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公開番号
2025165730
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-05
出願番号
2024069997
出願日
2024-04-23
発明の名称
遮音ユニット、遮音構造体、および区画設備
出願人
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
代理人
IPTech弁理士法人
主分類
G10K
11/172 20060101AFI20251028BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】空間を完全に閉塞することなく高い遮音性能を実現する遮音ユニット、遮音構造体および区画設備を提供する。
【解決手段】本開示の一態様の遮音ユニット10は、第1共鳴器11と、第1共鳴器から所定方向に離れた位置に設けられた第2共鳴器12と、第2共鳴器から所定方向に離れた位置に設けられた第3共鳴器13とを備え、第1共鳴器と第2共鳴器との間隔と、第2共鳴器と第3共鳴器との間隔とは、略等しい。これにより、遮音ユニットは、間隔Tzに依存する波長λTzに対応する周波数fTzにおいて透過損失が極大化し、周波数fTzにおいて高い遮音性能を発揮する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1共鳴器と、
前記第1共鳴器から所定方向に離れた位置に設けられた第2共鳴器と、
前記第2共鳴器から前記所定方向に離れた位置に設けられた第3共鳴器と
を備え、
前記第1共鳴器と前記第2共鳴器との間隔と、前記第2共鳴器と前記第3共鳴器との間隔とは、略等しい、
遮音ユニット。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1共鳴器、前記第2共鳴器、および前記第3共鳴器は、互いに異なる周波数で共鳴する、
請求項1に記載の遮音ユニット。
【請求項3】
前記第2共鳴器、および前記第3共鳴器は、互いに異なる周波数で共鳴し、
前記第1共鳴器は、前記第2共鳴器、および前記第3共鳴器のそれぞれと同一の周波数で共鳴する、
請求項1に記載の遮音ユニット。
【請求項4】
前記第1共鳴器は、前記遮音ユニットが備える複数の共鳴器のうち騒音源に最も近い共鳴器である、
請求項3に記載の遮音ユニット。
【請求項5】
前記第1共鳴器、前記第2共鳴器、および前記第3共鳴器は、同一の周波数で共鳴する、
請求項1に記載の遮音ユニット。
【請求項6】
前記遮音ユニットは、前記第1共鳴器と前記第2共鳴器との間隔に依存する特定周波数において透過損失が極大化し、
前記第1共鳴器、前記第2共鳴器、および前記第3共鳴器は、いずれも前記特定周波数とは異なる周波数で共鳴する、
請求項1に記載の遮音ユニット。
【請求項7】
前記特定周波数は、前記第1共鳴器の共鳴周波数、前記第2共鳴器の共鳴周波数、および前記第3共鳴器の共鳴周波数の、いずれよりも高い、
請求項6に記載の遮音ユニット。
【請求項8】
前記遮音ユニットは、前記第1共鳴器、前記第2共鳴器、および前記第3共鳴器を含む3以上の共鳴器を備え、
前記3以上の共鳴器は全て前記所定方向に沿って所定間隔毎に設けられている、
請求項1に記載の遮音ユニット。
【請求項9】
前記第1共鳴器から前記所定方向に離れた位置に設けられた第4共鳴器と、
前記第4共鳴器から前記所定方向に離れた位置に設けられた第5共鳴器と
をさらに備え、
前記第1共鳴器と前記第4共鳴器との間隔は、前記第4共鳴器と前記第5共鳴器との間隔と略等しく、前記第1共鳴器と前記第2共鳴器との間隔とは異なる、
請求項1に記載の遮音ユニット。
【請求項10】
第4共鳴器と、
前記第4共鳴器から前記所定方向に離れた位置に設けられた第5共鳴器と、
前記第5共鳴器から前記所定方向に離れた位置に設けられた第6共鳴器と
をさらに備え、
前記第4共鳴器と前記第5共鳴器との間隔は、前記第5共鳴器と前記第6共鳴器との間隔と略等しく、前記第1共鳴器と前記第2共鳴器との間隔とは異なる、
請求項1に記載の遮音ユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、遮音ユニット、遮音構造体、および区画設備に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、ビデオ会議の普及とともに、ブース型設備が各所に設置されつつある。ブース型設備は、その開放の度合いによって、クローズド型、セミクローズド型、およびオープン型に大別することができる。オープン型又はセミクローズド型のブースは設置の容易性に優れるが、天井又は側面の少なくとも一部が開放されているため、内部空間の音が外に漏れやすく、逆に外の音が内部空間に入り込みやすいため、静粛性に難がある。これに対して、クローズド型ブースは、天井及びすべての側面が閉塞されるため、内部空間の音が外に漏れるのを抑制できる。また特許文献1には、吸音クロスおよび吸音材を用いて吸音天井を構成する技術的思想について開示されている。特許文献1の技術をブース型設備に適用すれば、ブースの内部における静粛性も改善する可能性がある。
【0003】
一方、クローズド型ブースには、設置環境の制限や高いコストが原因となって設置の容易性に劣るという問題がある。例えば、クローズド型ブースは天井が塞がれているため、ブースが設置された建物の天井にスプリンクラーが設置されていたとしても、当該スプリンクラーの水がブース内に届かない。そのため、ブース設備内へのスプリンクラーの設置などの個別の防火対策が必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-332619号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このようなブース型設備の例に限らず、特定の空間の内部と外部との間における遮音性を向上させることが求められる一方で、その空間の内部と外部との間で水または空気などの流体やその他の小さい物体を通過可能とすることが求められることがある。
【0006】
本開示の目的は、空間を完全に閉塞することなく高い遮音性能を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様の遮音ユニットは、第1共鳴器と、第1共鳴器から所定方向に離れた位置に設けられた第2共鳴器と、第2共鳴器から所定方向に離れた位置に設けられた第3共鳴器とを備え、第1共鳴器と第2共鳴器との間隔と、第2共鳴器と第3共鳴器との間隔とは、略等しい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態の遮音ユニットの斜視図である。
本実施形態の遮音ユニットをX-方向から見た図である。
本実施形態の遮音ユニットの透過損失の周波数特性を例示するグラフである。
本実施形態の遮音構造体の斜視図である。
本実施形態の区画設備を概念的に示す図である。
変化例1の遮音ユニットをX-方向から見た図である。
変化例1の遮音ユニットの吸音率の周波数特性を例示するグラフである。
変形例2の遮音ユニットをX-方向から見た図である。
その他の変形例の遮音ユニットをX-方向から見た図である。
その他の変形例の遮音ユニットをX-方向から見た図である。
その他の変形例の遮音ユニットをX-方向から見た図である。
その他の変形例の遮音ユニットをX-方向から見た図である。
その他の変形例の遮音ユニットの斜視図である。
その他の変形例の遮音ユニットをX-方向から見た図である。
その他の変形例の遮音ユニットの共鳴器の周波数特性を例示するグラフである。
変形例3の遮音ユニットの配置を示す区画設備の上面図である。
変形例3の遮音ユニットの配置を示す区画設備の上面図である。
変形例4の遮音ユニットの配置を示す区画設備のZX平面の断面図である。
変形例5の遮音ユニットの配置を示す区画設備のZX平面の断面図である。
変形例6の遮音ユニットの配置を示す区画設備のZX平面の断面図である。
変形例7の第1例の遮音ユニットの配置を示す区画設備のZX平面の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0010】
以降の説明において、複数の同種の要素について共通の説明を述べる場合に、例えば「99」のような共通の符号を用いることがある。他方、これらの要素について個別に説明を述べる場合に、「99-1」、または「99-2」のように共通の符号に添え字を付した符号を用いることがある。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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