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公開番号2025160901
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-23
出願番号2025063734
出願日2025-04-08
発明の名称通話ノイズキャンセリング方法及びイヤホン
出願人安克創新科技股フン有限公司
代理人個人,個人,個人
主分類G10L 21/0208 20130101AFI20251016BHJP(楽器;音響)
要約【課題】音声信号の明瞭度を向上させることができる通話ノイズキャンセリング方法及びイヤホンを提供する。
【解決手段】本願は、通話ノイズキャンセリング方法及びイヤホンに関する。前記方法は、外部環境に風切音が存在する場合、前記第1マイクにより収集された第1音声信号のエネルギーと前記第2マイクにより収集された第2音声信号のエネルギーとを取得するステップと、前記第1音声信号のエネルギーと前記第2音声信号のエネルギーとの差が所定の閾値より大きい場合、前記第2音声信号を目標音声信号として決定するステップと、前記第1音声信号のエネルギーと前記第2音声信号のエネルギーとの差が前記所定の閾値以下である場合、前記第1音声信号に基づいて前記目標音声信号を決定するステップと、前記目標音声信号に対して風切音のノイズキャンセリング処理を行うステップと、を含む。本方法により、音声信号の明瞭度を向上させることができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1マイクが設けられた第1イヤホンと、第2マイクが設けられた第2イヤホンとを含むイヤホンに使用される通話ノイズキャンセリング方法であって、
外部環境に風切音が存在する場合、前記第1マイクにより収集された第1音声信号のエネルギーと前記第2マイクにより収集された第2音声信号のエネルギーとを取得するステップと、
前記第1音声信号のエネルギーと前記第2音声信号のエネルギーとの差が所定の閾値より大きい場合、前記第2音声信号を目標音声信号として決定するステップと、
前記第1音声信号のエネルギーと前記第2音声信号のエネルギーとの差が前記所定の閾値以下である場合、前記第1音声信号に基づいて前記目標音声信号を決定するステップと、
前記目標音声信号に対して風切音のノイズキャンセリング処理を行うステップと、を含む、ことを特徴とする通話ノイズキャンセリング方法。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1イヤホンに第3マイクがさらに設けられ、
前記第1音声信号及び前記第3マイクにより収集された第3音声信号に基づいて、外部環境に風切音が存在するか否かを決定するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1音声信号及び前記第3マイクにより収集された第3音声信号に基づいて、外部環境に風切音が存在するか否かを決定するステップは、
前記第1音声信号及び前記第3音声信号に基づいて、前記第1音声信号及び前記第3音声信号のコヒーレンスデータを計算するステップと、
前記コヒーレンスデータに基づいて、外部環境に風切音が存在するか否かを決定するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1音声信号及び前記第3音声信号の前記コヒーレンスデータを計算する前に、
前記第1音声信号又は前記第3音声信号に対して信号遅延処理を行って、前記第1音声信号と前記第3音声信号とを同位相にするステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記コヒーレンスデータは、複数の異なる周波数帯域のコヒーレンス値を含み、前記コヒーレンスデータに基づいて、外部環境に風切音が存在するか否かを決定するステップは、
少なくとも1つの周波数帯域の前記コヒーレンス値が前記周波数帯域に対応する閾値より小さい場合、外部環境に風切音が存在すると決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記第1音声信号に基づいて、前記目標音声信号を決定するステップは、
前記第1音声信号における風切音周波数帯域を置き換えて、前記目標音声信号を取得するステップを含む、ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記イヤホンは、フィードバックマイクをさらに含み、前記第1音声信号における風切音周波数帯域を置き換えて、前記目標音声信号を取得するステップは、
各前記コヒーレンス値に基づいて、風切音の開始・停止周波数ポイントを決定するステップと、
前記フィードバックマイクにより収集された第4音声信号から、前記開始・停止周波数ポイントにマッチングする風切音信号を抽出するステップと、
抽出された風切音信号を使用して、前記第1音声信号における風切音周波数帯域を置き換えて、前記目標音声信号を取得するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記イヤホンは、ヘッドホンであり、前記フィードバックマイクは、前記第1イヤホンに設けられる、ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記目標音声信号に対して風切音のノイズキャンセリング処理を行うステップは、
前記目標音声信号をAIノイズキャンセリングモデルに入力して風切音のノイズキャンセリング処理を行うステップを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
コンピュータプログラムが記憶されたメモリ及びプロセッサを含むイヤホンであって、第1マイクが設けられた第1イヤホンと、第2マイクが設けられた第2イヤホンとをさらに含み、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法のステップを実現する、ことを特徴とするイヤホン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、イヤホンの技術分野に関し、特に通話ノイズキャンセリング方法及びイヤホンに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
通話ノイズキャンセリングは、通話過程におけるノイズを効果的に抑制し、外部ノイズの干渉を低減し、人々の音声をよりよく捕捉することができ、これにより、音声品質をより良好にする。風切音は、特殊なノイズであり、現在、一般的にAI(Artificial Intelligence、人工知能)モデルを使用してイヤホンにおけるメインマイクにより収集された音声信号に対して風切音を除去し、ノイズキャンセリングを実現する。
【0003】
しかしながら、上記ノイズキャンセリング方式を使用すると、風切音が大きい環境でノイズキャンセリング効果が低いため、音声信号の明瞭度が低いという問題がある。
【発明の概要】
【0004】
これに基づいて、上記技術的問題に対して、音声信号の明瞭度を向上させることができる通話ノイズキャンセリング方法及びイヤホンを提供する必要がある。
【0005】
第1態様では、本願の実施例は、通話ノイズキャンセリング方法を提供する。前記通話ノイズキャンセリング方法は、第1マイクが設けられた第1イヤホンと、第2マイクが設けられた第2イヤホンとを含むイヤホンに使用され、
外部環境に風切音が存在する場合、前記第1マイクにより収集された第1音声信号のエネルギーと前記第2マイクにより収集された第2音声信号のエネルギーとを取得するステップと、
前記第1音声信号のエネルギーと前記第2音声信号のエネルギーとの差が所定の閾値より大きい場合、前記第2音声信号を目標音声信号として決定するステップと、
前記第1音声信号のエネルギーと前記第2音声信号のエネルギーとの差が前記所定の閾値以下である場合、前記第1音声信号に基づいて前記目標音声信号を決定するステップと、
前記目標音声信号に対して風切音のノイズキャンセリング処理を行うステップと、を含む。
【0006】
一実施例では、前記第1イヤホンに第3マイクがさらに設けられ、前記方法は、
前記第1音声信号及び前記第3マイクにより収集された第3音声信号に基づいて、外部環境に風切音が存在するか否かを決定するステップをさらに含む。
【0007】
一実施例では、前記第1音声信号及び前記第3マイクにより収集された第3音声信号に基づいて、外部環境に風切音が存在するか否かを決定するステップは、
前記第1音声信号及び前記第3音声信号に基づいて、前記第1音声信号及び前記第3音声信号のコヒーレンスデータを計算するステップと、
前記コヒーレンスデータに基づいて、外部環境に風切音が存在するか否かを決定するステップと、を含む。
【0008】
一実施例では、前記第1音声信号及び前記第3音声信号のコヒーレンスデータを計算する前に、
前記第1音声信号又は前記第3音声信号に対して信号遅延処理を行って、前記第1音声信号と前記第3音声信号とを同位相にするステップをさらに含む。
【0009】
一実施例では、前記コヒーレンスデータは、複数の異なる周波数帯域のコヒーレンス値を含み、前記コヒーレンスデータに基づいて、外部環境に風切音が存在するか否かを決定するステップは、
少なくとも1つの周波数帯域の前記コヒーレンス値が前記周波数帯域に対応する閾値より小さい場合、外部環境に風切音が存在すると決定するステップを含む。
【0010】
一実施例では、前記第1音声信号に基づいて、前記目標音声信号を決定するステップは、
前記第1音声信号における風切音周波数帯域を置き換えて、前記目標音声信号を取得するステップを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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