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公開番号2025100184
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217376
出願日2023-12-22
発明の名称信号処理方法および信号処理装置
出願人ヤマハ株式会社
代理人弁理士法人 楓国際特許事務所
主分類H04R 3/00 20060101AFI20250626BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 本発明の目的は、センサで取得した情報から、咳などのユーザの発音動作に対する処理内容を決定して処理遅延を抑制する信号処理方法および信号処理装置を提供することである。
【解決手段】 信号処理方法は、センサからセンサ情報を受信し、センサ情報から、発音動作に対応する発音前動作を検出し、検出した発音前動作に基づいて、前記発音動作により発せられる音信号を予測し、予測した音に対する処理の内容を決定し、音信号を受信し、決定した処理の内容に基づいて、受信した音信号に対して信号処理を実行する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
センサからセンサ情報を受信し、
前記センサ情報から、発音動作に対応する発音前動作を検出し、
検出した前記発音前動作に基づいて、前記発音動作により発せられる音信号を予測し、
前記予測した音に対する処理の内容を決定し、
音信号を受信し、
決定した前記処理の内容に基づいて、受信した前記音信号に対して信号処理を実行する、
信号処理方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記センサ情報は、遠隔通話における遠端側から受信した情報を含む、
請求項1に記載の信号処理方法。
【請求項3】
前記信号処理を実行し、
受信した前記音信号から処理候補の音信号を検出し、
検出した前記処理候補の音信号が前記予測した音と一致するか判定し、
一致した場合は前記信号処理を継続し、
一致しなかった場合は前記信号処理を解除する、
請求項1又は請求項2に記載の信号処理方法。
【請求項4】
前記信号処理を実行し、
受信した前記音信号から処理候補の音信号を検出し、
検出した前記処理候補の音信号が前記予測した音と一致するか判定し、
一致した場合は前記信号処理の強度を強くし、
一致しなかった場合は前記信号処理を解除する、
請求項1又は2に記載の信号処理方法。
【請求項5】
受信した前記音信号から処理候補の音信号を検出し、
検出した前記処理候補の音信号が前記予測した音と一致するか判定し、
一致した場合は、前記処理候補の音信号に対して前記信号処理を実行し、
一致しなかった場合は前記信号処理を実行しない、
請求項1又は請求項2に記載の信号処理方法。
【請求項6】
前記信号処理は、
前記音信号のゲイン低減処理、
前記音信号の周波数特性の変更処理、
前記音信号のコンプレッション処理、
ビームフォーミング処理、
またはノイズキャンセリング処理、
のいずれかを含む、
請求項1又は請求項2に記載の信号処理方法。
【請求項7】
前記センサ情報から、予め設定された特定の動作を検出した場合は、前記信号処理を解除する、
請求項1又は請求項2に記載の信号処理方法。
【請求項8】
受信した前記音信号から処理候補の音信号を検出し、
前記処理候補の音信号の特徴量、前記処理候補の音信号のレベル、または前記処理候補の音信号の到来方向の少なくとも1つに基づいて、検出した前記処理候補の音信号が前記予測した音と一致するか判定し、
一致した場合は、前記処理候補の音信号に対して前記信号処理を実行する、
請求項1又は2に記載の信号処理方法。
【請求項9】
前記センサ情報は、カメラで取得した画像を含む、
請求項1又は請求項2に記載の信号処理方法。
【請求項10】
センサと、
前記センサからセンサ情報を受信し、前記センサ情報から、発音動作に対応する発音前動作を検出する動作検出部と、
検出した前記発音前動作に基づいて、前記発音動作により発せられる音を予測し、前記予測した音に対する処理の内容を決定する信号処理決定部と、
音信号を受信する音声取得部と、
決定した前記処理の内容に基づいて、受信した前記音信号に対して信号処理を実行する信号処理部と、を備えた、
信号処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、センサで取得した情報に基づいて音信号の処理内容を決定し、実行する信号処理方法および信号処理装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、マイクアレイが受信した音響データの音響特徴量と、音が発生した場面を撮影した画像データに基づいて、咳の発生の有無を判定する方法が開示されている。特許文献1の発明は、咳の発生の有無により、他の機器の動作を制御する方法を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-003181号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に示される咳検出装置においては、咳の発生の有無によって、例えば空気清浄機に所定の動作を実行させるものであった。したがって特許文献1の咳検出装置では、咳の様な発音動作に対する処理が遅れることになる。
【0005】
本発明の目的は、センサで取得した情報から、咳などのユーザの発音動作に対する処理内容を決定して処理の遅延を抑制する信号処理方法および信号処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態の信号処理方法は、センサからセンサ情報を受信し、前記センサ情報から、発音動作に対応する発音前動作を検出し、検出した前記発音前動作に基づいて、前記発音動作により発せられる音信号を予測し、前記予測した音に対する処理の内容を決定し、音信号を受信し、決定した前記処理の内容に基づいて、受信した前記音信号に対して信号処理を実行する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の信号処理方法によれば、センサで取得した情報から、ユーザの発音前動作を検出し、検出した発音前動作に基づいて音信号の処理内容を決定することで、処理の遅延を抑制することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態に係る、信号処理装置1の基本的な構成を示すブロック図である。
第1の実施形態に係る、信号処理装置1の機能的ブロック図である。
第1の実施形態に係る、信号処理方法の動作を示すフローチャートである。
第2の実施形態に係る、信号処理装置1Aの機能的ブロック図である。
第2の実施形態に係る、信号処理方法の動作を示すフローチャートである。
第3の実施形態に係る、信号処理方法の動作を示すフローチャートである。
第4の実施形態に係る、信号処理装置1Bの機能的ブロック図である。
第4の実施形態に係る、信号処理方法の動作を示すフローチャートである。
第5の実施形態に係る、信号処理装置1Cの機能的ブロック図である。
第5の実施形態に係る、信号処理方法の動作を示すフローチャートである。
変形例1に係る、信号処理装置1Dの機能的ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以降、本発明の実施形態の信号処理装置について図面を参照しながら説明する。各図中には同一箇所に同一符号を付している。第2の実施形態以降では第1の実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用・効果については実施形態毎には逐次言及しない。
【0010】
《第1の実施形態》
図1は、第1の実施形態に係る、信号処理装置1の基本的な構成を示すブロック図である。信号処理装置1は、センサ11、CPU12、DSP13、メモリ14、RAM15、ユーザインターフェース(I/F)16、マイク17、スピーカ18、および通信部19を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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