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公開番号
2025049883
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023158367
出願日
2023-09-22
発明の名称
インピーダンス変換装置および信号処理装置
出願人
ヤマハ株式会社
代理人
弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類
G10H
3/12 20060101AFI20250327BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】電気楽器にギターアンプを接続して当該ギターアンプを介して放音するとともに、当該電気楽器から出力されるアナログ信号のインピーダンスを変換して、デジタルへの変換機器に供給するインピーダンス変換装置及び信号処理装置を提供する。
【解決手段】信号処理装置10において、インピーダンス変換装置12は、エレキギター30のような電気楽器から出力されたアナログ信号An1が入力される入力端In1と、当該アナログ信号An1を、アナログ信号An2及びAn3に分岐する分岐部122と、アナログ信号An2がギターアンプ40に出力される出力端Out1と、アナログ信号An3のインピーダンスを変換するインピーダンス変換回路124と、インピーダンスを変換されたアナログ信号An3が出力される出力端Out2と、を含む。インピーダンス変換回路の入力インピーダンスは、略1GΩ以上である。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
電気楽器から出力された第1アナログ信号が入力される第1入力端と、
前記第1アナログ信号を、第2アナログ信号および第3アナログ信号に分岐する分岐部と、
前記第2アナログ信号が出力される第1出力端と、
前記第3アナログ信号のインピーダンスを変換するインピーダンス変換回路と、
前記インピーダンスを変換されたアナログ信号が出力される第2出力端と、
を含み、
前記インピーダンス変換回路の入力インピーダンスは、略1GΩ以上である
インピーダンス変換装置。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のインピーダンス変換装置と、
前記第2出力端から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する第1入出力装置と、
を含む
信号処理装置。
【請求項3】
前記第1入出力装置は、
前記第2出力端から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部と、
前記A/D変換部よって変換されたデジタル信号に第1特性を付与する第1特性付与部と、
を有し、
前記第1特性は、
前記第2出力端から前記A/D変換部の出力端に至るまでの経路における周波数特性の逆特性である
請求項2に記載の信号処理装置。
【請求項4】
前記第1特性は、周波数に対する振幅変化特性および周波数に対する位相変化特性を含む
請求項3に記載の信号処理装置。
【請求項5】
前記第1特性を取得する特性取得部を
さらに有する請求項4に記載の信号処理装置。
【請求項6】
前記第1特性付与部は、FIRフィルタを含む
請求項4に記載の信号処理装置。
【請求項7】
デジタル信号が入力される第2入力端と、
前記第2入力端に入力されたデジタル信号を第4アナログ信号に変換する第2入出力装置と、
前記第4アナログ信号のインピーダンスを変換するリアンプ部と、
前記リアンプ部によってインピーダンスを変換された信号が出力される第3出力端と、
を、さらに有する請求項3に記載の信号処理装置。
【請求項8】
前記第2入出力装置は、
前記第2入力端に入力されたデジタル信号に第2特性を付与する第2特性付与部と、
前記第2特性が付与されたデジタル信号を前記第4アナログ信号に変換するD/A変換部と、
を有する請求項7に記載の信号処理装置。
【請求項9】
前記第2特性は、
前記第D/A変換部の入力端から前記第3出力端に至るまでの経路における周波数特性の逆特性である
請求項8に記載の信号処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、インピーダンス変換装置および信号処理装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ベースギターやエレキギターなどの電気楽器の演奏によって生じたアナログ信号は、ギターアンプを介して楽音として放音される。近年では、演奏後において楽音を造り込みたい、という事情がある。このような事情のために、第1に、電気楽器から出力されるアナログ信号を、デジタルで一旦記録する。第2に、記録した楽音信号を、パソコンにてDAW(Digital Audio Workstation)の機能を用いて造り込み、スタジオなどでギターアンプを介して放音し、確認する、という手法が採られることがある。
【0003】
このような手法では、次の点に留意する必要がある。すなわち、電気楽器から出力されるアナログ信号は、一般にはハイインピーダンスであるのに対し、デジタルに変換するための機器の入力は、ローインピーダンスである、という点である。このため、電気楽器をデジタルへの変換機器に直接接続すると、インピーダンスの不整合によって、ノイズが重畳したり、信号波形が変形したりしてしまう。
【0004】
そこで、電気楽器から出力されるアナログ信号を、プリアンプ回路等によってインピーダンスを変換し、当該インピーダンスを変換したアナログ信号を、デジタルへの変換機器に供給する手法が採られる。このようなプリアンプ回路としては、例えば特許文献1に記載された技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-180478号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、電気楽器にギターアンプを接続して当該ギターアンプを介して放音するとともに、当該電気楽器から出力されるアナログ信号のインピーダンスを変換して、デジタルへの変換機器に供給することができない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係るインピーダンス変換装置は、電気楽器から出力された第1アナログ信号が入力される第1入力端と、前記第1アナログ信号を、第2アナログ信号および第3アナログ信号に分岐する分岐部と、前記第2アナログ信号が出力される第1出力端と、前記第3アナログ信号のインピーダンスを変換するインピーダンス変換回路と、前記インピーダンスを変換されたアナログ信号が出力される第2出力端と、を含み、前記インピーダンス変換回路の入力インピーダンスは、略1GΩ以上である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係るインピーダンス変換装置を含む信号処理装置を示す図である。
インピーダンス変換回路の一例を示す図である。
信号処理装置のAD変換特性における補正を説明するための図である。
信号処理装置のDA変換特性における補正を説明するための図である。
周波数に対する位相特性の補正を示す図である。
周波数に対する振幅特性の補正を示す図である。
信号処理装置の接続例を示す図である。
信号処理装置の接続例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態に係るインピーダンス変換装置について図面を参照して説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0010】
図1は、実施形態に係るインピーダンス変換装置12を含む信号処理装置10の構成を示すブロック図である。
信号処理装置10は、インピーダンス変換装置12のほか、オーディオI/O(Input/Output)14、16およびリアンプ18を含む。なお、図において、インピーダンスは紙面の都合上、「Z」と略称されている。
(【0011】以降は省略されています)
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