TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025041959
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-26
出願番号
2024232593,2023509204
出願日
2024-12-27,2022-03-22
発明の名称
ペダル装置
出願人
ヤマハ株式会社
代理人
弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類
G10H
1/32 20060101AFI20250318BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】グランドピアノのペダルに相当する操作感を得るペダル装置を提供する。
【解決手段】電子鍵盤装置において、ペダル装置は、ケース190、ケースの内側に位置する第1部分とケースの外部に位置する第2部分とを含み、ケースに対して回動可能に配置され、回動中心Cが第1部分と第2部分との間に位置するフットレバー100、レスト位置とエンド位置の間のフットレバーの位置を検知するストロークセンサ171及びフットレバーがレスト位置からエンド位置に向けて回動する途中でフットレバーと接触して反力を加え第1部分の回動中心側と反対側の端部に対応して位置する反力部材(弾性部材165)を含む。反力部材がフットレバーに反力を与えるフットレバーの先端部100feの位置に基づいて設定された情報と、前記センサで検知したフットレバーの位置に関する情報に基づいて反力の変化と、演奏音に変化を与えるタイミングのキャリブレーションを行う。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ケースと、
前記ケースの内側に位置する第1部分と前記ケースの外部に位置する第2部分とを含み、前記ケースに対して回動可能に配置され、回動中心が前記第1部分と前記第2部分との間に位置するフットレバーと、
レスト位置とエンド位置の間における前記フットレバーの位置を検知する第1センサと、
前記フットレバーが前記レスト位置から前記エンド位置に向けて回動する途中で前記フットレバーと接触して反力を加え前記第1部分の前記回動中心側と反対側の部分に対応して位置する反力部材を含むペダル装置であって、
前記反力部材が前記フットレバーと接触した状態における前記フットレバーの第1位置に基づいて設定された第1情報と、前記第1センサで検知された前記フットレバーの位置に関する情報に基づいて前記反力の変化に対応して演奏音に変化を与える前記フットレバーの位置のキャリブレーションを行うペダル装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ペダル装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
電子楽器に用いられるペダルユニットは、少なくとも、ペダルを踏み込んだ状態(エンド位置)とペダルを踏み込んでいない状態(レスト位置)との検出を行い、音源装置に検出結果を伝達することによって、音源装置において生成される音信号を制御する。このようなペダルユニットは、アコースティックピアノのペダルの操作感を得るために、様々な技術が適用されている。例えば、特許文献1は、ペダルの踏み込みに対するダンパー荷重(反力)に対してヒステリシスを与える技術を開示している。また、特許文献2~4は、レスト位置側の領域とエンド位置側領域の間にある領域であって、演奏音に対して2つの領域とは異なる変化を与える領域(ハーフペダル領域)における反力特性に関する技術を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-334008号公報
特開2012-145609号公報
特開2012-13895号公報
特開2012-13894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
アコースティックピアノのうち、アップライトピアノのペダルとグランドピアノのペダルでは、機能および構造において互いに異なっている。例えば、ペダルの回動中心とペダル前端部との距離が、グランドピアノとアップライトピアノとでは異なる。この距離は、グランドピアノの方がアップライトピアノよりも小さい。その結果、グランドピアノとアップライトピアノとでは、ペダルを踏み込んだときの回動の態様の相違が生じる。一方で、電子楽器に用いられる従来のペダルユニットは、いずれもアップライトピアノのペダルに相当する位置に回動中心が設定されている。そのため、グランドピアノのペダルに相当する操作感を得ることができるペダル装置の開発が望まれている。
【0005】
また、電子楽器ペダルユニットに用いられる各部材には製品ばらつきが存在し、経年変化により動作にばらつきが生じる場合がある。このばらつきによって、ペダルの操作感(ペダルに対する荷重の変化)と、ペダルの操作によって演奏音の変化がずれる場合がある。特に、ハーフペダル領域におけるペダルの踏み込み量(ストローク量)、反力および演奏音の制御は精密さが求められ、ばらつきによる影響を回避する必要がある。
【0006】
本発明の目的の一つは、ペダルの位置、ペダルに対する荷重の変化および演奏音の変化を安定させることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態によれば、ケースと、前記ケースの内側に位置する第1部分と前記ケースの外部に位置する第2部分とを含み、前記ケースに対して回動可能に配置され、回動中心が前記第1部分と前記第2部分との間に位置するフットレバーと、レスト位置とエンド位置の間における前記フットレバーの位置を検知する第1センサと、前記フットレバーが前記レスト位置から前記エンド位置に向けて回動する途中で前記フットレバーと接触して反力を加え前記第1部分の前記回動中心側と反対側の部分に対応して位置する反力部材を含むペダル装置であって、前記反力部材が前記フットレバーと接触した状態における前記フットレバーの第1位置に基づいて設定された第1情報と、前記第1センサで検知された前記フットレバーの位置に関する情報に基づいて前記反力の変化に対応して演奏音に変化を与える前記フットレバーの位置のキャリブレーションを行うペダル装置が、提供される。
【0008】
また、本発明の一実施形態によれば、ケースと、前記ケース内に設けられ、回動可能に配置されるフットレバーと、レスト位置とエンド位置の間における前記フットレバーの位置を検知する第1センサと、前記フットレバーが前記レスト位置から前記エンド位置に向けて回動する途中で前記フットレバーと接触して反力を加える反力部材と、を含むペダル装置であって、前記第1センサと、前記反力部材とは、一体構造の構造体上に配置される、ペダル装置が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ペダルに対する荷重の変化と、演奏音の変化のタイミングを正確に細かく一致させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態における電子鍵盤装置の外観を示す図である。
一実施形態におけるペダルユニットの構成を示す断面模式図である。
ストロークセンサの出力特性の一例を示すグラフである。
弾性部材を鍵盤本体側から見た時の拡大した平面図の一例である。
一実施形態における電子鍵盤装置の構成を示すブロック図である。
制御部の機能ブロック図である。
フットレバーにおける反力特性を示すグラフである。
ストロークセンサの出力特性の一例を示すグラフである。
一実施形態におけるペダルユニットの構成を示す断面模式図である。
一実施形態におけるペダルユニットの構成を示す断面模式図である。
ペダルユニットの動作制御フロー図である。
記憶された出力値の書き換え制御フロー図である。
ストロークセンサの出力特性の一例を示すグラフである。
書き換えた情報のリセット制御フロー図である。
一実施形態におけるペダルユニットの構成を示す断面模式図である。
弾性部材を鍵盤本体側から見た時の拡大した平面図の一例である。
ストロークセンサの出力特性の一例を示すグラフである。
一実施形態におけるペダルユニットの構成を示す断面模式図である。
一実施形態におけるペダルユニットの構成を示す断面模式図である。
制御部の動作制御フロー図である。
記憶されたオフセット情報の書き換え制御フロー図である。
ストロークセンサの出力特性の一例を示すグラフである。
一実施形態におけるペダルユニットの構成を示す断面模式図である。
ストロークセンサの出力特性の一例を示すグラフである。
一実施形態におけるペダルユニットの構成を示す断面模式図である。
制御部の動作制御フロー図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
他の特許を見る