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公開番号
2025008629
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110948
出願日
2023-07-05
発明の名称
廃液抜き取りシステム、及び細胞培養システム
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12M
1/26 20060101AFI20250109BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】飛散させることなく円滑に廃液を抜き取ることができる廃液抜き取りシステム、及び細胞培養システムを提供する。
【解決手段】廃液抜き取りシステムは、水平方向に並べられた複数のフラスコから不使用となった培養液を廃液として抜き取る廃液抜き取り機構と、廃液抜き取り機構によって抜き取られた廃液を回収する回収容器を有した回収機構と、を備え、廃液抜き取り機構は、フラスコ内の廃液を吸引する吸引部を有し、廃液を回収機構に導く吸引機構と、吸引部が取り付けられ、上下方向に移動可能に設けられるとともに、上下方向に延びる軸線回りに回転して吸引部を旋回させるアームを有した支持機構と、上下方向から見て吸引部の軌跡上に配置され、洗浄液を貯留する洗浄部と、複数のフラスコを水平方向に直線移動させ、1つのフラスコを上下方向から見て軌跡上に配置する移動機構と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
水平方向に並べられた複数のフラスコから不使用となった培養液を廃液として抜き取る廃液抜き取り機構と、
前記廃液抜き取り機構によって抜き取られた廃液を回収する回収容器を有した回収機構と、
を備え、
前記廃液抜き取り機構は、
前記フラスコ内の廃液を吸引する吸引部を有し、廃液を前記回収機構に導く吸引機構と、
前記吸引部が取り付けられ、上下方向に移動可能に設けられるとともに、上下方向に延びる軸線回りに回転して前記吸引部を旋回させるアームを有した支持機構と、
上下方向から見て前記吸引部の軌跡上に配置され、洗浄液を貯留する洗浄部と、
前記複数のフラスコを水平方向に直線移動させ、1つの前記フラスコを上下方向から見て前記軌跡上に配置する移動機構と、
を備える廃液抜き取りシステム。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記吸引機構は、
先端に前記吸引部が設けられた吸引チューブと、
前記吸引チューブに接続され、前記吸引部に廃液を吸引させる吸引ポンプと、
を有し、
前記回収容器は、前記吸引ポンプに接続されている請求項1に記載の廃液抜き取りシステム。
【請求項3】
前記回収容器は、密封状態で内外部から加わる圧力に耐えることができる構造を有し、
前記回収機構は、前記吸引部と前記回収容器とを繋ぐ廃液の流路を開閉するバルブをさらに有する請求項1に記載の廃液抜き取りシステム。
【請求項4】
前記回収機構は、前記回収容器の内圧を減圧する真空ポンプをさらに有する請求項3に記載の廃液抜き取りシステム。
【請求項5】
前記回収容器は、
軟質材料で形成され、前記吸引部で吸引された廃液を回収する第一容器と、
密封状態で内外部から加わる圧力に耐えることができる構造を有し、前記第一容器が内部に配置される第二容器と、
を有し、
前記回収機構は、前記第二容器の内圧を減圧する真空ポンプをさらに有する請求項1に記載の廃液抜き取りシステム。
【請求項6】
前記吸引部から前記回収容器への廃液の流れを検知する流れ検知センサと、
前記第二容器の内表面に設けられ、前記第一容器の接触を検知する接触検知センサと、
をさらに備える請求項5に記載の廃液抜き取りシステム。
【請求項7】
前記第二容器の内側であって、前記真空ポンプに接続される前記第二容器の吸引口に取り付けられた弾性部と、
前記真空ポンプの電流値の上昇を検知する電流検知センサと、
をさらに備える請求項5又は6に記載の廃液抜き取りシステム。
【請求項8】
前記吸引機構は、前記吸引部の先端に装着され、弾性材料により形成されたカバーを有し、
前記カバーの先端面には、切り欠き部が形成されている請求項1から6のいずれか1項に記載の廃液抜き取りシステム。
【請求項9】
前記回収容器に殺菌剤を供給する殺菌剤供給部をさらに備える、請求項1から6のいずれか1項に記載の廃液抜き取りシステム。
【請求項10】
前記回収機構は、前記回収容器の内部を負圧にする負圧機構をさらに有する、請求項9に記載の廃液抜き取りシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、廃液抜き取りシステム、及び細胞培養システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、無菌状態の環境下で培養液に対して分注操作等の各種の操作を行うアイソレータ(クリーンベンチ)、及び温度・湿度・二酸化炭素濃度等が管理された適切な環境下で細胞培養が行われるインキュベータを備えた細胞培養システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3203002号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、不使用となった培養液は、廃液として抜き取られる。処理効率向上の観点から、廃液を円滑に抜き取ることが求められている。また、廃液の抜き取り時には、清浄度を保つために廃液が飛散してしまうことを抑制しなければならない。
【0005】
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、飛散させることなく円滑に廃液を抜き取ることができる廃液抜き取りシステム、及び細胞培養システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係る廃液抜き取りシステムは、水平方向に並べられた複数のフラスコから不使用となった培養液を廃液として抜き取る廃液抜き取り機構と、前記廃液抜き取り機構によって抜き取られた廃液を回収する回収容器を有した回収機構と、を備え、前記廃液抜き取り機構は、前記フラスコ内の廃液を吸引する吸引部を有し、廃液を前記回収機構に導く吸引機構と、前記吸引部が取り付けられ、上下方向に移動可能に設けられるとともに、上下方向に延びる軸線回りに回転して前記吸引部を旋回させるアームを有した支持機構と、上下方向から見て前記吸引部の軌跡上に配置され、洗浄液を貯留する洗浄部と、前記複数のフラスコを水平方向に直線移動させ、1つの前記フラスコを上下方向から見て前記軌跡上に配置する移動機構と、を備える。
【0007】
本開示に係る廃液抜き取りシステムは、フラスコから不使用となった培養液を廃液として抜き取る廃液抜き取り機構と、前記廃液抜き取り機構によって抜き取られた廃液を回収する回収容器を有した回収機構と、を備え、前記廃液抜き取り機構は、前記フラスコ内の廃液を吸引する吸引部を有し、廃液を前記回収機構に導く吸引機構を備え、前記回収容器は、軟質材料で形成され、前記吸引部で吸引された廃液を回収する第一容器と、密封状態で内外部から加わる圧力に耐えることができる構造を有し、前記第一容器が内部に配置される第二容器と、を有し、前記回収機構は、前記第二容器の内圧を減圧する真空ポンプをさらに有する。
【0008】
本開示に係る廃液抜き取りシステムは、水平方向に並べられた複数のフラスコから不使用となった培養液を廃液として抜き取る廃液抜き取り機構と、前記廃液抜き取り機構によって抜き取られた廃液を回収する回収容器を有した回収機構と、を備え、前記廃液抜き取り機構は、前記フラスコ内の廃液を吸引する吸引部を有し、廃液を前記回収機構に導く吸引機構と、前記吸引部を上下方向に移動可能にとする支持機構と、を備える。
【0009】
本開示に係る細胞培養システムは、上記の廃液抜き取りシステムと、前記フラスコと、前記フラスコが収容される培養エリアを形成するインキュベータと、前記フラスコに対して分注操作を行う液操作エリアを形成するクリーンベンチと、前記培養エリア及び前記液操作エリアのぞれぞれで前記フラスコを搬送可能な搬送装置と、前記インキュベータと前記クリーンベンチとの間で前記フラスコを移送可能なパスボックスと、を備える。
【発明の効果】
【0010】
本開示の廃液抜き取りシステム、及び細胞培養システムによれば、飛散させることなく円滑に廃液を抜き取ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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