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公開番号2025138101
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-25
出願番号2024036935
出願日2024-03-11
発明の名称音処理方法および音処理装置
出願人ヤマハ株式会社
代理人弁理士法人 楓国際特許事務所
主分類H04S 7/00 20060101AFI20250917BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 本発明の目的は、自空間の音響特性の影響を受けることなく、ユーザが、好みの音響環境で遠隔会議を行うことを可能にする音処理方法を提供することである。
【解決手段】 音処理方法は、第1空間における話者の音声を含む第1音信号を取得し、第1音信号から少なくとも話者の音声の直接音成分を含む第2音信号を取得し、第2音信号に対して、第2空間における音響特性をキャンセルするキャンセル処理、および所望の空間における音響特性を付与する付与処理の少なくとも1つを施し、第2空間において、キャンセル処理および付与処理の少なくとも1つを施した第2音信号を出力する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1空間における話者の音声を含む第1音信号を取得し、
前記第1音信号から少なくとも前記話者の音声の直接音成分を含む第2音信号を取得し、
前記第2音信号に対して、第2空間における音響特性をキャンセルするキャンセル処理、および所望の空間における音響特性を付与する付与処理の少なくとも1つを施し、
前記第2空間において、前記キャンセル処理および前記付与処理の少なくとも1つを施した前記第2音信号を出力する、
音処理方法。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記第1音信号から、前記直接音成分と、前記直接音成分以外の間接音成分を抽出する音源分離処理を行って前記第2音信号を取得する、
請求項1に記載の音処理方法。
【請求項3】
前記音源分離処理は、さらに、前記第1音信号から騒音成分を分離することを含む、
請求項2に記載の音処理方法。
【請求項4】
前記直接音成分および前記間接音成分をそれぞれ異なる位置に定位させる、
請求項2に記載の音処理方法。
【請求項5】
前記第1空間の背景情報を取得し、
前記背景情報に基づいて前記付与処理を行う、
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の音処理方法。
【請求項6】
前記第1空間の背景情報は、カメラの画像情報に基づいて取得する、
請求項5に記載の音処理方法。
【請求項7】
前記第1空間の背景情報は、任意の仮想空間に関する情報に基づいて取得する、
請求項5に記載の音処理方法。
【請求項8】
前記直接音成分を強調する処理を施す、
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の音処理方法。
【請求項9】
カメラの画像情報に基づいて前記直接音成分を抽出する処理を行う、
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の音処理方法。
【請求項10】
カメラの画像情報に基づいて前記第2音信号に所定の音処理を施す、
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の音処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、遠隔会議に利用される音処理方法および音処理装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、N(Nは2以上の自然数)個の話者の音声信号が仮想空間上の異なる位置に定位するように、音声信号に音像定位処理を施す音声通信装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-047223号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の音声通信装置は、仮想空間の異なる位置に音像定位させたN個の音声信号と、背景雑音を出力するものであった。したがって、特許文献1の音声通信装置では、ユーザが自空間(自分が居る空間)の音響特性の影響を受けることは避けられず、遠端側の音響空間を感じることは難しい。
【0005】
本発明の目的は、自空間の音響特性の影響を受けることなく、ユーザが、好みの音響環境で遠隔会議を行うことを可能にする音処理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態の音処理方法は、第1空間における話者の音声を含む第1音信号を取得し、前記第1音信号から少なくとも前記話者の音声の直接音成分を含む第2音信号を取得し、前記第2音信号に対して、第2空間における音響特性をキャンセルするキャンセル処理、および所望の空間における音響特性を付与する付与処理の少なくとも1つを施し、前記第2空間において、前記キャンセル処理および前記付与処理の少なくとも1つを施した前記第2音信号を出力する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の音処理方法によれば、自空間の音響特性の影響を受けることなく、好みの音響環境で遠隔会議を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態に係る音処理システム1Aの構成の一例を示すブロック図である。
第1の実施形態に係る音処理装置10および20の構成の一例を示すブロック図である。
第1の実施形態に係る音処理方法の一例を示す機能ブロック図である。
第1の実施形態に係る音処理方法の一例を示すフローチャートである。
音声信号の直接音信号と間接音信号の関係を示す図である。
第1の実施形態に係る音処理方法の一例を示す機能ブロック図である。
変形例1に係る音処理システム1Bの構成の一例を示すブロック図である。
変形例2に係る音処理方法の一例を示す機能ブロック図である。
変形例3に係る音処理方法の一例を示す機能ブロック図である。
変形例4に係る音処理方法の一例を示す機能ブロック図である。
変形例5に係る音処理方法の一例を示す機能ブロック図である。
変形例6に係る音処理方法の一例を示す機能ブロック図である。
第2の実施形態に係る音処理方法の一例を示す機能ブロック図である。
変換部323における入出力特性を実線で示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以降、本発明の実施形態の信号処理装置について図面を参照しながら説明する。各図中には同一箇所に同一符号を付している。変形例1以降では第1の実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用・効果については実施形態毎には逐次言及しない。
【0010】
《第1の実施形態》
図1は、第1の実施形態に係る音処理システム1Aの構成の一例を示すブロック図である。
(【0011】以降は省略されています)

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