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公開番号2025115850
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010542
出願日2024-01-26
発明の名称端末装置、及び、端末装置用プログラム
出願人株式会社エクシング
代理人個人
主分類G10K 15/04 20060101AFI20250731BHJP(楽器;音響)
要約【課題】相手側に送信する音響信号の劣化を抑制し、品質の高い双方向通信を可能とする端末装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】端末装置(カラオケ装置)において、音響制御部25は、他の端末装置からモノラル音響信号を受信する受信手段(LAN通信部)と、受信手段が受信したモノラル音響信号を、2系統のモノラル音響信号に変換する変換手段と、2系統に分けられたモノラル音響信号の何れか一方の系統を逆相処理する逆相化手段と、逆相処理されたモノラル音響信号と、逆相処理されていないモノラル音響信号を加算する加算手段25gと、加算手段によって加算されたモノラル音響信号を他の端末に送信する送信手段(LAN通信部)と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
他の端末装置からモノラル音響信号を受信する受信手段と、
受信手段によって受信されたモノラル音響信号を、2系統のモノラル音響信号に変換する変換手段と、
2系統に分けられたモノラル音響信号の何れか一方の系統を逆相処理する逆相化手段と、
逆相処理されたモノラル音響信号と、逆相処理されていないモノラル音響信号を加算する加算手段と、
加算手段によって加算されたモノラル音響信号を他の端末に送信する送信手段と、を備えた
端末装置。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
逆相化手段によって逆相処理を実行する第1モードと、逆相化手段によって逆相処理を実行しない第2モードを切り換える切換手段を備える
請求項1に記載の端末装置。
【請求項3】
受信手段によって受信されたモノラル音響信号、または、変換手段で変換されたモノラル音響信号を分析する分析手段と、
分析手段による分析結果に基づき、加算手段で加算されたモノラル音響信号に対してエコーキャンセル処理を実行するエコーキャンセル手段を備えた
請求項1に記載の端末装置。
【請求項4】
逆相化手段によって逆相処理されたモノラル音響信号と、逆相処理されていないモノラル音響信号とをスピーカに出力する出力手段を備える
請求項1に記載の端末装置。
【請求項5】
楽曲情報に基づいて演奏を実行する演奏手段を備え、
送信手段は、演奏手段によって演奏された演奏音を、他の端末装置に送信する
請求項1に記載の端末装置。
【請求項6】
逆相化手段は、演奏手段によって演奏が実行される期間において、逆相処理を実行する
請求項5に記載の端末装置。
【請求項7】
送信手段は、マイクから入力された音響信号を、他の端末装置に送信する
請求項1に記載の端末装置。
【請求項8】
端末装置で実行される端末装置用プログラムであって、
他の端末装置からモノラル音響信号を受信する受信処理と、
受信手段によって受信されたモノラル音響信号を、2系統のモノラル音響信号に変換する変換処理と、
2系統に分けられたモノラル音響信号の何れか一方の系統を逆相処理する逆相化処理と、
逆相処理されたモノラル音響信号と、逆相処理されていないモノラル音響信号を加算する加算処理と、
加算手段によって加算されたモノラル音響信号を他の端末に送信する送信処理と、を実行する
端末装置用プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、他の端末装置と互いに音声通信を行う端末装置、及び、情報処理装置で実行される端末装置用プログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
現在、各種業界において、パーソナルコンピュータ等の端末を使用した双方向通信が活発に行われている。双方向通信では、端末で取得した映像、音声を他の端末装置に互いに送信することで、Web会議等を実現することが可能である。Web会議では、映像、音声を共有することで、遠隔地間において会議、ミーティングを行うことが可能である。
【0003】
特許文献1には、車内で電話機を通して会話を行うハンズフリーシステムにおいて、マイクロホンからの信号に対応する入力デジタルデータから、参照データに対応する成分を除去するエコーキャンセル装置が開示されている。特に、特許文献1では、複数のフィルタ部をそれぞれ通過した互いに異なる周波数帯域の信号成分を、複数のスピーカそれぞれから前記マイクロホンまでの音の到達時間に基づいて、それぞれ遅延させることとしている。このような構成により、特許文献1に開示されるエコーキャンセル装置は、参照データに対応する成分を除去する際に使用される適応フィルタの数を抑制することが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-97293号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されるエコーキャンセル装置では、参照データに対応する成分を除去する際、相手側に送信する信号についても処理されることとなり、相手側に送信する信号が劣化することが考えられる。
【0006】
本発明はこのような状況を鑑みたものであって、相手側に送信する音響信号の劣化を抑制し、品質の高い双方向通信を可能とする端末装置、並びに、端末装置用プログラムを提供することを1つの目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そのため、本発明に係る端末装置は、以下の構成を採用するものである。
他の端末装置からモノラル音響信号を受信する受信手段と、
受信手段によって受信されたモノラル音響信号を、2系統のモノラル音響信号に変換する変換手段と、
2系統に分けられたモノラル音響信号の何れか一方の系統を逆相処理する逆相化手段と、
逆相処理されたモノラル音響信号と、逆相処理されていないモノラル音響信号を加算する加算手段と、
加算手段によって加算されたモノラル音響信号を他の端末に送信する送信手段と、を備える。
【0008】
さらに本発明に係る端末装置は、
逆相化手段によって逆相処理を実行する第1モードと、逆相化手段によって逆相処理を実行しない第2モードを切り換える切換手段を備える。
【0009】
さらに本発明に係る端末装置は、
受信手段によって受信されたモノラル音響信号、または、変換手段で変換されたモノラル音響信号を分析する分析手段と、
分析手段による分析結果に基づき、加算手段で加算されたモノラル音響信号に対してエコーキャンセル処理を実行するエコーキャンセル手段を備える。
【0010】
さらに本発明に係る端末装置は、
逆相化手段によって逆相処理されたモノラル音響信号と、逆相処理されていないモノラル音響信号とをスピーカに出力する出力手段を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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