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公開番号2025120262
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2025093167,2020215461
出願日2025-06-04,2020-12-24
発明の名称パネル
出願人ヤマハ株式会社
代理人個人
主分類H04R 3/00 20060101AFI20250807BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 ユーザの背後に遮音パネルを配置することなく、秘匿性に優れた音響空間を提供する。
【解決手段】 パネル10Yは、ユーザ30の頭部領域内に放音する平面スピーカ10Yaを含む放音部100Yを備えている。平面スピーカ10Yaの法線方向は、ユーザ30の頭部領域を向いている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザの頭部と対向し、前記ユーザの頭部領域内に放音する平面スピーカを含む放音部と、
マスカ音を放音するマスカ放音部と、を備え、
前記放音された音声は、ユーザの背後に伝搬しない、
パネル。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記平面スピーカが、概ね人間の頭部の形状および寸法の放音面を有する請求項1に記載のパネル。
【請求項3】
前記平面スピーカが、前記頭部の領域内に法線方向が向いた請求項2に記載のパネル。
【請求項4】
前記放音部は、傾斜の制御が可能な複数の平面スピーカを含み、
前記複数の平面スピーカの傾斜が制御されることにより、前記複数の平面スピーカの指向性が前記ユーザの頭部に向く請求項1に記載のパネル。
【請求項5】
前記放音部は、複数の平面スピーカを含み、前記複数の平面スピーカを駆動する音信号を各々遅延させる遅延時間が制御されることにより、前記複数の平面スピーカの指向性が前記ユーザの頭部に向く請求項1に記載のパネル。
【請求項6】
前記複数の平面スピーカは、各々線音源として機能する請求項5に記載のパネル。
【請求項7】
前記ユーザの頭部の位置を検出する位置検出部と、
前記位置検出部の検出結果に基づき、前記平面スピーカの指向性を前記ユーザの頭部に向ける制御部と、
を含む請求項4~6のいずれか1項に記載のパネル。
【請求項8】
前記放音部は、平面状に離散配置された複数の平面スピーカを含み、
前記ユーザの頭部の位置を検出する位置検出部と、
前記位置検出部の検出結果に基づき、前記複数の平面スピーカのうち前記ユーザの頭部領域と対向する領域内の平面スピーカに放音を行わせる制御部と、
を含む請求項1に記載のパネル。
【請求項9】
前記位置検出部は、前記ユーザの音声を収音し、収音した音声に基づいて、前記頭部の位置を検出する請求項7または8に記載のパネル。
【請求項10】
前記位置検出部は、カメラにより前記ユーザを撮像し、撮像したユーザの画像の画像認識により前記頭部の位置を検出する請求項7または8に記載のパネル。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、快適な音響空間をユーザに提供するパネルに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、簡易な間仕切りパネルを用いて会話の守秘性を高めた音響空間を実現する技術を開示している。この特許文献1に開示された技術では、遠隔会議において、通話相手の音声を平面スピーカからユーザの前面に向けて放音する。また、特許文献1に開示された技術では、ユーザの背後に遮音パネルを配置し、この遮音パネルにより会話音声が外部に漏れるのを防止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-91777号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の技術では、会話音声が外部に漏れるのを防止するため、遮音パネルをユーザの背後に設けるので、間仕切りパネルが大掛かりなものとなり、また、ユーザに圧迫感を与える問題があった。
【0005】
この発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、ユーザの背後の遮音パネルを用いない簡易な構成により秘匿性に優れた会話環境をユーザに提供することができる技術的手段を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、ユーザの頭部領域内に放音する平面スピーカを含む放音部を備えたパネルを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
この発明の第1実施形態であるパネルの構成を示す斜視図である。
同実施形態におけるコンピュータの機能構成を示すブロック図である。
この発明の第2実施形態であるパネルの構成を示す斜視図である。
同実施形態におけるコンピュータの機能構成を示すブロック図である。
同実施形態における放音部の構成を示す断面図である。
同放音部における可動スピーカ部の構成を示す平面図である。
この発明の第3実施形態であるパネルの構成を示す斜視図である。
この発明の第4実施形態であるパネルの構成を示す斜視図である。
同実施形態における可動スピーカ部の構成を示す側面図である。
この発明の第5実施形態における遅延制御スピーカ部の構成を示す側面図である。
この発明の第6実施形態であるパネルの構成を示す斜視図である。
この発明の第7実施形態における放音部の構成を示す図である。
この発明の第8実施形態における放音部の構成を示す正面図である。
この発明の第9実施形態であるパネルの構成を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照し、この発明の実施形態について説明する。
【0009】
<第1実施形態>
図1はこの発明の第1実施形態であるパネル10Yの構成を示す斜視図である。本実施形態におけるパネル10Yは、ユーザ30がオフィスの自席において遠隔会議を行う場合に、遠隔会議システムの会議端末として機能する。図1に示すように、パネル10Yは、オフィスの自席の机20の上に起立した状態で配置されるパネル本体11と、このパネル本体11に接続され、机20の上に置かれるノート型PC等のコンピュータ12Yと、このコンピュータ12Yに設けられ、あるいは接続される複数の収音部13とを含む。ここで、パネル本体11は、透明なアクリル板であり、ユーザ30から他者へ飛沫が拡散するのを防止し、かつ、他者からユーザ30へ飛沫が拡散するのを防止する役割を果たす。
【0010】
パネル本体11には、ユーザ30の頭部と対向する放音部100Yが設けられている。この放音部100Yは、遠隔会議において通話相手の音声を放音するための手段である。放音部100Yは、ユーザ30の頭部領域内に放音する平面スピーカ100Yaを含む。この平面スピーカ100Yaは、平均的な人間の頭部と同様な形状および寸法の放音面を有している。そして、平面スピーカ100Yaの放音面の中心における法線方向は、ユーザ30の頭部領域を向いている。すなわち、本実施形態では、パネル10Yを使用する様々なユーザの平均的な頭部中心位置を求め、平面スピーカ100Yaの放音面の中心位置における法線方向がこの頭部中心位置を向くように平面スピーカ100Yaのパネル本体11における位置を決定している。
(【0011】以降は省略されています)

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