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公開番号2025009962
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024102690
出願日2024-06-26
発明の名称ヒンジ装着されたドアのためのドアストップ装置
出願人ザ・ボーイング・カンパニー,The Boeing Company
代理人園田・小林弁理士法人
主分類E05D 11/06 20060101AFI20250109BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ドアが開放されたとき、ドア及び/又は隣接する構造体を望ましくない力及び/又は損傷から保護し得るドアストップ装置を提供する。
【解決手段】ドアストップ装置500は、上面504、及び上面504と反対側かつ平行な下面506を備える本体部材を備え得る。本体部材はまた、上面504と下面506との間に延在する貫通開口部516であって、ドアヒンジのヒンジピンを受け入れるように構成された、貫通開口部516を備え得る。更に、本体部材は、上面504と下面506との間に延在する当接面であって、本体部材をドアヒンジに対して実質的に固定された位置に維持するために、ドアヒンジに対して当接するように構成された、ヒンジ係合面510を備え得る。更に、本体部材は、上面504と下面506との間に延在する第1の側面508を備え得る。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ドアの開放する動きを制限するために、ドアヒンジのヒンジピンに連結するように適合されたドアストップ装置(500、700、800、1600、1700、1800)であって、前記ドアストップ装置が、
本体部材(502、702)であって、
第1の端面(504、704)、
前記第1の端面と反対側かつ平行な第2の端面(506、706)、
前記第1の端面と前記第2の端面との間に延在する貫通開口部(516、716)であって、前記ドアヒンジの前記ヒンジピンを受け入れるように構成された、貫通開口部(516、716)、
前記第1の端面と前記第2の端面との間に延在する当接面(510、710)であって、前記本体部材を前記ドアヒンジに対して実質的に固定された位置に維持するために、前記ドアヒンジに対して当接するように構成された、当接面(510、710)、
前記第1の端面と前記第2の端面との間に延在する第1の側面(508A、708A)
を備える、本体部材(502、702)
を備える、ドアストップ装置(500、700、800、1600、1700、1800)。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
ドアストップ装置が、前記ドアヒンジ以外の隣接する構造体に接触することなく、前記ドアの前記開放する動きを制限する、請求項1に記載のドアストップ装置。
【請求項3】
前記本体部材の前記第1の側面上に配置されたバンパ部材(718)であって、前記ドアからの衝撃を吸収するように構成された、バンパ部材(718)を更に備える、請求項1に記載のドアストップ装置。
【請求項4】
前記第1の端面及び前記第2の端面が、実質的に三角形に形作られ、前記第1の端面及び前記第2の端面が、実質的に平面である、請求項1に記載のドアストップ装置。
【請求項5】
前記本体部材が、射出成形プロセス又はミリングプロセスのうちの少なくとも一方を使用して形成される、請求項1に記載のドアストップ装置。
【請求項6】
前記本体部材が、剛性材料の単一ピースから作製される、請求項5に記載のドアストップ装置。
【請求項7】
前記剛性材料が、金属、鋼、アルミニウム、プラスチック、ゴム、セラミック、ポリエステル、ナイロン、ポリアミド、ポリエチレン、又はポリプロピレンのうちの少なくとも1つから選択される、請求項6に記載のドアストップ装置。
【請求項8】
前記第1の側面及び前記当接面が、実質的に平面である、請求項1に記載のドアストップ装置。
【請求項9】
前記第1の側面及び前記当接面が、互いから角度的に離隔されて、特定の角度を越えた前記ドアの前記開放を制限し、前記ドアが、前記本体部材の前記第1の側面上に配置されたバンパ部材に接触するまで、前記ドアが開方向に移動可能である、請求項1に記載のドアストップ装置。
【請求項10】
前記特定の角度が、90度の角度、100度の角度、又は140度の角度を含む、請求項9に記載のドアストップ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
[0001]本開示は、広くは、ドアストップ装置に関し、より具体的には、ヒンジ装着されたドアの既定の角度を越えた開放する動きを制限するためのドアストップ装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
[0002]この背景の記載は、概して、本開示の文脈を提示する目的で提供される。本明細書に別段の指示がなければ、この節に記載された材料は、本開示又は添付の請求項の従来技術であると、明示的にも黙示的にも認められていない。
【0003】
[0003]民間航空機は、一般に、モジュラー式構成要素から構築されており、そのサイズ、重量、及び構造は、胴体寸法、美学的及び安全の考慮を含む、多くの考慮によって決定される。通常、民間航空機は、手荷物及び他のアイテムを格納するためのストレージユニットを含む。ストレージユニットは多種多様な形態を取り得るが、スイング可能なドアを有するストレージユニットが、何年もの間、民間航空機及び他の応用で広く使用されてきた。かかるストレージユニットは、航空機の内部の天井及び側壁に沿って取り付けられ得る。
【0004】
[0004]様々な種類のスイング可能なドアが、ストレージユニットのアセンブリのために使用されてきた。通常、ドアは、ストレージユニットのフレーム又は支持体に付着されたヒンジに取り付けられる。ドアは、開位置からヒンジの周りを回転し得、ドアを支持するフレームからある角度で延在し、4つの側面上のドアを囲むフレームと実質的に同一平面にある閉位置へと至る。構造的、美学的、又は他の理由のため、連続又は「ピアノ」ヒンジが、従来は、民間航空機のスイング可能なドアを支持するために使用される。しかし、ドアが開放されるとき、ドア(又はドアラッチ)は、ドアに隣接する構造体(例えば、壁、ドアフレーム、トリム、又は他の物体)にぶつかる又は衝突し得る。衝突の結果としての繰り返しの衝撃は、隣接する構造体及び/又はドアを損傷し得る。
【0005】
[0005]ドアが全開するとき生じ得る、ドア及び/又は隣接する構造体(例えば、壁、ドアフレーム、トリム、又は他の物体)への損傷を防止するためのドアストップ又はバンパとして作用するために使用される多くの異なる構成又は機構がある。ドアストップは、ドアと、ドアに隣接する構造体との間の衝突を防止するために、特定の角度でドアの開放を止める又は制限するように設計され得る。通常、ドアストップはドアフレーム又は壁に設置又は取り付けられ、ドアが広く開放された場合、ドアがドアストップと衝突し、ドアに隣接する構造体とは衝突しないように、ある場所に置かれる。ドアストップは、ゴム又はプラスチックなどの軟性の材料から構築されることが多く、ドアが開放されたとき、ドア及び/又は隣接する構造体が損傷させられることを防止するために、ドアからの衝撃の力を吸収し得る。他の構成では、ドアストップは、ドアの外面に取り付けられ、上述のフレーム及び壁に装着されたドアストップと実質的に同じ方法で動作し得る。
【0006】
[0006]しかし、これらの従来のドアストップは、幾つかの不都合及び/又は問題を有する。例えば、ドアストップは、設置コストを増加させ得る、ドアストップを収容する既成のドアに隣接する構造体(例えば、壁、ドアフレーム、トリム、又は他の物体)を要求し得る。ドアストップはまた、設置されるドアストップの数のため時間がかかり得る特別な取り付けハードウェア及びツール(例えば、特性ねじ、ワッシャ、ねじ回しなど)によって、隣接する構造体に固定されることを要求され得る。したがって、ドアストップは、容易に除去、交換、及び/又は移転することができない。加えて、ドアストップを取り付けるための構造体は、ドアストップを支持するために十分に強化される必要があり得る。
【0007】
[0007]更に、ドアストップが連続した使用を受けるとき、ドアストップに対するドアの継続した衝撃力は、部分的に緩められ、又は隣接する構造体からドアストップを完全に連結解除し、及び/又はドアストップの向きを変更し得る。ドアストップの喪失又は改変は、ドアストップを動作不可能にし得、及び/又は比較的役に立たないドアストップをもたらし得る。したがって、従来のドアストップは効果がない場合があり、ドア及び/又は隣接する構造体の望ましくない損傷につながり得る。更に、これらのドアストップは、数多くの部品から構成され得、費用がかかり、重量が重く、魅力的ではない場合がある。したがって、ヒンジ装着されたドアの開放する動きを制限するための、比較的費用がかからず、軽量で、信頼性の高いドアストップが必要とされている。
【発明の概要】
【0008】
[0008]本出願は、ヒンジ装着されたドアのためのドアストップ装置を対象とする。ドアストップ装置は、開方向へのドアの回転の程度又は範囲を制限するために使用され得る。例えば、ドアストップ装置は、既定の又は所定の角度を越えた開放からドアを制限し得る。その結果、ドアストップ装置は、ドアが隣接する構造体(例えば、壁、ドアフレーム、トリム、又は他の物体)の方へ揺動し衝突又は接触するのを防止し得、それにより、望まれていない損傷を引き起こし得る、ドアと隣接する構造体との間の衝突を回避し得る。したがって、ドアストップ装置は、ドアが開放されたとき、ドア及び/又は隣接する構造体を望ましくない力及び/又は損傷から保護し得る。
【0009】
[0009]ドアストップ装置は、異なる種類のドアヒンジ構成のために作製され、様々な長さ/高さに容易にサイズ決めされ得る。ドアストップ装置はまた、隣接する構造体に接触又は圧力を印加することなく、所望の位置でドアの動きを止め得る。例えば、ドアストップ装置は、ドアストップ装置の軸方向又はドアヒンジの周りの回転方向の動きを防止するために、ドアヒンジと係合又は相互接続するように構成され得る。その結果、ドアストップ装置は、隣接する構造体に接触することなく、ドアの動きを止めるために、ドアヒンジに対する実質的に固定された位置を維持し得る。したがって、ドアストップ装置は、ドアの開放する動きを制限するために、ドアヒンジのみに接触するように構成され得る。
【0010】
[0010]ドアストップ装置は、様々な構成を有して作製され得、ドアを異なる所望の角度に開放するのを制限するためにサイズ決めされる。ドアストップ装置は、比較的単純な構造で、製造するのに費用のかからないものであり得る。例えば、ドアストップ装置は、ドアストップ装置を長持ちさせ、動作において比較的問題のないことを可能にする材料の単一ピースから作製され得る。ドアストップ装置は、比較的軽量でコンパクト、かつドアヒンジの全体の外観を高めるのに美学的に魅力的でもあり得る。更に、ドアストップ装置は、ドアヒンジに予め設置される又は予め組み立てられることにより、設置時間を削減し得る。加えて、ドアストップは、ドアとの衝撃からの力を吸収するのに耐久性があり得る。例えば、ドアとの接触から生じ得る力を吸収するために、バンパ又は保護部材がドアストップ装置に連結され得る。
(【0011】以降は省略されています)

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