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公開番号
2025129285
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-04
出願番号
2025111746,2023522648
出願日
2025-07-01,2022-05-16
発明の名称
楽器用検出システムおよび楽器
出願人
ヤマハ株式会社
代理人
弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類
G10H
1/34 20060101AFI20250828BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】利用者による操作を検出するための被検出部の設置に必要なスペースを削減する。
【解決手段】検出システム30は、利用者による演奏操作に応じて変位するハンマシャンク242に設置された被検出部70と、磁界を発生する第1コイルを含み、被検出部70と第1コイルとの距離に応じた検出信号を生成する信号生成部とを具備し、被検出部70は、ハンマシャンク242に固定される可撓性の基材72と、基材72に設置された第2コイルLb1,Lb2とを含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
利用者による演奏操作に応じて変位する可動部材に設置された被検出部と、
磁界を発生する第1コイルを含み、前記被検出部と前記第1コイルとの距離に応じた検出信号を生成する信号生成部とを具備し、
前記被検出部は、
前記可動部材に固定される可撓性の基材と、
前記基材に設置された第2コイルとを含む
楽器用検出システム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記被検出部は、前記可動部材の曲面状の表面に沿って前記基材が湾曲した状態で前記可動部材に設置される
請求項1の楽器用検出システム。
【請求項3】
前記第2コイルは、前記基材の表面に形成された導電パターンである
請求項1または請求項2の楽器用検出システム。
【請求項4】
前記第2コイルは、
第1方向に電流が流れる第1部分と、
前記第1方向とは反対の第2方向に電流が流れる第2部分とを含む
請求項1から請求項3の何れかの楽器用検出システム。
【請求項5】
前記可動部材は、長尺状の部材であり、
前記第1部分と前記第2部分とは、前記可動部材の長手方向に沿って配列する
請求項4の楽器用検出システム。
【請求項6】
前記被検出部は、第1容量素子および第2容量素子をさらに含み、
前記第1容量素子および前記第2容量素子は、前記第2コイルに接続され、かつ、前記可動部材の長手方向に沿って相互に間隔をあけて配列し、
前記第1部分と前記第2部分とは、前記第1容量素子と前記第2容量素子との間に位置する
請求項5の楽器用検出システム。
【請求項7】
前記被検出部は、前記第2コイルに接続される容量素子をさらに具備し、
前記容量素子の電極は、前記基材の表面に形成された導電パターンである
請求項1から請求項5の何れかの楽器用検出システム。
【請求項8】
前記可動部材は、長尺状の部材であり、
前記被検出部は、前記第2コイルに接続される容量素子をさらに具備し、
前記容量素子は、当該容量素子の長手方向が前記可動部材の長手方向に沿うように前記基材の表面に実装されたチップコンデンサである
請求項2の楽器用検出システム。
【請求項9】
前記可動部材は、前記利用者による押鍵に連動して回動するハンマシャンクである
請求項1から請求項8の何れかの楽器用検出システム。
【請求項10】
利用者による演奏操作に応じて変位する可動部材と、
前記可動部材に設置された被検出部と、
磁界を発生する第1コイルを含み、前記被検出部と前記第1コイルとの距離に応じた検出信号を生成する信号生成部とを具備し、
前記被検出部は、
前記可動部材に固定される可撓性の基材と、
前記基材に設置された第2コイルとを含む
楽器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、可動部材の変位を検出する技術に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
利用者による演奏操作に応じた可動部材の変位を検出するための各種の技術が従来から提案されている。例えば特許文献1には、鍵盤楽器の本体に設置された能動共振回路と、各鍵に設置された受動共振回路とを具備する検出システムが開示されている。能動共振回路は、周期信号の供給により磁界を発生するコイルを含み、当該コイルと受動共振回路のコイルとの距離に応じた検出信号を生成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/122867号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、受動共振回路のコイルは硬質の基材に形成されるから、当該基材の設置に必要なスペースを削減することが困難である。また、受動共振回路が形成された硬質の基材の重量が可動部材の変位に影響する可能性がある。以上の事情を考慮して、本開示のひとつの態様は、利用者による操作を検出するための被検出部の重量の低減と、当該被検出部の設置に必要なスペースの削減とを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するために、本開示のひとつの態様に係る楽器用検出システムは、利用者による演奏操作に応じて変位する可動部材に設置された被検出部と、磁界を発生する第1コイルを含み、前記被検出部と前記第1コイルとの距離に応じた検出信号を生成する信号生成部とを具備し、前記被検出部は、前記可動部材に固定される可撓性の基材と、前記基材に設置された第2コイルとを含む。
【0006】
本開示のひとつの態様に係る楽器は、利用者による演奏操作に応じて変位する可動部材と、前記可動部材に設置された被検出部と、磁界を発生する第1コイルを含み、前記被検出部と前記第1コイルとの距離に応じた検出信号を生成する信号生成部とを具備し、前記被検出部は、前記可動部材に固定される可撓性の基材と、前記基材に設置された第2コイルとを含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態における鍵盤楽器の構成を例示するブロック図である。
鍵盤機構の構成を例示する側面図である。
ハンマの構成を例示する斜視図である。
検出システムおよび制御システムの構成を例示するブロック図である。
磁気センサの電気的な構成を例示する回路図である。
駆動回路の構成を例示するブロック図である。
信号生成部の構成を例示する平面図である。
図7におけるa-a線の断面図である。
信号生成部の周囲に発生する磁界の説明図である。
被検出部の構成を例示する平面図である。
図10におけるb-b線の断面図である。
被検出部における導電パターンの平面図である。
被検出部の周囲に発生する磁界の説明図である。
ハンマシャンクの断面図である。
第2実施形態における被検出部の構成を例示する平面図である。
図15におけるc-c線の断面図である。
第2実施形態におけるハンマの構成を例示する斜視図である。
第2実施形態にけるハンマシャンクの断面図である。
第2実施形態による効果の説明図である。
第3実施形態におけるペダル機構の構成を例示する側面図である。
第3実施形態の変形例におけるペダル機構の構成を例示する側面図である。
第4実施形態における鍵盤機構の構成を例示する側面図である。
変形例におけるハンマシャンクの断面図である。
変形例におけるハンマシャンクの断面図である。
変形例における可動部材の断面図である。
変形例における可動部材の断面図である。
変形例における可動部材の断面図である。
変形例におけるハンマの構成を例示する斜視図である。
変形例において被検出部が設置される位置の説明図である。
変形例における信号生成部および被検出部の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
A:第1実施形態
図1は、本開示の第1実施形態に係る鍵盤楽器100の構成を例示するブロック図である。鍵盤楽器100は、利用者が音楽の演奏に使用する楽器であり、鍵盤機構20と検出システム30と制御システム40と放音装置50とを具備する。
【0009】
鍵盤機構20は鍵盤21を具備する。鍵盤21は、複数の白鍵と複数の黒鍵とを含む複数の鍵211で構成される。複数の鍵211の各々は、利用者による演奏操作に応じて変位する演奏操作子である。利用者による操作は、押鍵および離鍵を含む演奏操作である。検出システム30は、利用者による操作を検出する。検出システム30は、「楽器用検出システム」の一例である。制御システム40は、検出システム30による検出の結果に応じた演奏データを生成する。演奏データは、利用者による演奏操作を表す時系列データである。
【0010】
図2は、鍵盤機構20の具体的な構成を例示する側面図である。鍵盤21の任意の1個の鍵211に着目した構成が、図2に例示されている。鍵盤21の各鍵211は、支持部(バランスピン)11を支点として支持体12に支持される。支持体12は、鍵盤楽器100の各要素を支持する構造体(フレーム)である。鍵211の先端部は、利用者による押鍵および離鍵により鉛直方向に変位する。また、鍵盤機構20は、弦13と打弦機構22とを鍵211毎に具備する。各鍵211に対応する打弦機構22は、当該鍵211の変位に連動して弦13を打撃するアクション機構である。弦13は音高毎に設置される。打弦機構22は、伝達機構23とハンマ24とを具備する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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