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公開番号2025009547
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023112627
出願日2023-07-07
発明の名称可折構造物
出願人株式会社豊田中央研究所,国立大学法人 東京大学
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E04B 1/343 20060101AFI20250110BHJP(建築物)
要約【課題】曲げ剛性及び捩り剛性の確保のために少なくとも二つの筒型構造体が軸方向と交差する方向に並列配置された可折構造物において、筒型構造体の折畳みを小さな力で生じさせる。
【解決手段】可折構造物102は、少なくとも二つの筒型構造体104が軸方向と交差する方向に並列配置されており、筒型構造体104は、軸方向と交差する環状の複数の折曲線により折れ曲がることで長手方向に折畳み可能で、二つの筒型構造体104で捩れ特性が逆方向であり、二つの筒型構造体104は、互いに面で接合されず、且つ、複数の折曲線で接合される接合部112と、接合部112と軸方向に隣接する折曲線では接合されない非接合部114と、を有する。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも二つの筒型構造体が前記筒型構造体の軸方向と交差する方向に並列配置された可折構造物であり、
前記筒型構造体は、軸方向と交差する複数の折曲線により折れ曲がることで長手方向に折畳み可能で、並列配置された二つの前記筒型構造体で捩れ特性が逆方向であり、
二つの前記筒型構造体は、互いに面で接合されず、且つ、複数の前記折曲線で互いに接合される接合部と、前記接合部と前記軸方向に隣接する前記折曲線で互いに接合されない非接合部と、を有する、可折構造物。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
二つの前記筒型構造体は、鏡映配置されている、請求項1に記載の可折構造物。
【請求項3】
隣接する二つの前記筒型構造体は、一方の前記筒型構造体に対し他方の前記筒型構造体が鏡映配置から軸回りに回転した向きに配置されている、請求項1に記載の可折構造物。
【請求項4】
前記筒型構造体は、前記折曲線に設けられたヒンジにより折れ曲り可能である請求項1に記載の可折構造物。
【請求項5】
前記筒型構造体の各面は、板体により構成されている、請求項1に記載の可折構造物。
【請求項6】
前記筒型構造体は、互いに剛結合された複数のリンクにより構成されている、請求項1に記載の可折構造物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、可折構造物に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、少なくとも二つの筒型構造を含む可折構造物が記載されている。二つの筒型構造は、互いに共有する共有面の連続である共有面列を有し、一方の筒型構造の共有面列における捩れ特性は、他方の筒型構造の共有面列における捩れ特性とは逆方向である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開WO2017/030103号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
二つの筒型構造体が共有面どうしで対向している可折構造物では、折畳みの際に、対向する共有面の間で相対的な変位(位置のずれ)が生じる。共有面どうしを面接触させてしまうと、この相対的な変位を許容することができず、折畳みを行うことができなくなる。また、共有面の相対的な変位を許容した構造とした場合でも、共有面どうしの摩擦が生じ、折畳みに対し摩擦による抵抗力が生じる。
【0005】
本開示の目的は、曲げ剛性及び捩り剛性の確保のために少なくとも二つの筒型構造体が軸方向と交差する方向に並列配置された可折構造物において、筒型構造体の折畳みを小さな力で生じさせることを可能にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第一態様の可折構造物では、少なくとも二つの筒型構造体が前記筒型構造体の軸方向と交差する方向に並列配置された可折構造物であり、前記筒型構造体は、軸方向と交差する複数の折曲線により折れ曲がることで長手方向に折畳み可能で、並列配置された二つの前記筒型構造体で捩れ特性が逆方向であり、二つの前記筒型構造体は、互いに面で接合されず、且つ、複数の前記折曲線で互いに接合される接合部と、前記接合部と前記軸方向に隣接する前記折曲線で互いに接合されない非接合部と、を有する。
【0007】
この可折構造物では、並列配置された二つの筒型構造体で捩れ特性が逆方向である。したがって、二つの筒型構造体で捩れ特性が同方向である構成と比較して、曲げ剛性及び捩り剛性が高い。
【0008】
二つの筒型構造体は、互いに面では接合されていないが、接合部と、非接合部と、を有している。接合部では、二つの筒型構造体が折曲線で接合される。非接合部は、二つの筒型構造体が折曲線で接合されておらず、しかも、非接合部の折曲線は、接合部と軸方向に隣接している。二つの筒型構造体は、面で接合されておらず、面どうしの相対変位が可能であるので、折畳みの際の相対的な変位が許容され、筒型構造体の折畳みを小さな力で生じさせることができる。また、二つの筒型構造体が折り畳まれる場合に、面どうしの摩擦が生じないので、筒型構造体の折畳みに対しする大きな摩擦が生じない。
【0009】
第二態様の可折構造物では、第一態様において、二つの前記筒型構造体は、鏡映配置されている。
【0010】
これにより、可折構造物として高い曲げ剛性及び捩り剛性を得ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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