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公開番号2025170154
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-14
出願番号2025153584,2024510007
出願日2025-09-16,2023-03-10
発明の名称データ出力方法、プログラム、データ出力装置および電子楽器
出願人ヤマハ株式会社
代理人弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類G10G 1/00 20060101AFI20251107BHJP(楽器;音響)
要約【課題】ユーザの演奏に基づいて楽譜上の演奏位置を特定するときの精度を向上する。
【解決手段】一実施形態におけるデータ出力方法は、演奏操作に関する入力データを順次取得することと、入力データを第1推定モデルおよび第2推定モデルを含む複数の推定モデルに提供することによって、第1推定情報および第2推定情報を含む複数の推定情報を取得することと、複数の推定情報に基づいて楽譜演奏位置を特定することと、楽譜演奏位置に基づいて所定のデータを再生して出力することと、を含む。第1推定モデルは、演奏操作に関する演奏データと所定の楽譜における楽譜位置との関係を示すモデルである。第2推定モデルは、演奏データと小節内位置との関係を学習させたモデルである。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
演奏操作に関する入力データを順次取得することと、
前記入力データを第1推定モデルおよび第2推定モデルを含む複数の推定モデルに提供することによって、第1推定情報および第2推定情報を含む複数の推定情報を取得することと、
前記複数の推定情報に基づいて、前記入力データに対する楽譜演奏位置を特定することと、
前記楽譜演奏位置に基づいて所定のデータを再生して出力することと、
を含み、
前記第1推定モデルは、演奏操作に関する演奏データと所定の楽譜における楽譜位置との関係を示すモデルであり、前記入力データが提供されると当該入力データに対応する楽譜位置に関する前記第1推定情報を出力し、
前記第2推定モデルは、前記演奏データと小節内位置との関係を示すモデルであり、前記入力データが提供されると当該入力データに対応する小節内位置に関する前記第2推定情報を出力する、
データ出力方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はデータを出力する技術に関する。
背景技術
続きを表示(約 1,800 文字)【0002】
所定の楽曲についてユーザによる演奏によって得られた音データを解析することによって、その楽曲における楽譜上の演奏位置を特定する技術が提案されている。この技術を自動演奏に適用することによって、ユーザによる演奏に追従した自動演奏を実現する技術も提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-207615号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
自動演奏がユーザの演奏に追従する精度は、特定される演奏位置の精度の影響を受ける。演奏位置の精度は、楽曲を構成する音符列などに起因して、精度が低下する場合があった。
【0005】
本発明の目的の一つは、ユーザの演奏に基づいて楽譜上の演奏位置を特定するときの精度を向上することにある。
課題を解決するための手段
【0006】
一実施形態によれば、演奏操作に関する入力データを順次取得することと、前記入力データを第1推定モデルおよび第2推定モデルを含む複数の推定モデルに提供することによって、第1推定情報および第2推定情報を含む複数の推定情報を取得することと、前記複数の推定情報に基づいて、前記入力データに対する楽譜演奏位置を特定することと、前記楽譜演奏位置に基づいて所定のデータを再生して出力することと、を含むデータ出力方法が提供される。前記第1推定モデルは、演奏操作に関する演奏データと所定の楽譜における楽譜位置との関係を示すモデルであり、前記入力データが提供されると当該入力データに対応する楽譜位置に関する前記第1推定情報を出力する。前記第2推定モデルは、前記演奏データと小節内位置との関係を示すモデルであり、前記入力データが提供されると当該入力データに対応する小節内位置に関する前記第2推定情報を出力する。
発明の効果
【0007】
本発明によれば、ユーザの演奏に基づいて楽譜上の演奏位置を特定するときの精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態におけるシステム構成を説明するための図である。
第1実施形態における電子楽器の構成を説明する図である。
第1実施形態におけるデータ出力装置の構成を説明する図である。
第1実施形態における演奏追従機能を説明する図である。
第1実施形態におけるデータ出力方法を説明する図である。
第2実施形態における楽譜位置モデルを説明する図である。
第3実施形態におけるデータ生成機能を説明する図である。
第4実施形態における楽譜位置モデルを生成するためのモデル生成機能を説明する図である。
第4実施形態における小節内位置モデルを生成するためのモデル生成機能を説明する図である。
第4実施形態におけるビート位置モデルを生成するためのモデル生成機能を説明する図である。発明を実施するための形態
【0009】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に示す実施形態は一例であって、本発明はこれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。以下に説明する複数の実施形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号または類似の符号(数字の後にA、Bなど付しただけの符号)を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。図面は、説明を明確にするために、構成の一部が図面から省略されたりして、模式的に説明される場合がある。
【0010】
<第1実施形態>
[概要]
本発明の一実施形態におけるデータ出力装置は、所定の楽曲について、ユーザによる電子楽器への演奏に追従してその楽曲に対応する自動演奏を実現する。この例では、電子楽器は電子ピアノであり、自動演奏の対象となる楽器はボーカルである。データ出力装置は、自動演奏によって得られる歌唱音と、歌唱者を模した画像を含む動画と、をユーザに提供する。このデータ出力装置によれば、後述する演奏追従機能により、ユーザが演奏している楽譜上の位置を高い精度で特定することができる。以下、データ出力装置およびデータ出力装置を含むシステムについて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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