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公開番号2025013579
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2024195248,2021015585
出願日2024-11-07,2021-02-03
発明の名称サイレンサ
出願人三菱重工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G10K 11/16 20060101AFI20250117BHJP(楽器;音響)
要約【課題】吸音スプリッタの振動に起因する放射音を低減する。
【解決手段】サイレンサは、音源からの音波が伝播する第1方向に沿って配置され、第1方向に交差する第2方向に並ぶ複数の吸音スプリッタを有し、少なくとも1つの吸音スプリッタは、第1方向に並ぶ音源側部分及び先端側部分を有し、音源側部分の第2方向の寸法は先端側部分の第2方向の寸法と同一又はほぼ同一であり、音源側部分と先端側部分とは第1方向に間隔を空けた状態で配置され、音源側部分の内部及び先端側部分の内部に吸音材が設けられ、音源側部分及び先端側部分は、第1方向及び第2方向にそれぞれ直交する第3方向の端部である上面に孔部が形成される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
音源からの音波が伝播する第1方向に沿って配置され、前記第1方向に交差する第2方向に並ぶ複数の吸音スプリッタを有し、
少なくとも1つの前記吸音スプリッタは、前記第1方向に並ぶ音源側部分及び先端側部分を有し、
前記音源側部分の前記第2方向の寸法は前記先端側部分の前記第2方向の寸法と同一又はほぼ同一であり、前記音源側部分と前記先端側部分とは前記第1方向に間隔を空けた状態で配置され、
前記音源側部分の内部及び前記先端側部分の内部に吸音材が設けられ、
前記音源側部分及び前記先端側部分は、前記第1方向及び前記第2方向にそれぞれ直交する第3方向の端部である上面に孔部が形成される
サイレンサ。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
複数の前記吸音スプリッタは、前記音源である機械装置に接続されるダクトの内部に配置され、
前記孔部は、前記ダクトの天井部に面するように配置される
請求項1に記載のサイレンサ。
【請求項3】
前記孔部は、前記第1方向及び前記第2方向にそれぞれ複数配置される
請求項1に記載のサイレンサ。
【請求項4】
前記孔部は、前記第1方向に等ピッチで並ぶように列を形成し、当該列が前記第2方向に複数設けられ、
前記第2方向に隣り合う前記列同士の間では、前記孔部の位置が前記第1方向に半ピッチ分ずれて配置される
請求項3に記載のサイレンサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、サイレンサに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ガスタービンのダクト等においては、音源となるガスタービンから伝播する音波を低減するため、サイレンサが配置される。サイレンサとしては、例えば複数の吸音スプリッタを並べた構成が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2017-531143号公報
特開2017-062465号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなサイレンサにおいては、吸音スプリッタの振動に起因する放射音を低減することが求められる。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであり、吸音スプリッタの振動に起因する放射音を低減することが可能なサイレンサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るサイレンサは、音源からの音波が伝播する第1方向に沿って配置され、前記第1方向に交差する第2方向に並ぶ複数の吸音スプリッタを有し、少なくとも1つの前記吸音スプリッタは、前記第1方向に並ぶ音源側部分及び先端側部分を有し、前記音源側部分の前記第2方向の寸法が前記先端側部分の前記第2方向の寸法と同一又はほぼ同一であり、前記音源からの音波により前記音源側部分が加振された場合に前記音源側部分から前記先端側部分に伝播する振動が抑制されるように、前記音源側部分と前記先端側部分とは前記第1方向に間隔を空けた状態で配置される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、吸音スプリッタの振動に起因する放射音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係るサイレンサの一例を示す斜視図である。
図2は、変形例に係るサイレンサの構成を模式的に示す斜視図である。
図3は、変形例に係るサイレンサの構成を模式的に示す斜視図である。
図4は、変形例に係るサイレンサの構成を模式的に示す斜視図である。
図5は、変形例に係るサイレンサの構成を模式的に示す斜視図である。
図6は、図5におけるA-A´矢視図である。
図7は、変形例に係るサイレンサの構成を模式的に示す斜視図である。
図8は、変形例に係るサイレンサの構成を模式的に示す斜視図である。
図9は、変形例に係るサイレンサの構成を模式的に示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係るサイレンサの実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
図1は、本実施形態に係るサイレンサ100の一例を示す斜視図である。図1に示すサイレンサ100は、音源からの音波を低減するために用いられる。本実施形態では、サイレンサ100がガスタービンのダクト50の吸気口50aに配置される場合を例に挙げて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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