対向部材の係合であって、カテーテルハブのボアとの係合に基づいて、カテーテルハブを連結する。針保護装置は、既存のカテーテルハブと一緒に使用することができ、カテーテルハブの外部または内部に備えられるべきどのような特別な機能も必要としない。
【0004】
本発明の前述のおよび/または他の態様は、可撓性のカテーテル、カテーテルハブ、尖った遠位先端部を有する針であって、前記可撓性のカテーテル内に配置され、および、該針を露出させる第1の位置から第2の位置に移動する針、前記カテーテルハブと係合しおよび係合解除するように構成された外側部材であって、前記針が前記第1の位置にあるときに前記カテーテルハブの外面に係合する外側部材、前記外側部材内に移動可能に配置された内側部材であって、この内側部材は対向部材を含み、および、前記対向部材は前記針が前記第1の位置にあるときに前記カテーテルハブの内面内に延在している内側部材、および、前記内側部材内に配置された針保護部材であって、前記針が前記第2の位置にあるときに前記針の少なくとも一部を囲む針保護部材を備え、前記針が前記第2の位置に移動されるときに、前記内側部材は前記外側部材に対して軸方向に移動し、これにより、前記対向部材が前記カテーテルハブから取り外され、および、前記外側部材が前記カテーテルハブから外れることが可能とされるカテーテルアセンブリを提供することによって達成することができる。
【0005】
本発明の前述のおよび/または他の態様は、可撓性のカテーテル、尖った遠位先端部を有する針であって、前記可撓性のカテーテル内に配置され、および、該針を露出させる第1の位置から第2の位置に移動する針、カテーテルハブと係合しおよび係合解除するように構成された外側部材、前記外側部材内に配置された内側部材であって、前記針が前記第1の位置にあるときに前記カテーテルハブに係合する対向部材を有する内側部材、および、前記内側部材内に配置された針保護部材であって、前記針が前記第2の位置にあるときに前記針の少なくとも一部を囲む針保護部材を備えたカテーテルアセンブリであって、前記針が前記第2の位置にあるときに、前記内側部材が前記外側部材に対して軸方向に移動して、前記対向部材を前記カテーテルハブから外れさせ、および、前記外側部材が前記カテーテルハブから外れることを可能にするカテーテルアセンブリを提供することによって達成することができる。
【0006】
本発明の前述のおよび/または他の態様は、尖った遠位先端部を有する針を可撓性のカテーテル内および血液を受けるように設定された第1の位置に配置すること、血液の流れを維持したまま前記針を前記可撓性のカテーテルを通して退避させること、前記針の少なくとも一部を第2の位置において針保護部材によって囲むこと、前記第1の位置において内側部材はカテーテルハブ内に配置された対向部材を含み、前記第2の位置において前記針を後退させるときに、前記内側部材内に配置された前記針保護部材を移動させ、前記対向部材を前記カテーテルハブから取り外し、そのことが、前記内側部材を外側部材の内側で軸方向に移動させ、および、前記外側部材がカテーテルハブから外れることを可能にすることを含む、カテーテルアセンブリを動作させる方法を提供することによって達成することができる。
【0007】
本発明の追加のおよび/または他の態様および利点は、以下の説明に記載され、または以下の説明から明らかなように、本発明の実施によって知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の上記の態様および特徴は、ここで、添付図面を参照することで、本発明の例示的実施形態の説明からより明らかになろう。
針カバーが取り付けられた状態の例示的なカテーテルの斜視図である。
図1のカテーテルの、針カバーが取り外された状態の斜視図である。
例示的なサイドポートカテーテルおよび針カバーの斜視図である。
図1のカテーテルの側面断面図である。
図3のカテーテルの側面断面図である。
例示的な針、針シールド、および、針ハブの分解斜視図である。
図6の例示的な針シールドの外側スリーブの斜視図である。
図6の例示的な針シールドの外側スリーブの斜視図である。
図6の例示的な針シールドの外側スリーブの斜視図である。
図6の例示的な針シールドの外側スリーブの斜視図である。
図6の外側スリーブの平面図である。
図6の外側スリーブの右側面図である。
図6の外側スリーブの底面図である。
図6の外側スリーブの正面図である。
図6の外側スリーブの背面図である。
図6の外側スリーブの左側面図である。
カテーテルハブに接続された針シールドの斜視図である。
カテーテルハブに接続された針シールドの平面図である。
図6の例示的な針シールドの内側スリーブの斜視図である。
図6の例示的な針シールドの内側スリーブの斜視図である。
図6の例示的な針シールドの内側スリーブの斜視図である。
図6の例示的な針シールドの内側スリーブの斜視図である。
図6の内側スリーブの平面図である。
図6の内側スリーブの右側面図である。
図6の内側スリーブの底面図である。
図6の内側スリーブの正面図である。
図6の内側スリーブの背面図である。
図6の例示的な針シールドのクリップの斜視図である。
図6の例示的な針シールドのクリップの斜視図である。
図6の例示的な針シールドのクリップの斜視図である。
図6の例示的な針シールドのクリップの斜視図である。
図6のクリップの右側面図である。
図6のクリップの正面図である。
図6のクリップの左側面図である。
図6のクリップの平面図である。
図6のクリップの底面図である。
図6の例示的な針シールドの側面断面図である。
図6の例示的な針シールドの横断面図である。
導入針がカテーテルハブ内に延びているカテーテルハブに接続された別の例示的な針シールドの縦断面図である。
針シールド内に針が引き込まれた状態の、図13の例示的な針シールドの縦断面図である。
カテーテルハブから外側スリーブ内に内側スリーブが引き込まれた状態の、図13の例示的な針シールドの縦断面図である。
カテーテルハブから針シールドが取り除かれている状態の、図13の例示的な針シールドの縦断面図である。
カテーテルハブに接続され、その後カテーテルハブから取り外される、針シールドの別の例示的実施形態を示す図である。
カテーテルハブに接続され、その後カテーテルハブから取り外される、針シールドの別の例示的実施形態を示す図である。
カテーテルハブに接続され、その後カテーテルハブから取り外される、針シールドの別の例示的実施形態を示す図である。
カテーテルハブに接続された針シールドの別の例示的実施形態を示す図である。
カテーテルハブに接続された針シールドの別の例示的実施形態を示す図である。
カテーテルハブから取り外された針シールドの別の例示的実施形態を示す図である。
カテーテルハブに接続された針シールドの別の例示的実施形態を示す図である。
図21Aの拡大図であり、外側スリーブと内側スリーブのカテーテルハブとの係合を示す。
カテーテルハブに接続された針シールドの別の例示的実施形態の縦断面図である。
針が外側スリーブ内に引き込まれた状態の、図22Aの針シールドおよびカテーテルハブを示す図である。
カテーテルハブから分離された、図22Aの針シールドを示す図である。
カテーテルハブに接続された針シールドの別の例示的実施形態の縦断面図である。
内側スリーブがカテーテルハブから引き抜かれ、付勢部材がキャッチ部から外れた状態の、図23Aの針シールドを示す図である。
一体型クリップを有する例示的な内側スリーブの斜視図である。
一体型クリップを有する例示的な内側スリーブの斜視図である。
一体型クリップを有する例示的な内側スリーブの斜視図である。
一体型クリップを有する例示的な内側スリーブの斜視図である。
図24Aに示した一体型クリップを持つ内側スリーブの平面図である。
図24Aに示した一体型クリップを持つ内側スリーブの右側面図である。
図24Aに示した一体型クリップを持つ内側スリーブの正面図である。
図24Aに示した一体型クリップを持つ内側スリーブの背面図である。
図24Aに示した一体型クリップを持つ内側スリーブの底面図である。
針シールドとばね戻し血液制御アクチュエータとセプタムを有する例示的なカテーテルの分解斜視図である。
図25Aのセプタムの斜視図である。
図25Aのカテーテルの縦断面図である。
針が取り外された状態の、図26Aのカテーテルの縦断面図である。
雄型ルアーコネクタがカテーテルハブに挿入された状態の、図26Bのカテーテルの縦断面図である。
ルアーコネクタがセプタムを通してアクチュエータを押している、図26Cのカテーテルの縦断面図である。
雄型ルアーコネクタがカテーテルハブから引き抜かれた状態の、図26Dのカテーテルの縦断面図である。
雄型ルアーコネクタがカテーテルハブから引き抜かかれた状態の、図26Eのカテーテルの縦断面図である。
アクチュエータの別の例示的実施形態の右側面を示す図である。
カテーテルハブアセンブリ内の図27のアクチュエータの断面を示す図である。
図28Aのカテーテルハブアセンブリの、セプタムを貫通するときの断面を示す図である。
図28Aのカテーテルハブアセンブリの、セプタムを貫通するときの左側斜視断面図である。
カテーテルハブアセンブリの別の例示的実施形態の断面図である。
図29Aのカテーテルハブアセンブリの、セプタムを貫通するときの断面図である。
図29Aのカテーテルハブアセンブリの、セプタムを貫通するときの左側斜視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
カテーテル10は、図1~6に示すように、中空の金属製導入針12、カテーテルハブ14、針ハブ16、針カバー18、および、針シールド20を含む。針カバー18は、最初は、針12、および、カテーテルハブ14の少なくとも一部を覆っている。針カバー18は、カテーテルハブ14に、または針ハブ16に接続することができる。針12は、尖った遠位端を有し、および、最初は針シールド20およびカテーテルハブ14を通って延びている。可撓性カテーテルチューブ22は、導入針12がカテーテルチューブ22を通過すると、カテーテルハブ14の遠位端から延在する。最初は、針12は露出されており(例えば、第1の位置)、そして、患者の静脈に挿入される。カテーテルチューブ22は、針12に沿って、針12に続いて静脈内に押し込まれる。カテーテルチューブ22が挿入された後、針12は、患者の静脈およびカテーテルハブ14から取り除かれる。針シールド20は、針12の尖った遠位側の先端を囲み、および、カテーテルハブ14からの針の退避中および退避後に、針12による突き刺しからの保護を提供する。針シールド20は、図2および図4に示すような標準的なカテーテルハブ14、および、図3および図5に示すようなサイドポートカテーテルハブ24を含む、様々な異なるカテーテルと共に使用することができる。
【0010】
様々な例示的実施形態によれば、針シールド20は、外側部材26、内側部材28、弾性のあるクリップ30を含む。外側および内側部材26,28は、スリーブの形態であることが好ましい。外側スリーブ26は、カテーテルハブ14に接続し、および、内側スリーブ28およびクリップ30を囲んでいる。内側スリーブ28は、外側スリーブ26内に位置し、および、外側スリーブ26に対して相対的に軸方向に移動可能である。クリップ30は、内側スリーブ28に接続され、および、内側スリーブ28に対し軸方向に移動可能である。外側スリーブ26、内側スリーブ28、および、クリップ30を、金属、エラストマー、ポリマー、または複合材料から形成することができる。様々な例示的実施形態において、外側スリーブ26および内側スリーブ28はポリマー材料から成形され、および、クリップ30は、ステンレス鋼などの弾性金属の薄片から形成されている。開示されている様々な実施形態におけるクリップは、例示的な針保護材として作用することができる。図1~6の例示的実施形態の構造は、本明細書において開示される他の例示的実施形態の構造と必要に応じて組み合わせることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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