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公開番号2025067116
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023176832
出願日2023-10-12
発明の名称音響出力装置
出願人ヤマハ株式会社
代理人弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類H04R 1/02 20060101AFI20250417BHJP(電気通信技術)
要約【課題】音質と低コスト化との両立を図る。
【解決手段】音響出力装置は、振動板とフレームとを有するスピーカーユニットと、取付対象物に取り付けられる取付部材と、取付部材に対してフレームを支持する少なくとも1つの支持部材と、を備え、振動板は、第1面と、第1面とは反対方向を向く第2面と、を有し、取付部材とフレームとの間には、第2面に面する第2空間から第1面に面する第1空間へ音を伝搬させる開口が設けられ、開口は、第2面から放出された音により第1面から放出された音を第1空間で補強するように機能する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
振動板とフレームとを有するスピーカーユニットと、
取付対象物に取り付けられる取付部材と、
前記取付部材に対して前記フレームを支持する少なくとも1つの支持部材と、を備え、
前記振動板は、第1面と、前記第1面とは反対方向を向く第2面と、を有し、
前記取付部材と前記フレームとの間には、前記第2面に面する第2空間から前記第1面に面する第1空間へ音を伝搬させる開口が設けられ、
前記開口は、前記第2面から放出された音により前記第1面から放出された音を前記第1空間で補強するように機能する、
音響出力装置。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記開口は、通気性を有する多孔質部材で覆われる、
請求項1に記載の音響出力装置。
【請求項3】
前記多孔質部材は、フェルトまたは連続気泡発泡体である、
請求項2に記載の音響出力装置。
【請求項4】
前記第2空間には、前記開口を通じた前記第2空間から前記第1空間への水の侵入を防止するカバーが配置される、
請求項1に記載の音響出力装置。
【請求項5】
前記開口は、バスレフポートとして機能する、
請求項1に記載の音響出力装置。
【請求項6】
前記第1空間は、車室内の空間であり、
前記第2空間は、車両のインナーパネルとアウターパネルとの間の空間であり、
前記取付対象物は、前記インナーパネルである、
請求項1に記載の音響出力装置。
【請求項7】
前記開口を囲むように配置され、前記インナーパネルに取り付けられるドアトリムと前記取付部材との間を封止するガスケットをさらに備える、
請求項6に記載の音響出力装置。
【請求項8】
前記少なくとも1つの支持部材は、板バネである、
請求項1に記載の音響出力装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、音響出力装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の装置は、放音部を有するスピーカーユニットと、スピーカーユニットを物に取り付ける取付部材と、スピーカーユニットと取付部材との間に設けられる離間部材と、スピーカーユニットと取付部材との間を封止する封止部材と、を備える。離間部材は、バネ部材であり、スピーカーユニットを取付部材から離間させる。封止部材は、グリス、ゴム、または独立気泡のスポンジであり、スピーカーユニットの後部から放射された音の前方への回り込みを低減する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2017/022254号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の装置では、低コスト化の観点から改善の余地がある。
【0005】
以上の事情を考慮して、本開示のひとつの態様は、音質と低コスト化との両立を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するために、本開示の好適な態様に係る音響出力装置は、振動板とフレームとを有するスピーカーユニットと、取付対象物に取り付けられる取付部材と、前記取付部材に対して前記フレームを支持する少なくとも1つの支持部材と、を備え、前記振動板は、第1面と、前記第1面とは反対方向を向く第2面と、を有し、前記取付部材と前記フレームとの間には、前記第2面に面する第2空間から前記第1面に面する第1空間へ音を伝搬させる開口が設けられ、前記開口は、前記第2面から放出された音により前記第1面から放出された音を前記第1空間で補強するように機能する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態に係る音響出力装置の断面図である。
支持部材の一例を示す斜視図である。
第2実施形態に係る音響出力装置の断面図である。
多孔質部材の一例を示す斜視図である。
第3実施形態に係る音響出力装置の断面図である。
車両用ドアの一例を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、図面において各部の寸法および縮尺は実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に記載する実施形態は、本開示の好適な具体例である。このため、本実施形態には、技術的に好ましい種々の限定が付されている。しかし、本開示の範囲は、以下の説明において特に本開示を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0009】
1.第1実施形態
図1は、第1実施形態に係る音響出力装置1の断面図である。音響出力装置1は、取付対象物200に取り付けられ、図示しないアンプ等の外部装置から入力される音声信号に基づく音声を放音する装置である。
【0010】
取付対象物200は、例えば、車両用ドアのインナーパネルである。図1に示す例では、取付対象物200が開口210を有しており、音響出力装置1が開口210を塞ぐように配置される。音響出力装置1は、取付対象物200にねじ留め等により固定される。なお、取付対象物200は、車両用ドアのインナーパネルに限定されず、例えば、車両用ドアのインナーパネル以外のパネルでもよいし、車両用ドア以外に用いられるパネルであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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