特許ウォッチ

公開番号2025132795
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024030588
出願日2024-02-29
発明の名称表示システム、表示制御装置及び表示制御プログラム
出願人京セラ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G10L 15/22 20060101AFI20250903BHJP(楽器;音響)
要約【課題】音声による対話を文字化して表示する表示システムにおいて、会話記録をユーザが後から確認できるようにする。
【解決手段】表示システムは、表示部と、音声取得部と、表示制御装置と、操作部と、サーバとを備える。表示部は、使用時に複数のユーザの間に配置される。音声取得部は、複数のユーザの何れか一人以上の音声を取得可能な位置に配置される。表示制御装置は、音声取得部から音声信号の入力を受け、音声信号が変換された文字情報を、表示部に表示させる。操作部は、表示制御装置に対する操作を受け付ける。表示制御装置は、操作部に対する第1操作及び第2操作に基づいて、第1操作を受け付けてから第2操作を受け付けるまでに表示部に表示させた文字情報を、サーバに送信するとともに、サーバに接続するための接続情報を取得し、該接続情報を表示部に表示させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
使用時に複数のユーザの間に配置される表示部と、
前記複数のユーザの何れか一人以上の音声を取得可能な位置に配置される音声取得部と、
前記音声取得部から音声信号の入力を受け、前記音声信号が変換された文字情報を、前記表示部に表示させる表示制御装置と、
前記表示制御装置に対する操作を受け付ける操作部と、
サーバと
を備える表示システムであって、
前記表示制御装置は、前記操作部に対する第１操作及び第２操作に基づいて、前記第１操作を受け付けてから前記第２操作を受け付けるまでに前記表示部に表示させた前記文字情報を、前記サーバに送信するとともに、前記サーバに接続するための接続情報を取得し、該接続情報を前記表示部に表示させる、表示システム。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記表示制御装置は、前記操作部に対する前記第１操作に基づいて、個人情報の取り扱いに関する通知を表示し、前記通知に対する前記操作部への第３操作及び前記第２操作に基づいて、前記文字情報を前記サーバに送信する、請求項１に記載の表示システム。
【請求項３】
前記接続情報は、前記サーバに接続するための２次元コード及びパスワードを含む、請求項１に記載の表示システム。
【請求項４】
前記表示制御装置は、前記接続情報を前記表示部に表示させている間、前記音声取得部による音声の取得を行わない、請求項１に記載の表示システム。
【請求項５】
前記サーバは、前記接続情報を用いて前記サーバに接続したユーザ端末に前記文字情報を表示させ、前記ユーザ端末からの要約指示を取得したとき、前記文字情報を要約した要約情報を生成又は取得し、該要約情報を前記ユーザ端末に表示させる、請求項１に記載の表示システム。
【請求項６】
前記サーバは、過去に生成又は取得した要約情報の有無を判断し、前記過去に生成又は取得した要約情報がある場合、前記ユーザ端末からの前記要約指示を取得したとき、前記要約情報の生成又は取得を行わず、過去に生成又は取得した前記要約情報を前記ユーザ端末に表示させる、請求項５に記載の表示システム。
【請求項７】
使用時に複数のユーザの間に配置される表示部、前記複数のユーザの何れか一人以上の音声を取得可能な位置に配置される音声取得部、及び、サーバと通信可能に構成される通信部と、
操作部からの入力を受ける入力部と、
前記通信部を介して前記音声取得部から音声信号を取得し、前記音声信号が変換された文字情報を前記表示部に表示させる制御部とを備え、
前記制御部は、前記操作部に対する第１操作及び第２操作に基づいて、前記第１操作を受け付けてから前記第２操作を受け付けるまでに前記表示部に表示させた前記文字情報を、前記サーバに送信するとともに、前記サーバに接続するための接続情報を取得し、該接続情報を前記表示部に表示させる、表示制御装置。
【請求項８】
使用時に複数のユーザの間に配置される表示部、前記複数のユーザの何れか一人以上の音声を取得可能な位置に配置される音声取得部、及び、サーバと通信可能に構成される通信部、並びに、操作部からの入力を受ける入力部を含む表示制御装置の制御プログラムであって、
前記通信部を介して前記音声取得部から音声信号を取得することと、
前記音声信号が変換された文字情報を前記表示部に表示させることと、
前記操作部に対する第１操作及び第２操作に基づいて、前記第１操作を受け付けてから前記第２操作を受け付けるまでに前記表示部に表示させた前記文字情報を、前記サーバに送信するとともに、前記サーバに接続するための接続情報を取得し、該接続情報を前記表示部に表示させることと
を含む処理を前記表示制御装置の制御部に実行させる、表示制御プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、表示システム、表示制御装置及び表示制御プログラムに関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、パーティションを挟んで窓口の担当者及び来訪者等のユーザが対話する場面において、少なくとも一方から発話された音声を文字情報に変換して、相手の話者が視認可能な透過性のあるディスプレイに表示する技術が提案されている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－１２４６１５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、従来の技術では窓口の担当者と来訪者とで会話した内容を会話記録として後から確認することができないという課題があった。
【０００５】
したがって、この点に着目してなされた本開示の目的は、音声による対話を文字化して表示する表示システムにおいて、会話記録をユーザが確認できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
一実施形態において、（１）表示システムは、使用時に複数のユーザの間に配置される表示部と、前記複数のユーザの何れか一人以上の音声を取得可能な位置に配置される音声取得部と、前記音声取得部から音声信号の入力を受け、前記音声信号が変換された文字情報を、前記表示部に表示させる表示制御装置と、前記表示制御装置に対する操作を受け付ける操作部と、サーバとを備える表示システムであって、前記表示制御装置は、前記操作部に対する第１操作及び第２操作に基づいて、前記第１操作を受け付けてから前記第２操作を受け付けるまでに前記表示部に表示させた前記文字情報を、前記サーバに送信するとともに、前記サーバに接続するための接続情報を取得し、該接続情報を前記表示部に表示させる。
【０００７】
（２）上記（１）の表示システムにおいて、前記表示制御装置は、前記操作部に対する前記第１操作に基づいて、個人情報の取り扱いに関する通知を表示し、前記通知に対する前記操作部への第３操作及び前記第２操作に基づいて、前記文字情報を前記サーバに送信することができる。
【０００８】
（３）上記（１）又は（２）の表示システムにおいて、前記接続情報は、前記サーバに接続するための２次元コード及びパスワードを含むことができる。
【０００９】
（４）上記（１）から（３）の何れかの表示システムにおいて、前記表示制御装置は、前記接続情報を前記表示部に表示させている間、前記音声取得部による音声の取得を行わなくてよい。
【００１０】
（５）上記（１）から（４）の何れかの表示システムにおいて、前記サーバは、前記接続情報を用いて前記サーバに接続したユーザ端末に前記文字情報を表示させ、前記ユーザ端末からの要約指示を取得したとき、前記文字情報を要約した要約情報を生成又は取得し、該要約情報を前記ユーザ端末に表示させることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許