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公開番号2025107430
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-17
出願番号2025080386,2024068138
出願日2025-05-13,2018-03-23
発明の名称バスレフポートおよびバスレフ型スピーカ
出願人ヤマハ株式会社
代理人個人
主分類H04R 1/02 20060101AFI20250710BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 入力振幅が過大である状況においてもバスレフポートから発生する異音を低減可能なバスレフ型スピーカを提供する。
【解決手段】 スピーカの筐体10内の空間と筐体10外の空間との間で空気を出入りさせるバスレフポート20と、バスレフポート20の内壁と連続し、バスレフポート20の筐体10内の出入口から周囲方向外側に広がる内壁を有する案内部30とを設けた。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
管体部と、
前記管体部の内壁と連続し、前記管体部の第1の出入口から周囲方向外側の端部まで広がる内壁を有する第1の案内部と、
前記第1の案内部の内壁との間に前記管体部の内側を通過する空気の流路を形成する第1の壁と
を具備し、
前記管体部は、断面積が管軸方向に一定であるストレート部と、前記ストレート部の端部において空気の出入口として機能するフレア部とからなり、前記フレア部は、前記ストレート部との境界近傍から開口端に近づくに従って断面積が徐々に広がる形状をなしており、
前記第1の案内部は、前記フレア部の開口端に接続され、前記第1の壁と対向し、前記第1の出入口から周囲方向外側の端部まで広がる内壁を含み、この端部まで広がる内壁が、前記管体部の内側を通過する空気の流路を前記第1の壁との間に形成することにより、前記管体部の内側を通過する空気を前記第1の出入口から周囲方向外側に案内し、
前記フレア部の開口端における前記第1の案内部と前記第1の壁との間の流路の断面積が、前記ストレート部内の流路の断面積の一倍程度から前記フレア部内の流路の前記開口端での断面積の2.5倍程度までの範囲内の断面積であり、
前記管体部を介する空気流路の断面積が、前記管体部内の前記第1の出入口手前から前記第1の案内部の周囲方向外側の端部に進むに従って連続的に増加することを特徴とするバスレフポート。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記第1の案内部の内壁は、前記管体部の内壁に対して180°よりも大きく270°よりも小さい角度をなし、前記第1の壁は、前記第1の出入口と対向する領域が頂上となるように山状に隆起していることを特徴とする請求項1に記載のバスレフポート。
【請求項3】
スピーカの筐体と、
前記筐体内に配置されるバスレフポートと、
前記バスレフポートの内壁と連続し、前記バスレフポートの前記筐体内の第1の出入口から周囲方向外側の端部まで広がる内壁を有し、前記筐体を構成する第1の壁との間に、前記バスレフポートの内側を通過する空気の流路を形成する第1の案内部と
を具備し、
前記バスレフポートは、断面積が管軸方向に一定であるストレート部と、前記ストレート部の端部において空気の出入口として機能するフレア部とからなり、前記フレア部は、前記ストレート部との境界近傍から開口端に近づくに従って断面積が徐々に広がる形状をなしており、
前記第1の案内部は、前記フレア部の開口端に接続され、前記第1の壁と対向し、前記第1の出入口から周囲方向外側の端部まで広がる内壁を含み、この端部まで広がる内壁が、前記管体部の内側を通過する空気の流路を前記第1の壁との間に形成することにより、前記管体部の内側を通過する空気を前記第1の出入口から周囲方向外側に案内し、
前記フレア部の開口端における前記第1の案内部と前記第1の壁との間の流路の断面積が、前記ストレート部内の流路の断面積の一倍程度から前記フレア部内の流路の前記開口端での断面積の2.5倍程度までの範囲内の断面積であり、
前記バスレフポートを介する空気流路の断面積が、前記バスレフポート内の前記第1の出入口手前から前記第1の案内部の周囲方向外側の端部に進むに従って連続的に増加することを特徴とするバスレフ型スピーカ。
【請求項4】
前記第1の案内部の内壁は、前記バスレフポートの内壁に対して180°よりも大きく270°よりも小さい角度をなし、前記第1の壁は、前記第1の出入口と対向する領域が頂上となるように山状に隆起していることを特徴とする請求項3に記載のバスレフ型スピーカ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、バスレフポートおよびバスレフ型スピーカに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
バスレフ型スピーカの主要な用途としてサブウーハがある。昨今、このサブウーハとして大出力が可能なものが求められている。しかしながら、サブウーハを大出力化すると、バスレフポートを介して筐体内外を出入りする空気流の流速が高まるため、異音が発生し易くなる。このため、異音対策が求められる。従来、異音対策として、バスレフポートの端部をフレア形状とする対策があった。この対策は例えば特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-27730号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された技術は、異音対策として一応の効果がある。しかしながら、スピーカユニットに供給する入力信号レベルを大きくすると、バスレフポートの両端近傍をフレア形状としてもバスレフポートから異音が発生する、という問題がある。
【0005】
この発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、入力信号レベルが過大である状況においてもバスレフポートから発生する異音を低減することが可能な技術的手段を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、管体部と、前記管体部の内壁と連続し、スピーカの筐体内に配置される前記管体部の出入口から周囲方向外側に広がる内壁を有する案内部とを具備することを特徴とするバスレフポートを提供する。
【0007】
この発明によれば、スピーカの筐体内の空間と筐体外の空間との間で出入りする空気が、管体部の内壁および案内部の内壁に案内されて流れるため、管体部の筐体内の出入口付近における空気流の剥離を生じ難くすることができる。従って、バスレフポートにおける空気流の乱れを低減して異音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の第1実施形態であるバスレフ型スピーカを斜め上方から透視した図である。
バスレフポートの中心軸を含み、かつ、筐体におけるスピーカユニットの設置面に平行な平面により同バスレフ型スピーカを切断した第1の構成を示す断面図である。
バスレフポートの中心軸を含み、かつ、筐体におけるスピーカユニットの設置面に平行な平面により同バスレフ型スピーカを切断した第2の構成を示す断面図である。
同バスレフ型スピーカの断面構成を正面から模式的に示す断面図である。
同バスレフ型スピーカの案内部および壁の平面形状の第1の例を示す図である。
同バスレフ型スピーカの案内部および壁の平面形状の第2の例を示す図である。
同実施形態の効果を示す図である。
同実施形態の第1変形例を示す図である。
同実施形態の第2変形例を示す図である。
同実施形態の第3変形例を示す図である。
この発明の第2実施形態であるバスレフ型スピーカを斜め上方から透視した図である。
バスレフポートの中心軸を含み、かつ、筐体におけるスピーカユニットの設置面に平行な平面により同バスレフ型スピーカを切断した構成を示す断面図である。
同バスレフ型スピーカの断面構成を正面から模式的に示す断面図である。
同実施形態の効果を示す図である。
同実施形態の第1変形例を示す図である。
同実施形態の第2変形例を示す図である。
同実施形態の第3変形例を示す図である。
同実施形態の第4変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照し、この発明の実施形態について説明する。
【0010】
<第1実施形態>
図1は、この発明の第1実施形態であるバスレフ型スピーカ101を斜め上方から透視した図である。また、図2はバスレフポート20の中心軸axを含み、かつ、筐体10におけるスピーカユニットSPの設置面に平行な平面により同バスレフ型スピーカ101を切断した第1の構成を示す断面図である。また、図3はバスレフポート20の中心軸axを含み、かつ、筐体10におけるスピーカユニットSPの設置面に平行な平面により同バスレフ型スピーカ101を切断した第2の構成を示す断面図である。また、図4は、同バスレフ型スピーカ101の断面構成を正面から模式的に示す断面図である。図2に示す第1の構成は、バスレフ型スピーカに対して異音発生防止のための第1の対策を施したものである。また、図3に示す第2の構成は、バスレフ型スピーカに対し、第1の対策に加えて、異音発生防止のための第2の対策を施した本実施形態によるバスレフ型スピーカの構成である。図1および図4は第2の構成に対応している。図1~図4に示すように、バスレフ型スピーカ101は、筐体10と、スピーカユニットSPと、管体部であるバスレフポート20と、案内部30とを有している。
(【0011】以降は省略されています)

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