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公開番号
2025040547
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-25
出願番号
2023147407
出願日
2023-09-12
発明の名称
音信号処理方法及び音信号処理装置
出願人
ヤマハ株式会社
代理人
弁理士法人 楓国際特許事務所
主分類
G10L
21/0364 20130101AFI20250317BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】 背景雑音の多い環境下でもユーザの音声を効率的に強調することができる音信号処理方法を提供する。
【解決手段】 一実施形態に係る音信号処理方法は、音信号を受け付け、所定の第1時間内における音信号のスペクトル形状に基づいて母音判定を行い、又は、所定の第2時間内における音信号のピッチの変化率に基づいて音声判定を行い、母音判定又は音声判定の結果に基づいて、音信号の時間特性又は周波数特性を調整する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
音信号を受け付け、
所定の第1時間内における前記音信号のスペクトル形状に基づいて母音判定を行い、又は、所定の第2時間内における前記音信号のピッチの変化率に基づいて音声判定を行い、
前記母音判定又は前記音声判定の結果に基づいて、前記音信号の時間特性又は周波数特性を調整する、
音信号処理方法。
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【請求項2】
前記音信号の低域フォルマントにおける信号レベルと高域フォルマントにおける信号レベルとの差に基づいて、前記母音判定を行う、
請求項1に記載の音信号処理方法。
【請求項3】
前記低域フォルマントは、前記音信号の第1フォルマントを含み、
前記高域フォルマントは、
前記第1フォルマントの帯域よりも高い帯域の第2フォルマントと、
前記第2フォルマントの帯域よりも高い帯域の第3フォルマントと、
を含む、
請求項2に記載の音信号処理方法。
【請求項4】
マイクロホンで受け付けた音信号に対して、前記母音判定又は前記音声判定を行い、
母音判定又は前記音声判定の結果に基づいて、前記マイクロホンで受け付けた前記音信号の時間特性又は周波数特性の調整を行う、
請求項1から請求項3のいずれかに記載の音信号処理方法。
【請求項5】
近端側の情報処理装置が、
前記母音判定又は前記音声判定と、
前記時間特性又は前記周波数特性の調整と、
を行い、
前記近端側の情報処理装置が、遠端側の情報処理装置に、前記時間特性又は前記周波数特性の調整が行われた音信号を出力する、
請求項4に記載の音信号処理方法。
【請求項6】
前記時間特性又は前記周波数特性を調整した後の前記音信号を記録する、
請求項1から請求項3のいずれかに記載の音信号処理方法。
【請求項7】
前記調整は、前記音信号における母音の帯域を強調する母音強調処理を含む、
請求項1から請求項3のいずれかに記載の音信号処理方法。
【請求項8】
前記母音強調処理において、前記音信号における前記母音の帯域以外の帯域の信号レベルを減衰させる、
請求項7に記載の音信号処理方法。
【請求項9】
前記母音強調処理において、前記音信号における子音帯域の信号レベルを減衰させる、
請求項7に記載の音信号処理方法。
【請求項10】
前記母音強調処理において、前記音信号における母音帯域の信号レベルを増加させる、
請求項7に記載の音信号処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明に係る一実施形態は、音信号処理方法及び音信号処理装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、音声を強調する音声強調装置が記載されている。音声強調装置は、第1フォルマントを含む周波数の帯域成分と基本周波数の帯域成分とを混合することによって第1の混合信号を生成する。音声強調装置は、第2フォルマントを含む周波数の帯域成分と基本周波数の帯域成分とを混合することによって第2の混合信号を生成する。音声強調装置は、第1の混合信号を第1の遅延量に基づいて遅延制御することでLスピーカに出力する第1の音声信号を生成する。音声強調装置は、第2の混合信号を第2の遅延量に基づいて遅延制御することによってRスピーカに出力する第2の音声信号を生成する。これにより、Lスピーカから出力された音がユーザの耳に到達するまでの時間と、Rスピーカから出力された音がユーザの耳に到達するまでの時間と、を揃えることができる。結果、ユーザは、音声を聞き取りやすくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/105077号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
マイクは、ユーザの音声を収音したとき、音声のみならず背景雑音も収音してしまう。従来の音声強調処理は、ユーザの音声を強調するが、背景雑音の多い環境下では該背景雑音も強調してしまうため、効率的にユーザの音声を強調できない。
【0005】
本発明の一実施形態は、背景雑音の多い環境下でもユーザの音声を効率的に強調することができる音信号処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係る音信号処理方法は、
音信号を受け付け、
所定の第1時間内における前記音信号のスペクトル形状に基づいて母音判定を行い、又は、所定の第2時間内における前記音信号のピッチの変化率に基づいて音声判定を行い、
前記母音判定又は前記音声判定の結果に基づいて、前記音信号の時間特性又は周波数特性を調整する。
【発明の効果】
【0007】
この発明の一実施形態に係る音信号処理方法によれば、背景雑音の多い環境下でも音声を効率的に強調することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、音信号処理システムの一例を示す図である。
図2は、PC1の構成の一例を示すブロック図である。
図3は、プロセッサ15の処理Pの一例を示すフローチャートである。
図4は、母音成分及び子音成分を含む音信号の周波数特性の一例を示す図である。
図5は、変形例1に係るプロセッサ15の処理の一例を示すフローチャートである。
図6は、変形例2に係るプロセッサ15の処理の一例を示すフローチャートである。
図7は、変形例2に係るプロセッサ15による信号処理の一例を示す図である。
図8は、変形例3に係るプロセッサ15の処理の一例を示すフローチャートである。
図9は、変形例4に係るプロセッサ15の処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[第1実施形態]
以下、第1実施形態に係る音信号処理方法について図を参照して説明する。図1は、音信号処理システムの一例を示す図である。
【0010】
音信号処理システムは、インターネット等の通信回線3を介して接続されるPC(Personal Computer)1及びPC2を有する。PC1は、本願における音信号処理装置の一例である。なお、通信回線3は、必ずしもインターネットでなくてよく、LAN(Local Area Network)であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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