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公開番号2025009781
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024035233
出願日2024-03-07
発明の名称マーカリング、マーキング用治具、及びパイプカッタ
出願人株式会社オンダ製作所
代理人個人,個人
主分類B25H 7/04 20060101AFI20250109BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】マーキングの視認性を高めることができる。
【解決手段】マーカリング20は、樹脂製のパイプ91を備えるとともに管継手100に挿入される長尺体90に適用されるものであり、パイプ91の外周面に装着可能に構成されている。
【選択図】図24
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂製のパイプを備えるとともに管継手に挿入される長尺体に適用されるものであり、前記パイプの外周面に装着可能に構成されている、
マーカリング。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
前記長尺体が挿通される環状のリング本体と、
前記リング本体の内周縁から前記リング本体の径方向の内側に向かって延出され、前記内周縁に沿って配置された複数のロック片と、を備えており、
前記ロック片は、前記リング本体の軸線方向の一側への前記長尺体の移動を許容する一方、前記パイプの外周面に係合することで前記軸線方向の他側への前記長尺体の移動を阻止する、
請求項1に記載のマーカリング。
【請求項3】
複数の前記ロック片は、前記リング本体の径方向の内側ほど前記軸線方向の一側に位置するように傾斜している、
請求項2に記載のマーカリング。
【請求項4】
前記リング本体は、
前記ロック片と一体にプレス成形された金属製の環状体と、
前記環状体を外周側から保持する樹脂製の保持部材と、を備えており、
前記保持部材の外周面には、段差部が形成されている、
請求項2に記載のマーカリング。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のマーカリングを前記パイプの外周面のうち前記長尺体の先端面から所定距離の位置に装着するために用いられるマーキング用治具であって、
前記長尺体が挿入される挿入空間及び前記挿入空間に設けられて前記長尺体の挿入を当接規制する基準面を有する治具本体と、
前記基準面よりも前記長尺体の挿入方向の後側において前記マーカリングを保持するとともに、前記長尺体が前記マーカリングへ挿通されることを許容するホルダと、
前記ホルダからの前記マーカリングの取り外しを阻止するロック状態と、前記ホルダからの前記マーカリングの取り外しを許容するアンロック状態とに、前記ホルダの状態を切り換え可能であり、前記マーカリングへ前記長尺体が挿通される途中では前記ホルダの状態を前記ロック状態とする一方、前記長尺体の挿入が前記基準面によって当接規制されたことを契機として、前記ロック状態から前記アンロック状態への前記ホルダの状態の切り換えを許容する切換手段と、を備えている、
マーキング用治具。
【請求項6】
前記ホルダは、前記治具本体によって、前記長尺体の軸線方向に沿うスライド移動が可能に支持されており、
前記切換手段は、
前記ホルダに形成され、前記マーカリングを弾性係合により着脱可能に保持するリング用爪と、
前記治具本体に形成され、前記ホルダのスライド移動に伴って前記リング用爪と対向するロック面と、を備えており、
前記ロック状態においては、前記ロック面が前記リング用爪に対向して前記リング用爪の弾性変形を当接規制することで前記リング用爪からの前記マーカリングの取り外しを阻止する一方、
前記アンロック状態においては、前記ロック面が前記リング用爪に対してずれて前記リング用爪の弾性変形を許容することで前記リング用爪からの前記マーカリングの取り外しを許容するように構成されている、
請求項5に記載のマーキング用治具。
【請求項7】
前記切換手段は、
前記治具本体に形成されたホルダ用爪と、
前記ホルダに形成され、前記ホルダ用爪が係合して前記治具本体に対する前記ホルダのスライド移動を阻止することで前記ロック状態を維持する係合段差と、
前記治具本体に対して前記軸線方向に沿うスライド移動が可能に設けられ、前記治具本体の前記挿入空間に挿入された前記長尺体に押されることで前記ホルダ用爪に接近するとともに、前記長尺体の挿入が前記基準面によって当接規制された状態では、前記ホルダ用爪を押して弾性変形させることで前記ホルダ用爪と前記係合段差との係合を解除するアンロッカと、
前記軸線方向において前記ホルダ用爪から離間する側へ前記アンロッカを付勢する付勢部材と、を備えている、
請求項6に記載のマーキング用治具。
【請求項8】
前記切換手段は、前記治具本体に対して前記軸線方向へのスライド移動が可能なプッシャを備えており、
前記プッシャは、
前記軸線方向において前記基準面に対向するとともに、前記基準面に対して当接することで前記長尺体の挿入を当接規制する基準面用当接面と、
前記軸線方向において前記基準面用当接面とは反対の側に形成され、前記挿入空間へ挿入された前記長尺体の先端面が当接する長尺体用当接面と、
前記アンロッカに対して駆動連結された連結部と、を備えている、
請求項7に記載のマーキング用治具。
【請求項9】
前記付勢部材は、前記軸線方向において前記治具本体と前記プッシャとの間に介在されており、
前記ロック状態における前記プッシャの前記連結部と前記アンロッカとの間には、前記軸線方向において前記基準面とは反対の側に、前記プッシャと前記アンロッカとの相対移動を許容する隙間が形成されており、
前記切換手段は、
前記治具本体に形成され、前記ホルダ用爪に当接した状態にある前記アンロッカに対して弾性係合することで、前記軸線方向において前記基準面から離間する側へスライド移動する前記アンロッカに対して摩擦抵抗を付与するアンロッカ用爪を備えている、
請求項8に記載のマーキング用治具。
【請求項10】
前記長尺体は、
前記パイプと、
前記パイプに挿入されるインコア本体部及び前記パイプの先端面に当接されるフランジ部を有するインコアと、を備えており、
前記プッシャの前記長尺体用当接面は、
前記インコアの端面が当接されるインコア対応領域と、
前記インコアを装着していない状態にある前記パイプの先端面が当接されるパイプ対応領域と、を備えており、
前記パイプ対応領域は、前記軸線方向において、前記インコア対応領域よりも前記基準面側に位置している、
請求項8に記載のマーキング用治具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マーカリング、マーキング用治具、及びパイプカッタに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、管継手に対するパイプの挿入作業において、管継手に挿入されるべきパイプの長さを把握することができるように、パイプの外周面のうちパイプの先端から所定長さ離間した位置をマーキングすることが行われている。
【0003】
特許文献1には、パイプの外周面にマーキングするために用いられるマーキング用治具が開示されている。この治具は、パイプ挿入孔と、パイプ挿入孔の底部に設けられ、パイプの先端が当接される当接部とを備えている。当接部は、パイプ挿入孔の開口端から所定長さ離間した位置に設けられている。
【0004】
作業者は、一方の手で治具を把持するとともに他方の手でパイプを把持して、パイプの先端部をパイプ挿入孔に挿入する。そして、パイプの先端が当接部に当接された状態を保持しつつ、マーカペンのペン先をパイプ挿入孔の開口端に沿って動かすことによって、パイプの外周面にマーキング線を線引きする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-264044号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の技術のようにパイプの外周面に線引きされたマーキング線の場合、視認性において改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するためのマーカリング、マーキング用治具、及びパイプカッタの各態様を記載する。
[態様1]
樹脂製のパイプを備えるとともに管継手に挿入される長尺体に適用されるものであり、前記パイプの外周面に装着可能に構成されている、
マーカリング。
【0008】
同構成によれば、パイプの外周面に装着されたマーカリングは、同外周面よりも径方向の外側に突出する。したがって、マーキングの視認性を高めることができる。
[態様2]
前記長尺体が挿通される環状のリング本体と、
前記リング本体の内周縁から前記リング本体の径方向の内側に向かって延出され、前記内周縁に沿って配置された複数のロック片と、を備えており、
前記ロック片は、前記リング本体の軸線方向の一側への前記長尺体の移動を許容する一方、前記パイプの外周面に係合することで前記軸線方向の他側への前記長尺体の移動を阻止する、
態様1に記載のマーカリング。
【0009】
同構成によれば、マーカリングに対して、リング本体の軸線方向の一側へ向けて長尺体を挿通することで、パイプの外周面にマーカリングを装着することができる。
一方、ロック片がパイプの外周面に係合することで、リング本体の軸線方向の他側への長尺体の移動が阻止される。このため、長尺体の先端面から所定距離の位置に装着されたマーカリングに対して外力が作用した場合であっても、マーカリングが長尺体の先端面側へ移動することが阻止される。これにより、管継手に対する長尺体の挿入長さが上記所定距離よりも短くなる誤組付けを防止できる。
【0010】
また、マーカリングが装着された長尺体が管継手に挿入された状態において、管継手に対する長尺体の挿入長さが不足している場合がある。この場合、作業者が、マーカリングを管継手側に移動させることで、適正な挿入作業が行われたように誤魔化すおそれがある。この点、上記構成によれば、マーカリングを管継手側に移動させることができないため、上述した誤魔化し作業が阻止される。
(【0011】以降は省略されています)

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