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公開番号2025146355
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024047083
出願日2024-03-22
発明の名称カラオケ装置
出願人株式会社第一興商
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類G10K 15/04 20060101AFI20250926BHJP(楽器;音響)
要約【課題】歌唱者の音声信号の補正を行う際に、違和感の少ない歌唱音声を放音可能なカラオケ装置を提供する。
【解決手段】声域データを取得する取得部、楽曲のリファレンスデータにおける各ノートの基準ピッチが、声域データが示す最高ピッチから最低ピッチまでの範囲に含まれるか否かを判定する判定部、補正タイミングデータを生成する生成部、補正タイミングデータに含まれる一のノートの発音開始時刻から発音終了時刻まで、歌唱者のカラオケ歌唱の歌唱ピッチを、当該補正タイミングデータに記録された基準ピッチに補正する補正部、補正された歌唱ピッチに基づいて歌唱音声を放音させる放音処理部を有するカラオケ装置。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
歌唱者が歌唱可能な最高ピッチ及び最低ピッチを示す声域データを取得する取得部と、
前記歌唱者が選曲した楽曲のリファレンスデータにおける各ノートの基準ピッチが、取得した当該歌唱者の声域データが示す最高ピッチから最低ピッチまでの範囲に含まれるか否かを判定する判定部と、
基準ピッチが最高ピッチから最低ピッチまでの範囲に含まれないと判定されたノートの発音開始時刻、発音終了時刻、及び基準ピッチを記録した補正タイミングデータを生成する生成部と、
前記楽曲のカラオケ演奏の演奏開始後、前記補正タイミングデータに含まれる一のノートの発音開始時刻から発音終了時刻まで、前記歌唱者のカラオケ歌唱の歌唱ピッチを、当該補正タイミングデータに記録された基準ピッチに補正する補正部と、
補正された前記歌唱ピッチに基づいて、放音手段から歌唱音声を放音させる放音処理部と、
を有するカラオケ装置。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記補正部は、前記補正タイミングデータに含まれる一のノートの発音終了時刻と、当該補正タイミングデータに含まれる一のノートの次のノートの発音開始時刻とが同じ時刻であった場合、当該一のノートの発音開始時刻から当該次のノートの発音終了時刻まで前記補正を行うことを特徴とする請求項1記載のカラオケ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はカラオケ装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
カラオケ装置は、カラオケ歌唱が上手く聞こえるようにする機能を搭載している。
【0003】
特許文献1には、カラオケ歌唱者の音声信号を歌唱旋律の周波数情報に基づいて補正することにより、伴奏が歌唱音声によく協和するようにする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平8-234772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、歌唱者は、歌唱可能な音域(所謂、声域)よりも広い音域を有する楽曲をカラオケ歌唱することがある。この場合、歌唱者は、声域外の音域に対応する箇所については、正しい歌唱ピッチで歌唱できない。そこで、カラオケ装置は、特許文献1の技術を用いて音声信号の補正を行うことで違和感の少ない歌唱音声を放音することができる。
【0006】
一方で、特許文献1の技術を用いた場合、声域内の音域に対応する箇所(すなわち、正しい歌唱ピッチで歌唱できる箇所)においても音声信号の補正が行われる。よって、放音される歌唱音声を聴いた歌唱者や聴衆は違和感を持つ可能性がある。
【0007】
本発明の目的は、歌唱者の音声信号の補正を行う際に、違和感の少ない歌唱音声を放音可能なカラオケ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための一の発明は、歌唱者が歌唱可能な最高ピッチ及び最低ピッチを示す声域データを取得する取得部と、前記歌唱者が選曲した楽曲のリファレンスデータにおける各ノートの基準ピッチが、取得した当該歌唱者の声域データが示す最高ピッチから最低ピッチまでの範囲に含まれるか否かを判定する判定部と、基準ピッチが最高ピッチから最低ピッチまでの範囲に含まれないと判定されたノートの発音開始時刻、発音終了時刻、及び基準ピッチを記録した補正タイミングデータを生成する生成部と、前記楽曲のカラオケ演奏の演奏開始後、前記補正タイミングデータに含まれる一のノートの発音開始時刻から発音終了時刻まで、前記歌唱者のカラオケ歌唱の歌唱ピッチを、当該補正タイミングデータに記録された基準ピッチに補正する補正部と、補正された前記歌唱ピッチに基づいて、放音手段から歌唱音声を放音させる放音処理部と、を有するカラオケ装置である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、歌唱者の音声信号の補正を行う際に、違和感の少ない歌唱音声を放音できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係るカラオケ装置を示す図である。
実施形態に係るカラオケ本体を示す図である。
実施形態に係るリファレンスデータを示す図である。
実施形態に係るカラオケ装置の処理を示すフローチャートである。
実施形態に係る補正タイミングデータを示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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