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公開番号
2025105872
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2025075154,2020169850
出願日
2025-04-30,2020-10-07
発明の名称
加振装置及び加振システム
出願人
ヤマハ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G10D
3/02 20060101AFI20250703BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】加振装置の加振により弦楽器において発音する音量の向上を図ることができ、かつ、演奏者が弦楽器を演奏する際の弦楽器の音響特性に近づけることができるようにする。
【解決手段】本体23及び本体23に対して所定の振動方向に振動する振動体24を有する加振器21と、振動体24から延びるように設けられ、弦楽器の弦101に接触して振動体24の振動を弦101に伝達する振動伝達部22と、を備え、振動伝達部22が、弦101を挟む挟持部25を含み、挟持部25が弦101を挟むことで、振動伝達部22が弦101に接触した状態に保持される加振装置2を提供する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
本体及び加振信号を受けて前記本体に対して所定の振動方向に振動する振動体を有する加振器と、
前記振動体から延びるように設けられ、弦楽器の弦に接触して前記振動体の振動を前記弦に伝達する振動伝達部と、を備え、
前記振動伝達部が、前記弦を挟む挟持部を含み、
前記挟持部が前記弦を挟むことで、前記振動伝達部が前記弦に接触した状態に保持される加振装置。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記挟持部は、前記弦を両側から押さえて落ちないように挟む請求項1に記載の加振装置。
【請求項3】
前記挟持部は、複数の前記弦を挟む請求項1又は請求項2に記載の加振装置。
【請求項4】
前記挟持部は、複数の前記弦のうち一つの弦を挟む請求項1又は請求項2に記載の加振装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の加振装置と、前記弦楽器の胴部を直接加振する胴部加振装置と、を備える加振システム。
【請求項6】
前記加振装置による加振の周波数特性と、前記胴部加振装置による加振の周波数特性とが、互いに異なる請求項5に記載の加振システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、加振装置及び加振システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、弦楽器の弦に支持されてブリッジを直接加振することで発音させる(加振器を備えた)弦楽器用の加振装置が開示されている。
特許文献2には、弦楽器の弦に支持されて駒を直接加振することで発音させる弦楽器用の加振装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5849172号公報
特許第6503135号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、弦楽器の駒やブリッジは、その材質が弦楽器の弦や胴部と比較して硬い。また、駒やブリッジは、その一部が胴部に固定されるとともに弦を支持する構造となる。このため、特許文献1,2のように加振装置で駒やブリッジを直接加振しても、駒やブリッジは振動しにくく、加振装置の振動(振幅)の大きさに対して弦楽器の胴部や弦の振動(振幅)が小さくなってしまう。これにより、加振装置による振動に応じて弦楽器において発音する音量が不足してしまう、という問題がある。
また、駒やブリッジでは、特に加振装置による低い周波数帯の振動が減衰しやすい。このため、加振装置によって弦を振動させたときの弦楽器の音響特性が、演奏者が弦楽器を演奏したときの弦楽器の音響特性と大きく異なってしまう、という問題がある。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、音量の向上を図ることができ、かつ、演奏者が弦楽器を演奏する際の弦楽器の音響特性に近づけることが可能な加振装置及び加振システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第一の態様は、本体及び加振信号を受けて前記本体に対して所定の振動方向に振動する振動体を有する加振器と、前記振動体から延びるように設けられ、弦楽器の弦に接触して前記振動体の振動を前記弦に伝達する振動伝達部と、を備え、前記振動伝達部が、前記弦を挟む挟持部を含み、前記挟持部が前記弦を挟むことで、前記振動伝達部が前記弦に接触した状態に保持される加振装置である。
【0007】
本発明の第二の態様は、前記加振装置と、前記弦楽器の胴部を直接加振する胴部加振装置と、を備える加振システムである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、被駆動体として弦楽器の弦を加振装置によって直接加振することで、弦楽器において発音する音量の向上を図ることができ、かつ、演奏者が弦楽器を演奏する際の弦楽器の音響特性に近づけることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る加振システムを適用したコントラバスを示す正面図である。
本発明の一実施形態に係る加振システムを適用したコントラバスを示す側面図である。
図1,2の加振装置を弦の軸方向から見た図である。
第一例の押付具によって胴部加振装置を胴部の外面に押し付けた状態を示すコントラバスの背面図である。
第一例の押付具によって胴部加振装置を胴部の外面に押し付けた状態を示すコントラバスの側面図である。
第二例の押付具によって胴部加振装置を胴部の外面に押し付けた状態を示すコントラバスの背面図である。
第二例の押付具によって胴部加振装置を胴部の外面に押し付けた状態を示すコントラバスの側面図である。
第三例の押付具によって胴部加振装置を胴部の外面に押し付けた状態を示すコントラバスの背面図である。
第三例の押付具によって胴部加振装置を胴部の外面に押し付けた状態を示すコントラバスの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1~3を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1,2に示すように、本実施形態に係る加振装置2及び加振システム1は、弦101と、内部に空洞を有する胴部102と、弦101の振動を胴部102に伝達する駒103(あるいはブリッジ)と、を有する弦楽器に適用される。以下では、加振装置2及び加振システム1を弦楽器の一種であるコントラバス100に適用した例について説明する。ただし、加振装置2及び加振システム1は、バイオリン、チェロ、アコースティックギター、ウクレレなどの他の弦楽器に適用されてよい。
(【0011】以降は省略されています)
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