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公開番号
2025095071
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023210854
出願日
2023-12-14
発明の名称
楽器
出願人
カシオ計算機株式会社
代理人
弁理士法人コスモ国際特許事務所
主分類
G10B
3/00 20190101AFI20250619BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】コンパクトな筐体でも譜面等を良好に配置可能な譜面受けを有する楽器を提供する。
【解決手段】電子鍵盤楽器は、本体ケースの上面側に設けられた前方側天板36Fと、前方側天板36Fに設けられた譜面立て40と、譜面立て40の前方側天板36Fに対する傾き角度が調整された状態で譜面立て40を支持する主調整金具50と、前方側天板36Fの譜面立て40の前方側に近接して設けられ、譜面立て40側に突出するように設けられた突出鍔部50a3を有する譜面受け50であって、主調整金具50の回動中に譜面立て40の一部が突出鍔部50a3と前方側天板36Fとの間に入り込む収容空間SPを有する譜面受け50と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
筐体の上面側に設けられた上面板と、
前記上面板に設けられた譜面立てと、
前記譜面立ての前記上面板に対する傾き角度が調整された状態で前記譜面立てを支持する回動部材と、
前記上面板の前記譜面立ての前方側に近接して設けられ、前記譜面立て側に突出するように設けられた第1突出部を有する譜面受けであって、前記回動部材の回動中に前記譜面立ての一部が前記第1突出部と前記上面板との間に入り込む空間を有する譜面受けと、を備える、
楽器。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記譜面立ては、前記上面板に対して略直立する傾き角度であるときに前記第1突出部と近接又は当接する、
請求項1に記載の楽器。
【請求項3】
前記譜面受けは、前記第1突出部と前記上面板との間で前記譜面立て側に突出するように前記上面板上に延びる第2突出部を有し、
前記譜面立ては、前記上面板に対して略直立する傾き角度であるときに前記第2突出部と当接する、
請求項1に記載の楽器。
【請求項4】
前記回動部材は、前記上面板に取り付けられた第1板状部材と、該第1板状部材に対して回動可能に接続されて前記譜面立てに取り付けられた第2板状部材と、を少なくとも有し、前記第1板状部材に対して前記第2板状部材が回動することにより、前記譜面立ての前記上面板に対する傾き角度を調整する、
請求項1に記載の楽器。
【請求項5】
前記回動部材は、その一端部が前記第2板状部材に対して前記第1板状部材側とは反対側に回動可能に接続された第3板状部材と、前記第1板状部材に設けられて前記第3板状部材の他端部と係合可能な係合部と、を有し、前記第3板状部材が前記係合部に係合されることにより前記第2板状部材が前記上面板に対して傾いた姿勢で保持される、
請求項4に記載の楽器。
【請求項6】
前記回動部材は、前記第1板状部材に前後方向に間隔を空けて設けられた複数の前記係合部を有する、
請求項5に記載の楽器。
【請求項7】
前記譜面受けは、前記空間側の面に前記第1突出部を支持するリブを有する、
請求項1に記載の楽器。
【請求項8】
前記上面板に取り付けられた第4板状部材と、該第4板状部材に対して回動可能に接続されて前記譜面立てに取り付けられた第5板状部材と、を有する補助回動部材を備える、
請求項1~7のいずれか1項に記載の楽器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、楽器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、譜面を立てるための譜面立ての傾き角度を調整することが可能な構成を備える楽器が知られている。例えば特許文献1には、鍵盤楽器の尾根板等に配置されるものであって、譜面板(譜面立て)と、譜面板の手前側に近接して設けられた譜面止め(譜面受け)と、譜面板の屋根板に対する傾き角度を調整するための蝶番と、を備える譜面台装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
平9-114448号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に開示される譜面台装置では、コンパクトな(上面の高さが低い)筐体の場合、譜面等を配置する高さが低すぎるという課題がある。
【0005】
本発明は、コンパクトな筐体でも譜面等を良好に配置可能な譜面受けを有する楽器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の楽器は、筐体の上面側に設けられた上面板と、前記上面板に設けられた譜面立てと、前記譜面立ての前記上面板に対する傾き角度が調整された状態で前記譜面立てを支持する回動部材と、前記上面板の前記譜面立ての前方側に近接して設けられ、前記譜面立て側に突出するように設けられた第1突出部を有する譜面受けであって、前記回動部材の回動中に前記譜面立ての一部が前記第1突出部と前記上面板との間に入り込む空間を有する譜面受けと、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、コンパクトな筐体でも譜面等を良好に配置可能な譜面受けを有する楽器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る電子鍵盤楽器を前方側から見た全体斜視図である。
実施形態に係る電子鍵盤楽器の本体部を後方側から見た斜視図である。
実施形態に係る電子鍵盤楽器の前方側天板の上部の左右方向中央部を後方側から見た拡大斜視図であって、譜面立てを除いた状態の拡大斜視図である。
実施形態に係る電子鍵盤楽器の主調整金具の斜視図である。
実施形態に係る電子鍵盤楽器の主調整金具の近傍を後方側から見た拡大斜視図である。
(a)及び(b)は、実施形態に係る電子鍵盤楽器における譜面立ての傾き角度の調整方法を示す模式断面図であって、前方側天板の近傍を突出板部及び主調整金具を通るY-Z平面で切断した断面図である。
(a)及び(b)は、実施形態に係る電子鍵盤楽器における譜面立ての傾き角度の調整方法を示す模式断面図であって、図6に対応する断面の断面図である。
実施形態に係る電子鍵盤楽器における譜面立てを後方側に傾倒させた状態を示す模式断面図であって、図6に対応する断面の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1に示す電子鍵盤楽器(楽器)1は、本体部10と、脚部100とを備えている。図1及び図2に示すように、本体部10は、キーカバー22によって覆われた鍵盤と、鍵盤を囲んで保持する本体ケース(筐体)30とを備えている。鍵盤を構成する複数の鍵は、本体ケース30の長手方向に沿って配列され、短手方向に沿って延在している。脚部100は、一対の側板部材110と、ペダルフレーム120と、ペダル装置130とを備えている。なお、以下では、鍵盤の複数の鍵の配列方向(X軸方向)を左右方向(X軸正方向を左方向とする)とし、各鍵の延在方向(Y軸方向)を前後方向(Y軸正方向を前方向とする)とし、電子鍵盤楽器1の上下方向(Z軸方向)を上下方向(Z軸正方向を上方向とする)として説明する。
【0010】
図1に示すように、一対の側板部材110は、両板面を左右方向に向けた姿勢で、電子鍵盤楽器1の左右両側で設置面上に立設される板状部材であり、本体ケース30を支持する。ペダルフレーム120は、各側板部材110の下側で各側板部材110の間を接続する。ペダル装置130は、ペダルフレーム120の左右方向略中央部に設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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