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公開番号2025098488
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214639
出願日2023-12-20
発明の名称発音制御装置
出願人ヤマハ株式会社
代理人弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類G10H 1/00 20060101AFI20250625BHJP(楽器;音響)
要約【課題】鍵の押下量の情報を含む測定信号を演奏支援に用いること
【解決手段】一実施形態における発音制御装置は、第1、第2取得部、第1、第2特定部、および第1、第2生成部を含む。第1取得部は、発音制御信号を取得する。第2取得部は、鍵動作信号を取得する。第1特定部は、曲データおよび発音制御信号に基づいて、演奏予測区間を特定する。第2特定部は、鍵動作信号に基づいて予測音高および発音予測期間を特定する。第1生成部は、発音制御信号を取得すると、演奏対象音高に当該発音制御信号における音高が含まれ、発音強度が所定値未満である場合に、音信号を音源装置に生成させるための第1指示信号を生成する。第2生成部は、発音予測期間に発音制御信号を取得しなかった場合には、発音体が発音されるように鍵盤装置を駆動するための第2指示信号を生成する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
鍵および前記鍵の押下により発音する発音体を含む鍵盤装置において押下された前記鍵に対応して発音される音高および発音強度を含む発音制御信号を取得する第1取得部と、
前記鍵および当該鍵の押下量を含む鍵動作信号を取得する第2取得部と、
曲を構成する音高と当該音高の発音タイミングが規定された曲データおよび前記発音制御信号に基づいて、演奏予測区間を特定する第1特定部と、
前記鍵動作信号に基づいて予測される発音に関する予測音高および発音予測期間を特定する第2特定部と、
前記発音制御信号を取得すると、前記演奏予測区間に対応する演奏対象音高に当該発音制御信号における音高が含まれ、かつ当該音高に対応する前記発音強度が所定値未満である場合に、当該音高に対応する音信号を音源装置に生成させるための第1指示信号を生成する第1生成部と、
前記発音予測期間に前記予測音高に対応する前記発音制御信号を取得しなかった場合には、当該予測音高に対応する前記発音体が発音されるように前記鍵盤装置を駆動するための第2指示信号を生成する第2生成部と、
を含む、発音制御装置。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記曲データは、演奏予定データおよび第1伴奏データを含み、
前記演奏対象音高は、前記演奏予定データにおける前記演奏予測区間に含まれる音高を含み、
前記演奏対象音高に前記予測音高が含まれる場合、前記演奏予測区間と前記第1伴奏データとに基づいて特定される音高に対応する前記発音体が発音されるように前記鍵盤装置を駆動するための第3指示信号を生成する第3生成部をさらに含む、
請求項1に記載の発音制御装置。
【請求項3】
前記第3指示信号が生成された場合に、前記第3指示信号を生成するために用いた前記予測音高に対応する前記発音制御信号を仮想的に生成する仮想生成部をさらに含み、
前記第1取得部が前記第3指示信号を生成した後の所定期間において前記予測音高に対応する前記発音制御信号を前記鍵盤装置から取得しなかった場合には、前記第1特定部は、さらに仮想的に生成された前記発音制御信号を用いて前記演奏予測区間を特定する、
請求項2に記載の発音制御装置。
【請求項4】
前記曲データは、第2伴奏データをさらに含み、
前記第1特定部は、前記曲データおよび前記発音制御信号に基づいて特定された演奏位置を含むように前記演奏予測区間を特定し、
前記第2伴奏データに規定された音高に対応する前記発音体が、前記演奏位置に応じて発音されるように前記鍵盤装置を駆動するための第4指示信号を生成する第4生成部をさらに含む、
請求項3に記載の発音制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は演奏を支援する方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
電子ピアノなどの鍵盤楽器は、鍵などの動きを測定した測定信号を用いて、発音強度および発音タイミングなどを含む制御信号を生成する。音源装置は、制御信号を受け取ることで音信号を生成する。測定信号は、他の用途で活用することも検討されている。例えば、ネットワークを介した演奏者との合奏を低遅延で実現するために、送信側で生成した制御信号を送信するのではなく、測定信号を他の通信拠点に送信することによって受信側において制御信号を生成する技術が提案されている。この技術は、例えば、特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-154288号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
測定信号は、鍵の押下量の履歴という多くの情報を含んでいる。このような情報を有効に活用するため、さらに他の用途での活用方法も求められている。
【0005】
本発明の目的の一つは、鍵の押下量の情報を含む測定信号を演奏支援に用いることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態における発音制御装置は、第1取得部、第2取得部、第1特定部、第2特定部、第1生成部および第2生成部を含む。第1取得部は、鍵および前記鍵の押下により発音する発音体を含む鍵盤装置において押下された鍵に対応して発音される音高および発音強度を含む発音制御信号を取得する。第2取得部は、鍵および当該鍵の押下量を含む鍵動作信号を取得する。第1特定部は、曲を構成する音高と当該音高の発音タイミングが規定された曲データおよび発音制御信号に基づいて、演奏予測区間を特定する。第2特定部は、鍵動作信号に基づいて予測される発音に関する予測音高および発音予測期間を特定する。第1生成部は、発音制御信号を取得すると、演奏予測区間に対応する演奏対象音高に当該発音制御信号における音高が含まれ、かつ当該音高に対応する発音強度が所定値未満である場合に、当該音高に対応する音信号を音源装置に生成させるための第1指示信号を生成する。第2生成部は、発音予測期間に予測音高に対応する発音制御信号を取得しなかった場合には、当該予測音高に対応する発音体が発音されるように鍵盤装置を駆動するための第2指示信号を生成する。
【0007】
一実施形態における発音制御方法は、鍵および前記鍵の押下により発音する発音体を含む鍵盤装置において押下された鍵に対応して発音される音高および発音強度を含む発音制御信号と、鍵および当該鍵の押下量を含む鍵動作信号と、を取得する制御装置において実行される。発音制御方法は、曲を構成する音高と当該音高の発音タイミングが規定された曲データおよび発音制御信号に基づいて、演奏予測区間を特定することと、鍵動作信号に基づいて予測される発音に関する予測音高および発音予測期間を特定することと、発音制御信号を取得すると、演奏予測区間に対応する演奏対象音高に当該発音制御信号における音高が含まれ、かつ当該音高に対応する発音強度が所定値未満である場合には、当該音高に対応する音信号を音源装置に生成させるための第1指示信号を生成することと、発音予測期間に予測音高に対応する発音制御信号を取得しなかった場合には、当該予測音高に対応する発音体が発音されるように鍵盤装置を駆動するための第2指示信号を生成することと、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、鍵の押下量の情報を含む測定信号を演奏支援に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態における自動演奏ピアノの構成を説明するための図である。
一実施形態における自動演奏ピアノの内部構成を説明する図である。
一実施形態における制御ユニットの構成を説明する図である。
一実施形態における曲データの構成を説明する図である。
一実施形態における演奏支援機能の構成を説明する図である。
一実施形態における同期音生成部の構成を説明する図である。
一実施形態における演奏補助部の構成を説明する図である。
一実施形態における鍵動作信号の生成方法の処理を説明するフローチャートである。
鍵の動作例に対して生成される鍵動作信号を示す図である。
一実施形態における同期音の生成方法の処理を説明するフローチャートである。
一実施形態における演奏補助方法の処理を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に示す実施形態は一例であって、本発明はこれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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