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公開番号2025132850
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024030684
出願日2024-02-29
発明の名称電源制御装置及び電源制御方法
出願人京セラ株式会社
代理人TRY国際弁理士法人
主分類H02J 3/00 20060101AFI20250903BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】分散電源の制御を適切に修正することを可能とする電源制御装置及び電源制御方法を提供する。
【解決手段】電源制御装置は、2以上の施設の各々に設置される分散電源の全体に関する推定予測誤差に基づいて、前記分散電源の全体によって調整可能な全体調整可能電力量を特定する制御部と、前記全体調整可能電力量を示す情報を電力管理装置に送信する送信部と、を備え、前記制御部は、前記分散電源の各々の重付値に基づいて、前記推定予測誤差を前記分散電源の各々に分配する第1処理を実行し、前記分散電源の各々に分配された前記推定予測誤差に基づいて前記分散電源の各々を制御する第2処理を実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
2以上の施設の各々に設置される分散電源の全体によって調整可能な全体調整可能電力量を電力管理装置に送信する送信部と、
前記分散電源を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記分散電源の全体に関する推定予測誤差に基づいて、前記分散電源の全体によって調整可能な全体調整可能電力量を修正する第1処理を実行し、
前記分散電源の各々の重付値に基づいて、前記推定予測誤差を前記分散電源の各々に分配する第2処理を実行し、
前記分散電源の各々に分配された前記推定予測誤差に基づいて前記分散電源の各々を制御する第3処理を実行する、電源制御装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
所定期間を対象として、電力系統の需給調整を要請する調整要請を受信する受信部と、
前記制御部は、前記調整要請を受信する前において、前記第3処理を実行する、請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項3】
所定期間を対象として、電力系統の需給調整を要請する調整要請を受信する受信部と、
前記制御部は、前記調整要請を受信した後であって、前記調整要請によって調整が要請される単位期間の開始前において、前記第3処理を実行する、請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項4】
2以上の施設の各々に設置される分散電源の全体によって調整可能な全体調整可能電力量を電力管理装置に送信するステップと、
前記分散電源の全体に関する推定予測誤差に基づいて、前記分散電源の全体によって調整可能な全体調整可能電力量を修正する第1処理を実行するステップと、
前記分散電源の各々の重付値に基づいて、前記推定予測誤差を前記分散電源の各々に分配する第2処理を実行するステップと、
前記分散電源の各々に分配された前記推定予測誤差に基づいて前記分散電源の各々を制御する第3処理を実行するステップと、を備える、電源制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電源制御装置及び電源制御方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電力系統の電力需給バランスの安定化のために、蓄電装置などの分散電源を用いる仕組み(以下、VPP(Virtual Power Plant))が注目を集めている(例えば、特許文献1、2)。
【0003】
ところで、VPPにおいては、順潮流電力の減少又は発電電力の減少を要請する調整要請(以下、DR要請)が想定される。例えば、電力管理装置に代わって分散電源を制御する電源制御装置は、電力管理装置から受信するDR要請に応じて、施設に設置される分散電源を制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2015/041010号パンフレット
国際公開第2016/084396号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電力管理装置に代わって電源制御装置が分散電源を制御するケースにおいて、電源制御装置から電力管理装置に対して、電源制御装置が制御する分散電源の全体で調整可能な電力量を示す情報を送信することが想定される。なお、分散電源の全体で調整可能な電力量については、分散電源の全体の推定予測誤差を考慮して特定されることも想定される。
【0006】
しかしながら、分電電源の各々で調整可能な電力量の推定予測誤差は、分散電源又は施設の各々で異なる可能性がある。従って、電源制御装置によって制御する分散電源が設置される施設の全体について、需要電力の実績値が需要電力の計画値から乖離するケースなどにおいて、分散電源の制御を修正する必要が生じた場合に、分散電源の全体の推定予測誤差を考慮するのみでは、分散電源又は施設の各々の推定予測誤差が考慮されていないため、分散電源(又は施設)の各々の調整では乖離を調整しきれない可能性がある。
【0007】
そこで、本開示は、上述した課題を解決するためになされたものであり、分散電源の制御を適切に修正することを可能とする電源制御装置及び電源制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
開示の態様は、2以上の施設の各々に設置される分散電源の全体によって調整可能な全体調整可能電力量を電力管理装置に送信する送信部と、前記分散電源を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記分散電源の全体に関する推定予測誤差に基づいて、前記分散電源の全体によって調整可能な全体調整可能電力量を修正する第1処理を実行し、前記分散電源の各々の重付値に基づいて、前記推定予測誤差を前記分散電源の各々に分配する第2処理を実行し、前記分散電源の各々に分配された前記推定予測誤差に基づいて前記分散電源の各々を制御する第3処理を実行する、電源制御装置である。
【0009】
開示の態様は、2以上の施設の各々に設置される分散電源の全体によって調整可能な全体調整可能電力量を電力管理装置に送信するステップと、前記分散電源の全体に関する推定予測誤差に基づいて、前記分散電源の全体によって調整可能な全体調整可能電力量を修正する第1処理を実行するステップと、前記分散電源の各々の重付値に基づいて、前記推定予測誤差を前記分散電源の各々に分配する第2処理を実行するステップと、前記分散電源の各々に分配された前記推定予測誤差に基づいて前記分散電源の各々を制御する第3処理を実行するステップと、を備える、電源制御方法である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、分散電源の制御を適切に修正することを可能とする電源制御装置及び電源制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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