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公開番号2025079055
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-21
出願番号2023191467
出願日2023-11-09
発明の名称情報処理方法
出願人ヤマハ株式会社
代理人弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類G10G 1/04 20060101AFI20250514BHJP(楽器;音響)
要約【課題】楽曲の既存のパート以外のパートを制作するための負荷を軽減する。
【解決手段】情報処理システム100は、楽曲において1以上の楽器に対応する第1パートを表す演奏情報Xを取得する情報取得部22と、演奏情報Xを含む制御データCを、機械学習による訓練済の生成モデルGにより処理することで、楽曲において1以上の楽器とは異なる楽器に対応する第2パートを表す演奏情報Yを生成する情報生成部23とを具備する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
楽曲において1以上の楽器に対応する第1パートを表す第1演奏情報を取得し、
前記第1演奏情報を含む制御データを、機械学習による訓練済の生成モデルにより処理することで、前記楽曲において前記1以上の楽器とは異なる楽器に対応する第2パートを表す第2演奏情報を生成する
コンピュータシステムにより実現される情報処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、楽曲を表す情報を生成する技術に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
複数のパートで構成される楽曲に関する各種の処理を実行する技術が従来から提案されている。例えば特許文献1には、楽器の演奏に影響する特徴量を利用した機械学習により、楽曲データに含まれる複数のパートから特定の楽器により演奏すべきパートを選択する学習済モデルを生成する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-159146号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
楽曲のうち特定の楽器に対応するパートが制作された状況において、当該楽曲の他のパートを制作するには、音楽に関する専門的な知識と制作者の多大な労力が要求される。以上の事情を考慮して、本開示のひとつの態様は、楽曲の既存のパート以外のパートを制作するための負荷を軽減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するために、本開示のひとつの態様に係る情報処理方法は、楽曲において1以上の楽器に対応する第1パートを表す第1演奏情報を取得し、前記第1演奏情報を含む制御データを、機械学習による訓練済の生成モデルにより処理することで、前記楽曲において前記1以上の楽器とは異なる楽器に対応する第2パートを表す第2演奏情報を生成する。
【0006】
本開示のひとつの態様に係る情報処理システムは、楽曲において1以上の楽器に対応する第1パートを表す第1演奏情報を取得する情報取得部と、前記第1演奏情報を含む制御データを、機械学習による訓練済の生成モデルにより処理することで、前記楽曲において前記1以上の楽器とは異なる楽器に対応する第2パートを表す第2演奏情報を生成する情報生成部とを具備する。
【0007】
本開示のひとつの態様に係るプログラムは、楽曲において1以上の楽器に対応する第1パートを表す第1演奏情報を取得する情報取得部、および、前記第1演奏情報を含む制御データを、機械学習による訓練済の生成モデルにより処理することで、前記楽曲において前記1以上の楽器とは異なる楽器に対応する第2パートを表す第2演奏情報を生成する情報生成部、としてコンピュータシステムを機能させる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態における情報処理システムの構成を例示するブロック図である。
情報処理システムによる対象楽曲の編曲に関する説明図である。
情報処理システムの機能的な構成を例示するブロック図である。
演奏情報の模式図である。
演奏情報を構成するトークンの説明図である。
制御データの模式図である。
制御データから生成される演奏情報の模式図である。
編曲処理のフローチャートである。
第2実施形態における機械学習システムの構成を例示するブロック図である。
機械学習システムの機能的な構成を例示するブロック図である。
訓練データ生成処理のフローチャートである。
訓練処理のフローチャートである。
第3実施形態における対象楽曲の編曲に関する説明図である。
第3実施形態における情報処理システムの機能的な構成を例示するブロック図である。
第4実施形態における情報処理システムの機能的な構成を例示するブロック図である。
変形例における対象楽曲の編曲に関する説明図である。
変形例における情報処理システムの機能的な構成を例示するブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
A:第1実施形態
図1は、第1実施形態における情報処理システム100の構成を例示するブロック図である。情報処理システム100は、既存の楽曲(以下「対象楽曲」という)を編曲するコンピュータシステムであり、例えばスマートフォン、タブレット端末またはパーソナルコンピュータ等の情報装置で実現される。
【0010】
図2は、情報処理システム100による処理の概要に関する説明図である。情報処理システム100は、楽曲データDxから楽曲データDyを生成する。楽曲データDxは、対象楽曲を構成する複数の第1パートを表す時系列データである。具体的には、楽曲データDxは、複数の第1パートの各々を構成する音符の時系列を表す。複数の第1パートの各々は、相異なる種類の楽器に対応する既存の演奏パートである。なお、「演奏パート」は、楽曲を構成する部分(声部)であり、例えば共通の音符を演奏する1以上の演奏者の集合(または1以上の楽器の集合)を意味する。例えば楽器毎、音域毎、または音楽的な役割(例えば主旋律/副旋律)毎に演奏パートが区別される。
(【0011】以降は省略されています)

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