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公開番号
2025169851
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-14
出願番号
2024105895
出願日
2024-07-01
発明の名称
音声分析装置、音声分析システム、音声分析方法、及び音声分析プログラム
出願人
株式会社イービーエム
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G10L
25/51 20130101AFI20251107BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】利用者の音声データに基づいて、利用者の個性を的確に判断することができる音声分析装置、音声分析システム、音声分析方法、及び音声分析プログラムを提供する。
【解決手段】利用者の音声データに基づいた分析を行う音声分析装置であって、音声データに対する周波数分析により、オクターブを単位とした音域であるオクターブ音域における音階毎の特徴量である音階特徴量を抽出する特徴抽出部と、感覚に基づいた基準である判断基準及び視点に基づいた基準である行動基準を基にして規定される特性要素と音階とを対応付けて、顕在意識に関連するオクターブ音域である顕在意識オクターブ音域、前意識に関連するオクターブ音域である前意識オクターブ音域、及び潜在意識に関連するオクターブ音域である潜在意識オクターブ音域における音階特徴量に基づいて、利用者の個性を判断する判断部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
利用者の音声データに基づいた分析を行う音声分析装置であって、
前記音声データに対する周波数分析により、オクターブを単位とした音域であるオクターブ音域における音階毎の特徴量である音階特徴量を抽出する特徴抽出部と、
感覚に基づいた基準である判断基準及び視点に基づいた基準である行動基準を基にして規定される特性要素と音階とを対応付けて、顕在意識に関連するオクターブ音域である顕在意識オクターブ音域、前意識に関連するオクターブ音域である前意識オクターブ音域、及び潜在意識に関連するオクターブ音域である潜在意識オクターブ音域における音階特徴量に基づいて、前記利用者の個性を判断する判断部と、を備えることを特徴とする音声分析装置。
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【請求項2】
前記判断部が、音階特徴量に対する閾値を用いた、前記特徴抽出部が抽出する音階特徴量に対する判定により、前記利用者の個性を判断する請求項1に記載の音声分析装置。
【請求項3】
前記判断部が、前記判断基準及び前記行動基準に基づいて複数のタイプを規定して、前記閾値を用いた、前記特徴抽出部が抽出する前記潜在意識オクターブ音域の音階特徴量に対する判定により、前記利用者のタイプを判断する請求項2に記載の音声分析装置。
【請求項4】
前記判断部が、前記顕在意識オクターブ音域の音階特徴量と前記潜在意識オクターブ音域の音階特徴量との差分に関する情報を基に能力発揮度を規定して、前記特徴抽出部が抽出する前記顕在意識オクターブ音域の音階特徴量及び前記潜在意識オクターブ音域の音階特徴量に基づいて、前記利用者の能力発揮度を決定する請求項1に記載の音声分析装置。
【請求項5】
前記判断部の判断の結果を表示する表示部を更に備える請求項1に記載の音声分析装置。
【請求項6】
前記表示部が、前記特徴抽出部が抽出する音階特徴量を前記特性要素毎に表示する請求項5に記載の音声分析装置。
【請求項7】
前記表示部が、音階毎に規定される色を用いて、前記音階特徴量を表示する請求項6に記載の音声分析装置。
【請求項8】
前記音声データが、前記利用者が自分の名前を発声したデータである請求項1乃至7のいずれかに記載の音声分析装置。
【請求項9】
請求項1乃至4のいずれかに記載の音声分析装置と、前記利用者が使用する端末装置と、を備える音声分析システムであって、
前記端末装置が、前記利用者の音声データを前記音声分析装置に送信し、
前記音声分析装置が、前記判断部の判断の結果を前記端末装置に送信することを特徴とする音声分析システム。
【請求項10】
利用者の音声データに基づいた分析を行う音声分析方法であって、
前記音声データに対する周波数分析により、オクターブを単位とした音域であるオクターブ音域における音階毎の特徴量である音階特徴量を抽出する特徴抽出ステップと、
感覚に基づいた基準である判断基準及び視点に基づいた基準である行動基準を基にして規定される特性要素と音階とを対応付けて、顕在意識に関連するオクターブ音域である顕在意識オクターブ音域、前意識に関連するオクターブ音域である前意識オクターブ音域、及び潜在意識に関連するオクターブ音域である潜在意識オクターブ音域における音階特徴量に基づいて、前記利用者の個性を判断する判断ステップと、を有することを特徴とする音声分析方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者の音声データに基づいた分析を行う音声分析装置、音声分析システム、音声分析方法、及び音声分析プログラムに関し、特に、利用者の個性に関連する分析を行う音声分析装置、音声分析システム、音声分析方法、及び音声分析プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、人間関係や仕事において個性が重視されている。優秀な人材の採用や離職率低減のための適性検査、自分に適したキャリア形成のための自己診断等、個性を把握するための様々な試みがなされている。自分の個性に合わない人間関係や仕事環境に継続的に置かれた場合、ストレスや負荷を受け、体調不良やうつ病の原因になる可能性があり、会社としても、社員のモチベーションの低下等による生産性の低下を引き起こす可能性がある。
【0003】
個性を把握するために、適性検査やストレスチェック等のアンケート形式の方法が使用されることがある。しかし、個性には、本人が意識していない個性もあり、アンケート形式のような方法では、そのような個性を把握するのが難しい。元来、個性は多面性を有するので、自分の個性に適した人間関係や仕事環境等を構築するためには、本人が意識していない個性も含めて多面的に個性を把握する必要がある。多面的に個性を把握するに当たり、声に着目したものがある。声には様々な種類や特徴があり、発声者の体調、感情、思考等の多くの情報が有しているとの考えに基づいたものであり、声を分析することにより、個性を把握することができるとしている。このような声を分析することにより個性を把握しようとする技術が提案されている。
【0004】
例えば、特許文献1では、個体(発声者)から発せられた音声を分析することにより、発声者が有する特徴を把握する音声分析装置等が提案されている。特許文献1の音声分析装置は、音声に含まれる各音程の音量に基づいて特徴となる音程を特定し、特定した音程に基づいて発声者の特徴を把握する。特許文献1に記載の実施形態では、特徴となる音程として、最大音量の音程及び最小音量の音程を使用し、発声者の特徴を分類した特徴情報として、「色」、「質(クオリティー)」、「課題(イシュー)」、「曲情報」を使用し、特定した音程に基づいて発声者が有する「質」等の特徴情報を把握する。
【0005】
特許文献2では、生体(発声者)の音声の音階に基づいて、発声者の心理状態、健康状態又は思考パターンを分析し診断する音声診断装置等が提案されている。特許文献2の音声診断装置は、発声者の音声データを変換した音声周波数データから、オクターブに占める割合が最大になる音階及び/ 又は最小になる音階と、生体の感覚に関係している音階の占める割合とに基づいて、発声者の心理状態、健康状態又は思考パターンを診断する。特許文献2の音声診断装置では、人間が発する声の音階と、人間の感覚(五感)である味覚、触覚、嗅覚、聴覚及び視覚との関係性を用いて、診断を行う。
【0006】
特許文献3では、特許文献1の音声分析装置を、複数の個体(発声者)から発せられた音声を対象として適用する音声診断システムが提案されている。特許文献3の音声診断システムの処理内容は、特許文献1の音声分析装置と略同様である。特許文献3の音声診断システムでは、発声者の心理状態、健康状態又は思考パターンを診断するために、特許文献2の音声診断装置と同様の人間が発する声の音階と人間の感覚(五感)との関係性を用いるとしているが、具体的な診断方法は開示されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2007-212932号公報
特許第6029223号公報
特開2022-145373号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1の音声分析装置では、特徴となる音程を特定し、特定した音程に対応する特徴情報を発声者の特徴としており、音程と特徴情報のみから発声者が有する特徴を把握しているので、多面性を有する個性を十分には把握できない可能性がある。特許文献2の音声診断装置では、音階と人間の感覚の関係性を用いて発声者の心理状態、健康状態又は思考パターンを診断しており、音階と感覚のみから診断しているので、やはり、個性を十分には把握できない可能性がある。特許文献3の音声診断システムは、特許文献1の音声分析装置と同様の処理を行うので、特許文献1の音声分析装置と同じ可能性を有する。
【0009】
本発明は上述のような事情よりなされたものであり、本発明の目的は、利用者の音声データに基づいて、利用者の個性を的確に判断することができる音声分析装置、音声分析システム、音声分析方法、及び音声分析プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、下記の発明が上記目的に合致することを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は、以下の発明に係るものである。
(【0011】以降は省略されています)
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