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公開番号
2025162696
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-28
出願番号
2024066055
出願日
2024-04-16
発明の名称
音低減設備
出願人
大和ハウス工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G10K
11/178 20060101AFI20251021BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】 建物の部屋内で発生する機器の動作音を、適切に低減することが可能な音低減設備を提供する。
【解決手段】 本発明の一つの実施形態に係る音低減設備10は、住宅の寝室S内にて利用され、寝室Sに設けられたドアやエアコンに対する操作を検出するセンサと、寝室S内にて制御音を出力する音出力機器14と、センサにより上記の操作が検出された場合に、被操作機器の動作音と対応する制御音を出力するように音出力機器14を制御するコントローラ20と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
建物の部屋内にて利用される音低減設備であって、
前記部屋に設けられた被操作機器に対する操作を検出する検出器と、
前記部屋内にて制御音を出力する音出力機器と、
前記検出器により前記操作が検出された場合に、前記被操作機器の動作音と対応する前記制御音を出力するように前記音出力機器を制御する制御装置と、を有する音低減設備。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記部屋が寝室であり、
前記被操作機器は、前記寝室に設置された空調装置、又は前記寝室用のドアであり、
前記検出器は、前記被操作機器を操作する場合に人が所定箇所に触れることを検出するセンサである、請求項1に記載の音低減設備。
【請求項3】
前記音出力機器は、前記寝室に設置された寝具に取り付けられたスピーカにより構成されている、請求項2に記載の音低減設備。
【請求項4】
前記操作が行われることで前記被操作機器が複数の動作音を発する場合に、前記制御装置は、それぞれの前記動作音と対応する周波数成分を含んだ前記制御音を出力するように前記音出力機器を制御する、請求項1に記載の音低減設備。
【請求項5】
前記制御装置は、それぞれの前記動作音と対応する周波数成分を、前記被操作機器が発する前記動作音の種類数に応じた分だけ含んだ前記制御音を出力するように前記音出力機器を制御する、請求項4に記載の音低減設備。
【請求項6】
前記音出力機器は、複数のスピーカによって構成され、
それぞれのスピーカは、前記複数の動作音の少なくとも一つと対応付けられており、対応付けられた前記動作音の周波数成分を含む前記制御音を出力する、請求項4に記載の音低減設備。
【請求項7】
前記音出力機器は、複数のスピーカによって構成され、
前記制御装置は、前記検出器により前記操作が検出された場合に、前記複数のスピーカのうち、前記被操作機器の動作音に応じて選定されたスピーカを制御して、該スピーカから前記制御音を出力させる、請求項1に記載の音低減設備。
【請求項8】
前記音出力機器は、複数のスピーカによって構成され、
複数のスピーカには、
前記動作音と対応する前記制御音を出力する第1スピーカと、
前記部屋内に居る人の音声と対応する前記制御音を出力する第2スピーカと、
前記部屋の外から前記部屋内に伝播される外部音と対応する前記制御音を出力する第3スピーカと、が含まれる、請求項1に記載の音低減設備。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、音低減設備に係り、特に、建物の部屋内で発生する機器の動作音を、能動的手段によって低減する音低減設備に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
建物内で聞こえる騒音やノイズ(以下、騒音等)に対して制御音を出力し、この制御音との減殺的な干渉により騒音等を能動的に低減する技術は、既に実用化されており、その一例としては、特許文献1に記載の技術が挙げられる。特許文献1には、家屋内の音をアクティブにキャンセルする騒音低減システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-158542号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示のシステムを含め、能動的な音低減設備(アクティブノイズキャンセラ:ANC)では、一般的に、消音対象の空間にリファレンスマイクを設置して、その空間内での騒音等を検出し、騒音等の検出時間に応じて制御音を出力する。ただし、このような構成では、ドアの開閉音や装置の起動音等のように一時的又は瞬間的に発生する騒音(以下、動作音)を、適切に低減することができない可能性がある。つまり、消音対象の動作音をリファレンスマイクにて検出してから制御音を出力する場合には、その時点で既に当該動作音が終了している可能性がある。
【0005】
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、建物の部屋内で発生する機器の動作音を、適切に低減することが可能な音低減設備を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題は、本発明の音低減設備によれば、建物の部屋内にて利用される音低減設備であって、部屋に設けられた被操作機器に対する操作を検出する検出器と、部屋内にて制御音を出力する音出力機器と、検出器により操作が検出された場合に、被操作機器の動作音と対応する制御音を出力するように音出力機器を制御する制御装置と、を有することにより解決される。
上記のように構成された本発明の音低減設備では、被操作機器に対する操作が検出された場合に、これをトリガーとして、被操作機器の動作音と対応する制御音を出力することで、その動作音を、その発生期間中に適切に低減することができる。
【0007】
また、部屋が寝室であり、被操作機器は、寝室に設置された空調装置、又は寝室用のドアであってもよい。この場合、検出器は、被操作機器を操作する場合に人が所定箇所に触れることを検出するセンサであるとよい。
上記の構成によれば、寝室で聞こえる機器の動作音を適切に低減することにより、快適な睡眠環境を提供することができる。
【0008】
また、上記の構成において、音出力機器は、寝室に設置された寝具に取り付けられたスピーカにより構成されていると、より好ましい。これにより、寝室で聞こえる機器の動作音を、より適切に低減することができる。
【0009】
また、本発明の音低減設備において、操作が行われることで被操作機器が複数の動作音を発する場合に、制御装置は、それぞれの動作音と対応する周波数成分を含んだ制御音を出力するように音出力機器を制御すると、より一層好適である。
上記の構成によれば、被操作機器の操作に起因して複数の動作音を発したとしても、それぞれの動作音を適切に低減することができる。
【0010】
また、上記の構成において、制御装置は、それぞれの動作音と対応する周波数成分を、被操作機器が発する動作音の種類数に応じた分だけ含んだ制御音を出力するように音出力機器を制御してもよい。この場合、例えば一つの音出力機器により、複数の動作音を低減するための制御音を出力することができ、音出力機器を効率よく利用することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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