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公開番号2025144243
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-02
出願番号2024043927
出願日2024-03-19
発明の名称モデルデータ決定方法、モデルデータ決定装置およびモデルデータ決定プログラム
出願人ヤマハ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G10H 1/00 20060101AFI20250925BHJP(楽器;音響)
要約【課題】楽器に設けられた近接センサを用いて、実空間の演奏者の動作を仮想空間のモデルデータに適切に反映させることが可能なモデルデータ決定方法、モデルデータ決定装置およびモデルデータ決定プログラムを提供する。
【解決手段】コンピュータによりモデルデータ決定方法が実行される。モデルデータ決定方法においては、楽器に設けられた近接センサ220の検出結果が取得される。また、取得された近接センサ220の検出結果に基づいて、楽器と演奏者の身体の少なくとも一部との相対位置が決定される。さらに、決定された相対位置に基づいて、仮想空間における演奏者のモデルデータの姿勢が決定される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
楽器に設けられた近接センサの検出結果を取得し、
取得された前記近接センサの検出結果に基づいて、前記楽器と演奏者の身体の少なくとも一部との相対位置を決定し、
決定された前記相対位置に基づいて、仮想空間における前記演奏者のモデルデータの姿勢を決定し、
コンピュータにより実行されるモデルデータ決定方法。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
決定される前記演奏者のモデルデータの姿勢は、前記仮想空間における前記楽器のモデルデータに対する前記演奏者のモデルデータの相対的な姿勢を含む、請求項1記載のモデルデータ決定方法。
【請求項3】
前記近接センサの検出結果と、前記相対位置との関係をさらに登録し、
前記相対位置を決定することは、取得された前記近接センサの検出結果と、登録された関係とに基づいて、前記楽器と前記演奏者の身体の少なくとも一部との前記相対位置を決定することを含む、請求項1または2記載のモデルデータ決定方法。
【請求項4】
前記近接センサの検出結果と、前記相対位置との間の入出力関係を示す学習済モデルをさらに取得し、
前記相対位置を決定部することは、取得された前記近接センサの検出結果と、取得された前記学習済モデルとに基づいて、前記楽器と前記演奏者の身体の少なくとも一部との前記相対位置を決定することを含む、請求項1または2記載のモデルデータ決定方法。
【請求項5】
前記姿勢を決定することは、決定された前記相対位置に対して、逆運動学に基づく演算を行うことにより前記演奏者のモデルデータの姿勢を決定することを含む、請求項1または2記載のモデルデータ決定方法。
【請求項6】
前記姿勢を決定することは、決定された前記相対位置に基づいて、予め準備された複数の姿勢の中から前記演奏者のモデルデータの姿勢を決定することを含む、請求項1または2記載のモデルデータ決定方法。
【請求項7】
前記姿勢を決定することは、決定された前記相対位置に対して、逆運動学に基づく演算を行い、演算結果に基づいて、予め準備された複数の姿勢の中から前記演奏者のモデルデータの姿勢を決定することを含む、請求項1または2記載のモデルデータ決定方法。
【請求項8】
前記楽器に付与された固有の識別情報であって、当該楽器に設けられた前記近接センサの位置が対応付けられた識別情報をさらに取得し、
取得された識別情報に基づいて、前記楽器に設けられた前記近接センサの位置をさらに特定し、
前記相対位置を決定することは、特定された前記近接センサの位置にさらに基づいて、前記楽器と前記演奏者の身体の少なくとも一部との前記相対位置を決定することを含む、請求項1または2記載のモデルデータ決定方法。
【請求項9】
前記近接センサは、前記楽器における前記演奏者の手の演奏操作範囲に設けられる、請求項1または2記載のモデルデータ決定方法。
【請求項10】
前記近接センサは、前記楽器における前記演奏者の手以外の部位と当接する部分に設けられる、請求項1または2記載のモデルデータ決定方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モデルデータを決定するモデルデータ決定方法、モデルデータ決定装置およびモデルデータ決定プログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
楽器にセンサが設けられ、センサの検出結果が演奏に利用されることがある。例えば特許文献1には、検出センサが楽器本体に取り付けられた弦楽器が記載されている。検出センサは、楽器本体に加えられた力に応じた検出信号を出力する。検出センサから出力された検出信号に基づいて、弦振動信号に対して効果を付与する効果付与部の動作が制御される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-151642号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、仮想空間において、演奏者のモデルデータ(アバター)同士による合奏が行われることがある。ここで、実空間の合奏においては、各演奏者は、共演者による演奏音だけではなく、共演者の演奏予備動作に合わせて演奏する。なお、演奏予備動作とは、実際に音を発生させるための演奏動作につながる動作であるものの、実際に音を発生させるための動作ではない。演奏予備動作の具体例として、リズムに合わせて手または頭部を揺らす動作が挙げられる。
【0005】
仮想空間においても、快適な合奏を実現するためには、演奏予備動作を含む演奏者の動作を適切にモデルデータに反映させる必要がある。しかしながら、特許文献1に開示された技術を用いて、演奏者の動作をモデルデータに適切に反映させることは困難である。
【0006】
本発明の目的は、楽器に設けられた近接センサを用いて、実空間の演奏者の動作を仮想空間のモデルデータに適切に反映させることが可能なモデルデータ決定方法、モデルデータ決定装置およびモデルデータ決定プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一局面に従うモデルデータ決定方法は、楽器に設けられた近接センサの検出結果を取得し、取得された前記近接センサの検出結果に基づいて、前記楽器と前記演奏者の身体の少なくとも一部との相対位置を決定し、決定された前記相対位置に基づいて、仮想空間における前記演奏者のモデルデータの姿勢を決定し、コンピュータにより実行される。
【0008】
本発明の他の局面に従うモデルデータ決定装置は、楽器に設けられた近接センサの検出結果を取得する検出結果取得部と、前記検出結果取得部により取得された前記近接センサの検出結果に基づいて、前記楽器と前記演奏者の身体の少なくとも一部との相対位置を決定する相対位置決定部と、前記相対位置決定部により決定された前記相対位置に基づいて、仮想空間における前記演奏者のモデルデータの姿勢を決定する姿勢決定部とを備える。
【0009】
本発明のさらに他の局面に従うモデルデータ決定プログラムは、楽器に設けられた近接センサの検出結果を取得する処理と、取得された前記近接センサの検出結果に基づいて、前記楽器と前記演奏者の身体の少なくとも一部との相対位置を決定する処理と、決定された前記相対位置に基づいて、仮想空間における前記演奏者のモデルデータの姿勢を決定する処理とを、コンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、楽器に設けられた近接センサを用いて、実空間の演奏者の動作を仮想空間のモデルデータに適切に反映させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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