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公開番号2025008980
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023111653
出願日2023-07-06
発明の名称アプリケーションプログラム、記録媒体、電子機器、その制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G06F 3/12 20060101AFI20250109BHJP(計算;計数)
要約【課題】第2のネットワークが設定された連携元アプリが連携先アプリとアプリ間連携動作を行う際に、外部機器に対するデータ送信をより適切に行えるようする。
【解決手段】第1のアプリケーションプログラム(112)であって、少なくとも1つのコンピュータ(CPU101)を、外部機器へデータを送信する際の接続先としてOS110が接続先として管理する第1のネットワークとは異なる第2のネットワークを設定可能な設定手段と、第2のアプリケーションプログラム(113)との連携の指示を受け付ける受付手段と、連携の指示に元図いて第2のアプリケーションプログラム(113)の処理が実行される際、設定手段により設定された第2のネットワークに接続するための接続情報が第2のアプリケーションプログラム(113)に取得されるための特定の処理を実行する処理手段、として機能させることを特徴とする。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1のアプリケーションプログラムであって、
少なくとも1つのコンピュータを、
外部機器へデータを送信する際の接続先として、オペレーティングシステム(OS)が接続先として管理する第1のネットワークとは異なる第2のネットワークを設定可能な設定手段と、
第2のアプリケーションプログラムとの連携の指示を受け付ける受付手段と、
前記受付手段によって受け付けた連携の指示に基づいて前記第2のアプリケーションプログラムの処理が実行される際、前記設定手段により設定された前記第2のネットワークに接続するための接続情報が前記第2のアプリケーションプログラムに取得されるための特定の処理を実行する処理手段、
として機能させるためのアプリケーションプログラム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記設定手段は、
前記第2のネットワークのSSID(Sercice Set Identifire)を設定することを特徴とする請求項1に記載のアプリケーションプログラム。
【請求項3】
前記接続情報は、前記第2のネットワークのSSIDを含むことを特徴とする請求項1に記載のアプリケーションプログラム。
【請求項4】
前記接続情報は、前記第2のネットワークに接続するためのパスワードを含むことを特徴とする請求項1に記載のアプリケーションプログラム。
【請求項5】
前記設定手段により前記第2のネットワークが設定されていない場合、
前記処理手段は、
前記受付手段によって受け付けた連携の指示に基づいて前記第2のアプリケーションプログラムの処理が実行される際、前記特定の処理を実行しないことを特徴とする請求項1に記載のアプリケーションプログラム。
【請求項6】
前記第2のアプリケーションプログラムは、
前記受付手段によって受け付けた連携の指示に基づいて実行された場合、
前記第1のアプリケーションプログラムによる前記特定の処理に基づく前記接続情報の取得がされれば、前記第2のネットワークに接続して外部機器へデータを送信し、
前記第1のアプリケーションプログラムによる前記特定の処理に基づく前記接続情報の取得がされなければ、前記第1のネットワークに接続して前記外部機器へデータを送信することを特徴とする請求項1に記載のアプリケーションプログラム。
【請求項7】
前記第1のネットワークは前記オペレーティングシステムによって管理されるプライマリネットワークであり、
前記設定手段は、前記第2のネットワークをセカンダリネットワークとして設定することを特徴とする請求項1に記載のアプリケーションプログラム。
【請求項8】
前記第1のアプリケーションプログラムおよび前記第2のアプリケーションプログラムは、それぞれスマートフォンのアプリケーションプログラムであることを特徴とする請求項1に記載のアプリケーションプログラム。
【請求項9】
第2のアプリケーションプログラムであって、
少なくとも1つのコンピュータを、
当該第2のアプリケーションプログラムが第1のアプリケーションプログラムからの連携の指示に基づいて実行される場合、前記第1のアプリケーションプログラムから通知される、ネットワークへ接続するための接続情報を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得された前記接続情報に基づいて、オペレーティングシステム(OS)が接続先として管理する第1のネットワークとは異なる第2のネットワークに接続し、外部機器へデータを送信するように制御する制御手段、として機能させるためのアプリケーションプログラム。
【請求項10】
前記接続情報は、
前記第2のネットワークのSSID(Sercice Set Identifire)を含むことを特徴とする請求項9に記載のアプリケーションプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アプリ間連携を可能とするアプリケーションプログラム、記録媒体、電子機器、その制御方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
携帯端末、スマートフォン等の情報処理装置にインストールされているアプリケーション等のプログラムがプログラム間で連携して動作する「プログラム間連携」という技術が使用されている。具体的に述べると「プログラム間連携」とは例えば所定プログラムにおいてハンドリングされる情報に基づく処理を当該所定プログラムとは異なるプログラムにおいても実行可能とするものである。
【0003】
特許文献1には次述の技術が開示されている。即ち、第1アプリケーションからURLスキームを用いて第2アプリケーションを起動する際、URLスキームに印刷設定等のパラメータを付加する。これにより、第1アプリケーションと第2アプリケーションとで情報共有を行う技術が開示されている。つまり「アプリ間連携」に関する技術が開示されている。また、特許文献2は「アプリ間連携」の起動において、異なるアプリケーションを起動させた際の画面表示に対する違和感を抑制する技術が開示されている。「アプリ間連携」の起動においては、あたかも一つのアプリケーションが動作しているようにシームレスな連携動作、表示動作がユーザビリティの向上のための重要な要素となる。
【0004】
特に、特許文献1、特許文献2に開示されているように、外部機器と通信して処理を行うアプリケーションにあっては外部機器の設定情報や通信データをシームレスにやり取りすることが望まれる。
【0005】
また、近年、非特許文献1に開示されているスマートフォンは「Wi-Fi STA/STA同時接続」と称される技術により1台のスマートフォンが二つの「Wi-Fiネットワーク:Wi-Fi(登録商標)」に同時に接続可能になっている。かかる「Wi-Fi STA/STA同時接続」は、OSが設定管理するWi-Fiネットワークの接続を切断することなしに別のWi-Fiネットワークをアプリケーション毎に指定して利用することを可能にしている。なお、OSが管理するWi-Fiネットワークを「プライマリネットワーク」と称し、別のWi-Fiネットワークを「セカンダリネットワーク」と称している。
【0006】
上述した特許文献1、特許文献2にあってはプリンタ等の外部機器とWi-Fi通信を行うアプリケーションにおいて「プライマリネットワーク」によりインターネット環境を維持している。そして、「プライマリネットワーク」によりインターネット環境を維持しながら「セカンダリネットワーク」により外部機器の接続も可能としている。このような通信技術は重要なものである。例えば、アンドロイド(登録商標)OSのスマートフォンでは、OSが管理する「プライマリネットワーク」とは別にアプリケーション毎に「セカンダリネットワーク」に接続できる仕組みが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2016-18285号公報
特開2017-10089号公報
【非特許文献】
【0008】
AOSP Docs Wi-Fi STA/STA Concurrency、インターネット<URL:https://source.android.com/docs/core/connect/wifi-sta-sta-concurrency>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
このように、「セカンダリネットワーク」はアプリが指定して利用することを前提としている。このため「アプリ間連携」において、各アプリが外部機器とWi-Fi通信を行うアプリである場合の連携動作において以下のような問題が生じる事態がある。つまり、連携元となる「第1アプリ」が「セカンダリネットワーク」を利用して外部機器とWi-Fi通信を行っている場合、連携先となる「第2アプリ」は通常「プライマリネットワーク」を用いて通信を行う。このため、好ましいネットワークを利用して外部機器とWi-Fi通信を行うことができなくなるといった事態が生じ得る。
【0010】
つまり、「アプリ間連携」をしてコンテンツデータを外部出力する場合に、連携元の第1アプリで「セカンダリネットワーク」が設定されていたら、連携先の第2アプリから外部出力する際にも「セカンダリネットワーク」に出力すると想定される。しかしながら、第2アプリにおいて第1アプリと同じ「セカンダリネットワーク」が設定されていなければ、そのような外部出力は行えない。ここで、コンテンツデータの外部出力は、外部機器へのデータ送信のことであり、例えば画像閲覧アプリで画像を選択し印刷指定してプリンタドライバアプリに引き継いでプリンタに送信して印刷することなどである。
(【0011】以降は省略されています)

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