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公開番号
2025009556
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023112637
出願日
2023-07-07
発明の名称
組成物、組成物を生産するための方法、スケール付着防止剤、反応装置、重合体、重合体を生産するための方法
出願人
信越化学工業株式会社
代理人
弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類
C08G
8/00 20060101AFI20250110BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】組成物、組成物を生産するための方法、スケール付着防止剤、反応装置、重合体、及び重合体を生産するための方法を提供する。
【解決手段】組成物が、芳香族化合物及びカルボニル化合物の付加縮合物と、チオール化合物を含む。上記の組成物は、例えば、芳香族化合物100質量部に対して0.01質量部以上100質量部以下のチオール化合物を含む。上記の組成物において、付加縮合物は、第1の平均分子量を有する第1の種類の付加縮合物と、第2の平均分子量を有する第2の種類の付加縮合物とを含んでよい。上記の組成物において、第1の平均分子量及び第2の平均分子量は異なる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
芳香族化合物及びカルボニル化合物の付加縮合物と、
チオール化合物と、
を含む、組成物。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記組成物は、前記芳香族化合物100質量部に対して0.01質量部以上100質量部以下の前記チオール化合物を含む、
請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記付加縮合物は、
第1の平均分子量を有する第1の種類の付加縮合物と、
第2の平均分子量を有する第2の種類の付加縮合物と、
を含み、
第1の平均分子量及び第2の平均分子量は異なる、
請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記第1の種類の付加縮合物の質量に対する前記第2の種類の付加縮合物の質量の割合は、2.3~1000であり、
前記第2の平均分子量は、前記第1の平均分子量よりも大きい、
請求項3に記載の組成物。
【請求項5】
前記チオール化合物は、
チオール基と、
水酸基、アミノ基及びカルボキシル基からなる群から選択される少なくとも1つの官能基と、
を有する、
請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記チオール化合物は、チオグリセロール、チオグリコール又はこれらの誘導体である、
請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
前記芳香族化合物は、ナフトール類である、
請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
前記カルボニル化合物は、アルデヒド化合物、ケトン化合物又はこれらの誘導体である、
請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
前記芳香族化合物は、1-ナフトールであり、
前記カルボニル化合物は、ホルムアルデヒドであり、
前記チオール化合物は、1-チオグリセロール又はチオグリコールである、
請求項1に記載の組成物。
【請求項10】
重合体を含むスケールの付着を防止するためのスケール付着防止剤であって、
請求項1から請求項9までの何れか一項に記載の組成物を含む、
スケール付着防止剤。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、組成物、組成物を生産するための方法、スケール付着防止剤、反応装置、重合体、重合体を生産するための方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1~2には、重合容器の内部に重合体スケールが付着することを防止するためのスケール付着防止剤が開示されている。
(先行技術文献)
(特許文献)
(特許文献1)特許第5445142号公報
(特許文献2)特開2003-40907号公報
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明の第1の態様においては、組成物が提供される。上記の組成物は、例えば、芳香族化合物及びカルボニル化合物の付加縮合物を含む。上記の組成物は、例えば、チオール化合物を含む。
【0004】
上記の何れかの組成物は、芳香族化合物100質量部に対して0.01質量部以上100質量部以下のチオール化合物を含んでよい。上記の何れかの組成物において、付加縮合物は、第1の平均分子量を有する第1の種類の付加縮合物と、第2の平均分子量を有する第2の種類の付加縮合物とを含んでよい。第1の平均分子量及び第2の平均分子量は異なってよい。上記の何れかの組成物において、第1の種類の付加縮合物の質量に対する第2の種類の付加縮合物の質量の割合は、2.3~1000であってよい。第2の平均分子量は、第1の平均分子量よりも大きくてよい。
【0005】
上記の何れかの組成物において、チオール化合物は、チオール基と、水酸基、アミノ基及びカルボキシル基からなる群から選択される少なくとも1つの官能基とを有してよい。上記の何れかの組成物において、チオール化合物は、チオグリセロール、チオグリコール又はこれらの誘導体であってよい。
【0006】
上記の何れかの組成物において、芳香族化合物は、ナフトール類であってよい。上記の何れかの組成物において、カルボニル化合物は、アルデヒド化合物又はケトン化合物であってよい。上記の何れかの組成物において、芳香族化合物は、1-ナフトールであってよい。上記の何れかの組成物において、カルボニル化合物は、ホルムアルデヒドであってよい。上記の何れかの組成物において、チオール化合物は、1-チオグリセロール又はチオグリコールであってよい。
【0007】
本発明の第2の態様においては、重合体を含むスケールの付着を防止するためのスケール付着防止剤が提供される。上記のスケール付着防止剤は、例えば、上記の第1の態様に係る何れかの組成物を含む。
【0008】
本発明の第3の態様においては、組成物を生産するための方法が提供される。上記の方法は、例えば、溶媒、芳香族化合物、カルボニル化合物及びチオール化合物の混合物を準備する段階を有する。上記の方法は、例えば、触媒及び界面活性剤の存在下で混合物に含まれる芳香族化合物及びカルボニル化合物を反応させて、芳香族化合物及びカルボニル化合物の付加縮合物と、チオール化合物とを含む組成物を作製する段階を有する。
【0009】
上記の何れかの方法において、触媒は、アルカリ金属水酸化物であってよい。上記の何れかの方法において、界面活性剤は、アニオン性界面活性剤であってよい。
【0010】
本発明の第4の態様においては、反応装置が提供される。上記の反応装置は、例えば、単量体を重合させるために用いられる。上記の反応装置は、例えば、単量体を含む溶液を貯留可能に構成される反応器を備える。上記の反応装置において、反応器は、例えば、溶液と接触する側の面である内壁面の少なくとも一部に配された被覆層を有する。上記の反応装置において、被覆層は、例えば、芳香族化合物及びカルボニル化合物の付加縮合物を含む。上記の反応装置において、付加縮合物は、例えば、第1の平均分子量を有する第1の種類の付加縮合物と、第2の平均分子量を有する第2の種類の付加縮合物とを含む。上記の反応装置において、第2の平均分子量は、例えば、第1の平均分子量よりも大きい。上記の反応装置において第1の種類の付加縮合物の質量に対する第2の種類の付加縮合物の質量の割合は、例えば、0.75~1000である。
(【0011】以降は省略されています)
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