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公開番号2025141496
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024041455
出願日2024-03-15
発明の名称情報処理装置、電子楽器、発音制御方法及びプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G10H 1/053 20060101AFI20250919BHJP(楽器;音響)
要約【課題】演奏者が音高を指定する操作を気にすることなく十分に思い通りの表現で演奏できるようにする。
【解決手段】情報処理装置のCPUは、楽曲データに含まれる表現コントロールに関する指示情報を用いずに、電子管楽器の演奏者による演奏操作に応じて入力される表現コントロールに関する演奏操作情報と楽曲データにより指定された音高とに基づいて、発音部に発音を行わせる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
楽曲データに含まれる表現コントロールに関する指示情報を用いずに、電子楽器の演奏者による演奏操作に応じて入力される表現コントロールに関する演奏操作情報と前記楽曲データにより指定された音高とに基づいて、発音部に発音を行わせる、
制御部を備える情報処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記発音部に発音を行わせる際、所定の閾値以上のベロシティ値で前記発音を行わせる、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記電子楽器における発音を指示する演奏操作に応じたタイミングで、前記発音部に前記楽曲データにより指定された音高に基づく発音を行わせる、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記表現コントロールは、エクスプレッション、ブレスコントロール又はピッチベンドのうちの少なくとも一つを含む、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記電子楽器に備えられた複数の操作子のうち予め定められた操作子が操作されたか否かに基づいて、前記表現コントロールに関する演奏操作情報に基づく表現コントロールの効果を前記発音部により発音させる音に付加させるか否かを制御する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記電子楽器に備えられた第1の操作子と第2の操作子のうち、前記第1の操作子のみが操作されたことが検出された場合、前記演奏操作情報に基づく第1の表現コントロールの効果を前記発音部により発音させる音に付加させ、前記第1の操作子と前記第2の操作子の双方が操作されたことが検出された場合、前記演奏操作情報に基づく前記第1の表現コントロールとは異なる第2の表現コントロールの効果を前記発音部により発音させる音に付加させる、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記演奏操作は、口による演奏操作である、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
請求項1~6のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
発音部と、
を備える電子楽器。
【請求項9】
コンピュータが、
楽曲データに含まれる表現コントロールに関する指示情報を用いずに、電子楽器の演奏者による演奏操作に応じて入力される表現コントロールに関する演奏操作情報と前記楽曲データにより指定された音高とに基づいて、発音部に発音を行わせる、
発音制御方法。
【請求項10】
コンピュータに、
楽曲データに含まれる表現コントロールに関する指示情報を用いずに、電子楽器の演奏者による演奏操作に応じて入力される表現コントロールに関する演奏操作情報と前記楽曲データにより指定された音高とに基づいて、発音部に発音を行わせる、
処理を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、電子楽器、発音制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、楽曲データに基づいて演奏者の演奏を補助する機能が提案されている。例えば、特許文献1には、音高指定などの操作子で操作する必要のある部分は楽曲データに従って発音し、演奏表現については、演奏者の息吹込操作に基づいて楽曲データのデータ値を補正し、補正したデータ値に応じた音を発音する電子管楽器が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-155797号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、元の楽曲データを基本として補正したデータ値に応じた音を発音するものであるため、十分に演奏者の思い通りの表現で演奏することはできない。
【0005】
本発明の課題は、演奏者が音高を指定する操作を気にすることなく十分に思い通りの表現で演奏できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明の情報処理装置は、
楽曲データに含まれる表現コントロールに関する指示情報を用いずに、電子楽器の演奏者による演奏操作に応じて入力される表現コントロールに関する演奏操作情報と前記楽曲データにより指定された音高とに基づいて、発音部に発音を行わせる、
制御部を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、演奏者が音高を指定する操作を気にすることなく十分に思い通りの表現で演奏できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る楽器システムの全体構成及び情報処理装置の機能的構成を示す図である。
図1のCPUにより実行されるメイン処理の流れを示すフローチャートである。
第1の実施形態において、図2のステップS104において実行される楽曲進行処理Aの流れを示すフローチャートである。
第1の実施形態において、図2のステップS105において実行される演奏操作処理Aの流れを示すフローチャートである。
(a)は、元々の楽音の音量が小さい場合に、その楽音にエクスプレッションをかけた場合の音量変化を示す図、(b)は、元々の楽音の音量が十分大きい場合に、その楽音にエクスプレッションをかけた場合の音量変化を示す図である。
第2の実施形態において、図2のステップS104において実行される楽曲進行処理Bの流れを示すフローチャートである。
第2の実施形態において、図2のステップS105において実行される演奏操作処理Bの流れを示すフローチャートである。
電子管楽器の操作子の部分を拡大して示す図である。
第3の実施形態において、図2のステップS105において実行される演奏操作処理Cの流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されている。そのため、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
【0010】
<第1の実施形態>
まず、本発明の第1の実施形態に係る電子楽器システム100について説明する。電子楽器システム100は、図1に示すように、情報処理装置1と、電子管楽器2とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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