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公開番号2025140676
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024040210
出願日2024-03-14
発明の名称カラオケ装置
出願人株式会社第一興商
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類G10K 15/04 20060101AFI20250919BHJP(楽器;音響)
要約【課題】利用者の音声信号の補正を行った場合であっても、違和感の少ない歌唱音声を放音可能なカラオケ装置を提供する。
【解決手段】ピッチ差平均値を利用者毎に記憶するピッチ差平均値記憶部、カラオケ歌唱を行う複数の利用者毎のピッチ差平均値に基づいて補正対象者を特定する特定部、複数の利用者毎のピッチ差平均値に基づいて補正値を設定する設定部、特定された補正対象者が一の楽曲のカラオケ歌唱を行う際、当該カラオケ歌唱の歌唱ピッチと当該一の楽曲のリファレンスピッチとの差を求め、当該差が、設定された補正値を超えた場合、当該歌唱ピッチを、当該一の楽曲のリファレンスピッチとの差が当該補正値となるよう補正する補正部、補正された歌唱ピッチに基づいて歌唱音声を放音させる放音処理部を有するカラオケ装置。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
カラオケ歌唱において不合格と判定されたノートにおける歌唱ピッチと、リファレンスピッチとの差の平均値であるピッチ差平均値を利用者毎に記憶するピッチ差平均値記憶部と、
カラオケ歌唱を行う複数の利用者毎の前記ピッチ差平均値に基づいて、カラオケ歌唱の歌唱音声を放音させる際に音声信号の補正を行う対象となる利用者である補正対象者を特定する特定部と、
前記複数の利用者毎のピッチ差平均値に基づいて、前記補正を行うための補正値を設定する設定部と、
特定された前記補正対象者が一の楽曲のカラオケ歌唱を行う際、当該カラオケ歌唱の歌唱ピッチと当該一の楽曲のリファレンスピッチとの差を求め、当該差が、設定された前記補正値を超えた場合、当該歌唱ピッチを、当該一の楽曲のリファレンスピッチとの差が当該補正値となるよう補正する補正部と、
補正された前記歌唱ピッチに基づいて、放音手段から歌唱音声を放音させる放音処理部と、
を有するカラオケ装置。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記特定部は、複数の利用者毎の前記ピッチ差平均値に基づく標準偏差及び偏差値を用いて前記補正対象者を特定することを特徴とする請求項1記載のカラオケ装置。
【請求項3】
前記設定部は、前記利用者毎のピッチ差平均値から求めた中央値または平均値を前記補正値として設定することを特徴とする請求項1または2記載のカラオケ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はカラオケ装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
カラオケ装置は、カラオケ歌唱が上手く聞こえるようにする機能を搭載している。
【0003】
特許文献1には、カラオケ歌唱者の音声信号を歌唱旋律の周波数情報に基づいて補正することにより、伴奏が歌唱音声によく協和するようにする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平8-234772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
複数人でカラオケを行う際に、カラオケ歌唱が下手な一の利用者がいたとする。ここで、特許文献1の技術を利用して当該一の利用者の音声信号を歌唱旋律の周波数情報に基づいて補正した場合、放音される一の利用者の歌唱音声は、他の利用者の歌唱音声と比べて明らかに不自然となる。よって、一の利用者及び他の利用者が違和感を持つ可能性がある。
【0006】
本発明の目的は、利用者の音声信号の補正を行った場合であっても、違和感の少ない歌唱音声を放音可能なカラオケ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための一の発明は、カラオケ歌唱において不合格と判定されたノートにおける歌唱ピッチと、リファレンスピッチとの差の平均値であるピッチ差平均値を利用者毎に記憶するピッチ差平均値記憶部と、カラオケ歌唱を行う複数の利用者毎の前記ピッチ差平均値に基づいて、カラオケ歌唱の歌唱音声を放音させる際に音声信号の補正を行う対象となる利用者である補正対象者を特定する特定部と、前記複数の利用者毎のピッチ差平均値に基づいて、前記補正を行うための補正値を設定する設定部と、特定された前記補正対象者が一の楽曲のカラオケ歌唱を行う際、当該カラオケ歌唱の歌唱ピッチと当該一の楽曲のリファレンスピッチとの差を求め、当該差が、設定された前記補正値を超えた場合、当該歌唱ピッチを、当該一の楽曲のリファレンスピッチとの差が当該補正値となるよう補正する補正部と、補正された前記歌唱ピッチに基づいて、放音手段から歌唱音声を放音させる放音処理部と、を有するカラオケ装置である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、利用者の音声信号の補正を行った場合であっても、違和感の少ない歌唱音声を放音できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係るカラオケ装置を示す図である。
実施形態に係るカラオケ本体を示す図である。
実施形態に係るカラオケ装置の処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<実施形態>
図1~図3を参照して、実施形態に係るカラオケ装置について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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