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公開番号
2025098500
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023214664
出願日
2023-12-20
発明の名称
音響式遮音材の製造方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人平木国際特許事務所
主分類
G10K
11/172 20060101AFI20250625BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】仕切りを設ける必要がなく、遮音性を向上することができる音響式遮音材の製造方法を提供する。
【解決手段】音響管12を押出成形する音響式遮音材10の製造方法であって、前記音響管12の幅方向に押出成形し、前記音響管12の押出方向(幅方向)の端面を(封止板14などで)封止する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
音響管を押出成形する音響式遮音材の製造方法であって、
前記音響管の幅方向に押出成形し、前記音響管の押出方向の端面を封止する音響式遮音材の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、音響式遮音材の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
騒音を管理ないし低減するための解決策はいくつかあり、例えば、ある解決策では、音響管(ヘルムホルツ共鳴器や音響メタマテリアルなど)を使用する。音響管は、構造体の内部共鳴を利用して、騒音を打ち消す音響式(共鳴式)遮音材を構成する。
【0003】
例えば、特許文献1には、「開口部を有する防音構造体であって、開口部の側面から防音構造体本体の内部に向かって、終端が閉じた複数の音響管を併設し、これらの音響管の長さを調節することにより開口部の側面における音響インピーダンスをゼロとするように構成された」防音構造体、および「金属材料を塑性加工することにより前記複数の音響管が一体に成形された」防音構造体が開示されている。
【0004】
また、別の構造体として、図3に記載のような共鳴式遮音材が本発明者等により既に提案されている。図3に記載の従来の遮音材110は、対象音を吸収するための複数の音響管(音響散乱体)112を含み、各音響管112は、開放端および内部空間113sからなる終端を有するチャネル113cを画定するハウジング113を含む。チャネル113cの終端(内部空間113s)は、ハウジング113の長さ(高さ方向)に沿って延びている。複数の音響管112は、長さ方向に積み重ねられている。また、各音響管112は、ハウジング113の長さ(高さ方向)に沿ってチャネル113cを細分する1つまたは複数のスペーサ(以下、仕切りとも呼ぶ)114を(隣り合う音響管との間に)含む。
【0005】
図3に記載のような共鳴式遮音材にて対象周波数を遮音する断面設計をしても、遮音材が長い場合、3次元的な共鳴モードが影響し、目標とする遮音特性が得られない。スペーサ(仕切り)にて共鳴式遮音材を共鳴モードが発生しない長さにすることで、設計通りの効果を得ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2004-124601号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記の共鳴式遮音材は、目的の長さにするために仕切りを設ける必要がある。しかし、仕切りの部分は音響管内で共鳴波が発生しないため、通過する騒音を逆位相で打ち消すことができないため、遮音性が低下する。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、仕切りを設ける必要がなく、遮音性を向上することができる音響式遮音材の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するため、本発明は、音響管を押出成形する音響式遮音材の製造方法であって、前記音響管の幅方向に押出成形し、前記音響管の押出方向の端面を封止することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、仕切りを設ける必要がなく、遮音性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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