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公開番号2025090386
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205585
出願日2023-12-05
発明の名称鍵盤装置用の鍵
出願人ヤマハ株式会社
代理人弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類G10C 3/12 20060101AFI20250610BHJP(楽器;音響)
要約【課題】木材と樹脂製材料とを接着する鍵において、両者の接着強度を向上させること。
【解決手段】鍵盤装置用の鍵は、木材の鍵本体部と、前記鍵本体部の上面に設けられた、樹脂製の鍵上面部と、前記鍵本体部と前記鍵上面部とを接着する接着剤と、を有し、前記鍵上面部の下面には、凹部が設けられ、前記凹部の内部には、さらに凹凸形状が形成されている。前記凹部の径は20μm以上500μm以下であり、前記凹凸形状の少なくとも一部の高低差は20μm以上であってもよい。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
木材の鍵本体部と、
前記鍵本体部の上面に設けられた、樹脂製の鍵上面部と、
前記鍵本体部と前記鍵上面部とを接着する接着剤と、を有し、
前記鍵上面部の下面には、凹部が設けられ、
前記凹部の内部には、さらに凹凸形状が形成されている、鍵盤装置用の鍵。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記凹部の径は20μm以上500μm以下であり、
前記凹凸形状の少なくとも一部の高低差は20μm以上である、請求項1に記載の鍵。
【請求項3】
前記鍵上面部の下面には、
前記鍵本体部から見た場合に視認できる第1部分と、
前記鍵本体部から見た場合に、前記第1部分の影に位置し、視認できない第2部分と、が存在する、請求項2に記載の鍵。
【請求項4】
木材の鍵本体部と、
前記鍵本体部の上面に設けられた、樹脂製の鍵上面部と、
前記鍵本体部と前記鍵上面部とを接着する接着剤と、を有し、
前記鍵上面部の下面には、
前記鍵本体部から見た場合に視認できる第1部分と、
前記鍵本体部から見た場合に、前記第1部分の影に位置し、視認できない第2部分と、が存在する、鍵盤装置用の鍵。
【請求項5】
前記鍵上面部の下面には、凹部が設けられ、
前記凹部の内部に凹凸形状が形成されている、請求項4に記載の鍵。
【請求項6】
前記接着剤は、水溶性接着剤である、請求項1乃至5のいずれか一に記載の鍵。
【請求項7】
前記凹部は複数設けられ、
複数の前記凹部は、平面視で周期的に配置されている、請求項1乃至3及び5のいずれか一に記載の鍵。
【請求項8】
前記凹凸形状は、前記鍵上面部の下面の一部に設けられ、その他の部分における前記鍵上面部の下面は平坦である、請求項1乃至3及び5のいずれか一に記載の鍵。
【請求項9】
前記凹凸形状は、前記鍵本体部の先端から3mm以上の領域に対応する前記鍵上面部の下面に設けられている、請求項1乃至3及び5のいずれか一に記載の鍵。
【請求項10】
前記鍵上面部の下面の先端の第1領域は、前記鍵本体部の先端から突出しており、
前記第1領域における前記鍵上面部の下面には前記凹凸形状は形成されていない、請求項9に記載の鍵。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の一実施形態は鍵盤装置用の鍵に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、アコースティックピアノ及び電子ピアノなどの鍵盤装置では、木材の鍵本体の上面に樹脂製材料が貼り付けられた鍵や、樹脂製材料の鍵本体の側部に木材が貼り付けられた鍵が用いられている(特許文献1、2)。貼り付けられた樹脂製材料と木材とが剥離してしまうと、ピアノの外観が損なわれるだけでなく、ユーザ(演奏者)の演奏に支障をきたすおそれがあるため、木材と樹脂製材料との剥離を防ぐ必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-066816号公報
特開2023-050818号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、環境への配慮から、木材と樹脂製材料とを接着する際に、有機溶剤系(ポリウレタン系)の接着剤ではなく、水溶性接着剤(例えば、木工用ボンド)を用いる必要性が出てきている。しかし、樹脂製材料の表面は非常に平坦性が高く、木工用ボンドが樹脂製材料の内部に入り込まないため、十分な接着力を得ることができない。その結果、樹脂製材料と接着剤との間で界面破壊が発生し、樹脂製材料が木材から剥離してしまう問題があった。従来は、木工用ボンドと樹脂製材料との接着強度を向上させるために、樹脂製材料の表面にヤスリ加工や金型によるシボ加工を施すという対策がなされていたが、十分な接着強度を得ることはできていなかった。
【0005】
本発明の一実施形態の目的の一つは、木材と樹脂製材料とを接着する鍵において、両者の接着強度を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態にかかる鍵盤装置用の鍵は、木材の鍵本体部と、前記鍵本体部の上面に設けられた、樹脂製の鍵上面部と、前記鍵本体部と前記鍵上面部とを接着する接着剤と、を有し、前記鍵上面部の下面には、凹部が設けられ、前記凹部の内部には、さらに凹凸形状が形成されている。
【0007】
前記凹部の径は20μm以上500μm以下であり、前記凹凸形状の少なくとも一部の高低差は20μm以上であってもよい。
【0008】
前記鍵上面部の下面には、前記鍵本体部から見た場合に視認できる第1部分と、前記鍵本体部から見た場合に、前記第1部分の影に位置し、視認できない第2部分と、が存在してもよい。
【0009】
本発明の一実施形態にかかる鍵盤装置用の鍵は、木材の鍵本体部と、前記鍵本体部の上面に設けられた、樹脂製の鍵上面部と、前記鍵本体部と前記鍵上面部とを接着する接着剤と、を有し、前記鍵上面部の下面には、前記鍵本体部から見た場合に視認できる第1部分と、前記鍵本体部から見た場合に、前記第1部分の影に位置し、視認できない第2部分と、が存在する。
【0010】
前記鍵上面部の下面には、凹部が設けられ、前記凹部の内部に、前記凹凸形状が形成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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