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公開番号
2025145175
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024045221
出願日
2024-03-21
発明の名称
車室環境制御装置
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G10K
15/08 20060101AFI20250926BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】乗員の精神的な疲労を軽減させること。
【解決手段】車室環境制御装置230は、車両の乗員の生体情報に基づいて乗員の疲労度を示す疲労度情報を取得する乗員情報取得部231と、車室内で音のコンテンツを再生する再生部206と、乗員情報取得部231で取得された乗員の疲労度が所定値以上であると、音のコンテンツに反響効果を付加して再生するように再生部206を制御する制御部232と、を備える。
【選択図】図3A
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の乗員の生体情報に基づいて前記乗員の疲労度を示す疲労度情報を取得する乗員情報取得部と、
車室内で音のコンテンツを再生する再生部と、
前記乗員情報取得部で取得された前記乗員の疲労度が所定値以上であると、前記音のコンテンツに反響効果を付加して再生するように前記再生部を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする車室環境制御装置。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の車室環境制御装置において、
前記乗員が発する音声を前記音のコンテンツとして取得する音声取得部をさらに備え、
前記制御部は、前記乗員の音声に前記反響効果を付加して再生するように前記再生部を制御する、
ことを特徴とする車室環境制御装置。
【請求項3】
請求項1に記載の車室環境制御装置において、
前記音のコンテンツとして音楽コンテンツを取得する音楽コンテンツ取得部をさらに備え、
前記制御部は、前記音楽コンテンツに前記反響効果を付加して再生するように前記再生部を制御する、
ことを特徴とする車室環境制御装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載の車室環境制御装置において、
前記乗員情報取得部は、前記疲労度情報を乗員毎に取得し、
前記制御部は、前記再生部による前記音のコンテンツの再生音量および前記反響効果の付加量を前記乗員毎に制御する、
ことを特徴とする車室環境制御装置。
【請求項5】
請求項4に記載の車室環境制御装置において、
前記乗員毎の着座位置の明るさ情報を取得する着座環境情報取得部をさらに備え、
前記制御部は、前記着座位置の明るさが暗いほど前記音のコンテンツに対する前記反響効果の付加量を増やすように前記再生部を制御する、
ことを特徴とする車室環境制御装置。
【請求項6】
請求項5に記載の車室環境制御装置において、
前記乗員毎の前記着座位置を照明する照明部をさらに備え、
前記制御部は、前記再生部による前記着座位置毎の前記反響効果の付加量に応じて前記着座位置毎の照明光がゆらぐよう前記照明部を制御する、
ことを特徴とする車室環境制御装置。
【請求項7】
請求項1に記載の車室環境制御装置において、
前記制御部は、前記再生部による前記音のコンテンツの再生を前記乗員毎に制御するとともに、前記反響効果を付加した前記音のコンテンツの再生を、前記車両の運転席を除く着座位置で再生するように前記再生部を制御する、
ことを特徴とする車室環境制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車室の環境を制御する車室環境制御装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の技術として、車両の運転者だけでなく同乗する乗員に対しても、肉体的や精神的な疲労を軽減する技術が開発されている。例えば特許文献1(特表2013-518632号)には、シートバックレストに組み込んだマッサージ装置を制御することによって乗員に指示を伝達し、乗員を身体的および精神的に活性化するための疲労回復方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2013-518632号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、物理的な刺激を不快に感じる乗員や、主に精神的な疲労を軽減したい乗員に対しては効果が低かった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様である車室環境制御装置は、車両の乗員の生体情報に基づいて乗員の疲労度を示す疲労度情報を取得する乗員情報取得部と、車室内で音のコンテンツを再生する再生部と、乗員情報取得部で取得された乗員の疲労度が所定値以上であると、音のコンテンツに反響効果を付加して再生するように再生部を制御する制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、乗員の精神的な疲労を軽減させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
車室環境制御装置を含むIVIシステムの一例を示す模式図。
操作メニュー画面を例示する図。
車室環境制御装置の要部構成を例示するブロック図。
端末の要部構成を例示するブロック図。
車両センサ群および車室内カメラの要部構成を例示するブロック図。
入力装置および出力装置の要部構成を例示するブロック図。
プログラムによる車室環境制御処理の流れを説明するフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して発明の実施の形態について説明する。
<車室環境制御装置の概要>
実施の形態に係る車室環境制御装置は、例えば自動車等の移動する車両の車室内の人に対して、精神的な疲労を軽減させるように車室環境を制御する。実施の形態では、一例として、車室内で再生する音のコンテンツに反響効果を付加する。音のコンテンツは、音声コンテンツと、音楽コンテンツとを含む。
【0009】
一般に、車室の空間の広さは、音響的に十分な反響が得られる空間よりも狭い上に、車室の天井、壁および床は、吸音材等を用いて音の反射が抑えられている。そのため、通常は車室内で音の反響を感じることは困難である。そこで、実施の形態では、車室よりも広い空間の天井、壁および床の間で音が反射を繰り返すことにより生じる反響音を、再生装置が疑似的に生成して再生する。換言すると、音のコンテンツを再生する再生装置が、コンテンツに反響効果を付加して再生する。
車室環境制御装置は、車室内で付加する反響効果により、乗員に癒しを与え、精神的な疲労を軽減させるサービスを提供する。
【0010】
実施の形態では、車両に備えられたIVI(In-Vehicle Infotainment)システムの機能の一つとして車室環境制御装置が備えられる。このような車室環境制御装置について、さらに詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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