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公開番号
2025088480
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023203203
出願日
2023-11-30
発明の名称
繊維構造体
出願人
株式会社ワコール
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G10K
11/16 20060101AFI20250604BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】製造もリサイクルも容易であり、且つ、所定の音響性能を実現することができる繊維構造体を提供する。
【解決手段】繊維構造体200は、同一の樹脂材料からなるメルトブローン繊維の繊維構造体である。繊維構造体200は、表面201aと背面202aの間において所定の厚みを有し、嵩密度が厚み方向の少なくとも2つの部分において異なる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
同一の樹脂材料からなるメルトブローン繊維の繊維構造体であって、
表面と背面の間において所定の厚みを有し、嵩密度が厚み方向の少なくとも2つの部分において異なる、繊維構造体。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記表面を含む表面部と、前記背面を含む背面部と、前記表面部と背面部の間に位置する中間部とを有し、
前記背面部の嵩密度が、前記中間部の嵩密度よりも大きい、請求項1に記載の繊維構造体。
【請求項3】
前記表面を含む表面層と、前記背面を含む背面層と、前記表面層と背面層の間に位置する中間層とを有し、
前記表面層の嵩密度と前記中間層の嵩密度が異なり、前記背面層の嵩密度と前記中間層の嵩密度が異なる、請求項1に記載の繊維構造体。
【請求項4】
前記背面層の嵩密度は前記中間層の嵩密度よりも大きい、請求項3に記載の繊維構造体。
【請求項5】
前記中間層は、前記背面層の嵩密度よりも小さく且つ互いに異なる嵩密度を有する2つ以上の分割層からなる、請求項4に記載の繊維構造体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、吸音材等に利用される繊維構造体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、吸音材等に利用される積層体として、例えば特許文献1に記載されるように、繊維集合体を含む面材と、樹脂発泡成形体を含む基材とを含む積層体が知られている。繊維集合体は、平均繊維径が10μm以下であるメルトブローン繊維と、メルトブローン繊維中に分散されたバインダー繊維とを含む。面材と基材とは、これらに含まれる樹脂を加熱により軟化又は融解させ、圧力を加えることで熱接着される。接着剤等が別途用いられる場合もある。
【0003】
また特許文献2に記載されるように、平均繊維径0.3μm以上7μm以下の少なくとも1層の極細繊維層と、平均繊維径10μm以上30μm以下の少なくとも1層の連続長繊維層とが接着により一体化された不織布が知られている。積層された不織布は、複合吸音材の表皮材に用いられる。極細繊維層は、メルトブロー法によって製造され、連続長繊維層は、スパンボンド法によって製造される。メルトブロー法による繊維層は「M」で表され、スパンボンド法による繊維層は「S」で表される。不織布の積層構造として、SM型、SMS型、及びSMMS型等が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-077095号公報
国際公開第2020/122205号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記したように、異なる繊維層を重ね合わせて接着等により一体化させた積層体が知られている。しかし、各繊維層において異なる樹脂材料が用いられる場合が多いため、製造上の手間を要する。また、異なる樹脂材料が一体化されているので、リサイクルにも手間を要する。
【0006】
本発明は、製造もリサイクルも容易であり、且つ、所定の音響性能を実現することができる繊維構造体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]本開示の一態様は、同一の樹脂材料からなるメルトブローン繊維の繊維構造体であって、表面と背面の間において所定の厚みを有し、嵩密度が厚み方向の少なくとも2つの部分において異なる。
【0008】
[1]の繊維構造体によれば、同一の樹脂材料を用いてメルトブロー法によって樹脂繊維(メルトブローン繊維)を堆積させるだけで繊維構造体を形成できるので、複数種類の樹脂材料を用意する必要もなく、また複数の繊維層を接着する必要もない。したがって、製造が容易である。また繊維構造体は同一の樹脂材料からなるので、樹脂の種類に応じて繊維構造体の各部を分離するといった手間も不要であり、リサイクルも容易である。そして嵩密度が厚み方向の少なくとも2つの部分において異なることにより、それぞれの特性が組み合わされるため、所定の音響性能を実現することができる。
【0009】
[2]上記[1]の繊維構造体において、表面を含む表面部と、背面を含む背面部と、表面部と背面部の間に位置する中間部とを有し、背面部の嵩密度が、中間部の嵩密度よりも大きくてもよい。この場合、繊維構造体の形状維持性を向上させるとともに、透過音を低減することができる。
【0010】
[3]上記[1]の繊維構造体において、表面を含む表面層と、背面を含む背面層と、表面層と背面層の間に位置する中間層とを有し、表面層の嵩密度と中間層の嵩密度が異なり、背面層の嵩密度と中間層の嵩密度が異なっていてもよい。この場合、繊維構造体が多層構造となるため、吸音性・遮音性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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